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腰は低く、志は高く。常に依頼者の立場を考え、パイプ役を全うしたい

行政との橋渡し役として、相談に乗ってくれるプロ

藤澤正寛

行政との橋渡し役として、相談に乗ってくれるプロ 	藤澤正寛さん
藤澤正寛さん商談風景

#chapter1

民事、自動車、企業の3本柱で依頼人へ誠実に向き合う「特定行政書士」

 人生の節目が来ると、何らかの決断や契約に伴い、書類を作成したり、官公庁に提出したりと手続きが必要になります。そんな時、自分の力だけで解決するのは大変。そこで、個人や企業と、行政をつなぐパイプ役として、頼りになるのが行政書士。「行政書士 あなたの法務事務所」の藤澤正寛さんは、2014年から行政書士として活動しています。
 一般的に、各種手続きで行政書士が扱える書類は、1万種以上あるとも言われていますが、その中でも藤澤さんが得意分野として手がけているのが、大きくわけて、民事法務、自動車業務、企業法務という3つの柱。
 民事法務とは、遺言書作成や相続手続きに関する相談、自動車業務は、車庫証明や登録・変更に関すること、企業法務は、法人設立や許認可申請といった内容です。
 「今の仕事で最も多いのが、ディーラーさんから依頼されて車庫証明を作成する仕事です」と藤澤さん。
 穏やかで優しく、敷居の高さを一切感じさせない藤澤さんの人柄を表すこんなエピソードも。「民事法務で相続手続きに関わった時のことです。亡くなられた方には、相続人が10人以上いらっしゃり、依頼者はご主人が亡くなられて一人暮らしという80歳を超えた奥様でした。年金暮らしで借家にお住まいで、今後も初盆などの費用もかかりますので、手元に少しでもお金が残るよう支援しました」。
 時に、税理士や司法書士など、他士業との連携も発生しながらも、なるべく依頼者の気持ちを汲み取って仕事を進めていきたいと寄り添う姿は、誠実そのもの。

#chapter2

20代の苦悩や挫折を乗り越えて、今の自分がある

 現在30代半ばの藤澤さんが、行政書士になるまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
 親戚に障害を抱えた叔母さんがいたので、高校の頃は、心理カウンセリングやソーシャルワーカーに意識が向くようになりました。そして大阪の大学の社会学部に入学し、心理学を専攻。しかし実践的な講義が少なかったことから次第に興味が薄れ、将来の道を司法書士へと方向転換します。「勉強していくと民法や会社法など、身近な法律の知識が深まっていくのがすごく楽しくなり、また友達から法律について相談されるのも嬉しくて、どんどんのめり込んでいきました」。 
 卒業後は大阪に残り、司法書士事務所でのアルバイトや、資格学校で派遣社員として働きながら、司法書士の資格を取得するために猛勉強します。「時には、親からの仕送りだけで勉強を続けた時期や、心が折れて勉強から離れていた時期もありました」。
 毎日誰とも話さず勉強三昧で、最低限のお金で暮らし、贅沢することもなく、スーパーで半額の惣菜を買う日々。孤独と向き合う20代でした。

 そんな藤澤さんが、地元へ帰ることになったのは2013年。「公務員の父が、行政事務を20年以上続けたことで行政書士の資格が取得でき、定年退職後に事務所を開くので、手伝いをしないかと言われたのがきっかけです」。その時、心の中を占めていたのは、試験に合格することなく、挫折して故郷へもどる悔しさと情けなさ。「何一つ成し遂げられずに帰る惨めさがあり、司法書士の勉強を辞めると決めた時は、人生が終わった気持ちでした。これまでずっと応援してくれていた両親に、司法書士に合格して恩返しをするんだと思ってましたから。その志が達成できず辛かったです」と振り返ります。

 その思いを振り切るかのように、父の補助をしながら行政書士の勉強を始めた翌年、試験に見事合格。行政書士として登録したのを機に、父は事務所を退き、一人で新しい道を進むことになったのです。
 かつて節約生活を送っていた藤澤さんだからこそ、ホームページや看板などはすべて自分で手作りという慎ましさも。「ようやく人生がスタートした気分です。20代の葛藤や挫折はマイナスだと思っていましたが、これからはそれがプラスになるよう活かしていき、両親への恩返しはもちろん、依頼に来られた方にも全力で対応していきます」。
 さまざまな苦労や壁を乗り越えたからこそにじみでる人柄や真摯な思いが、これからの活躍を期待させます。

藤澤正寛さん仕事風景

#chapter3

目標へ向かってコツコツと努力する姿勢を大切に

 現在は、行政書士として活動する傍ら、元々志していたソーシャルワーカーの勉強を再開し、社会福祉士の試験にもトライしようと仕事の合間をみて勉強をしている藤澤さん。
それには、通信の学校に1年間半通い、レポートを提出するなどして、学科を卒業できて初めて、国家試験を受けることができるのだそう。自分が抱いた目標へ向かってコツコツ努力する姿は、昔も今も変わりません。

 そんな藤澤さんが、今後さらに力を入れていきたいのが、農地転用の依頼。「遺言の相談を受けた時、一緒に話をされることが多いので必要だと感じています。もっと知識や経験を増やして、多くの方の相談に応えることができるよう、頼られる存在になりたいです」と目を輝かせていました。

(取材年月:2019年1月)

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藤澤正寛

行政との橋渡し役として、相談に乗ってくれるプロ

藤澤正寛プロ

行政書士

行政書士 あなたの法務事務所

 民事法務、自動車業務、企業法務の3本柱を持つ頼れる特定行政書士。車庫証明申請の実績は1,000件以上。お客様のご依頼に、誠実に向き合います。

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