ブラインド修理のプロ
森島武己
Mybestpro Interview
ブラインド修理のプロ
森島武己
#chapter1
「ブラインドが斜めになって動かなくなってしまった」「修理してもらいたいがどこへ連絡すればいいかわからない」「修理と新品にする費用の違いは?」など、ブラインドに関する相談先を探している人はいませんか?
森島武己さんと鈴美さん夫妻が営む「ティーエム美装」では、ブラインドやロールスクリーンの修理、メンテナンス、取り付けなどを専門に行っています。
大手ブラインドメーカーの専属施工業者として、30年以上にわたり仕事をしてきたという武己さん。個人宅や店舗のほか、大型施設、オフィスビルとさまざまな現場を手がけてきたベテランです。
武己さんによると、ブラインドを修理する場合、通常は窓から取り外してメーカーに送らなければなりません。しかし、それではブラインドが戻ってくるまでの間、外側から建物の中が丸見えになってしまいます。
店舗であれば、「店内に陳列していた商品が日焼けしてしまう」「夜などは無防備で怖い」などの不安を感じる人も多いため、武己さんは修理に迅速に対処することをモットーとしています。
「どこが壊れているのか、必要な部品は何かを知るため、お客さまには事前に写真を撮ってメールやLINEなどで送ってもらうこともあります。修理当日は私が現地に赴いて、取り外しから分解、消耗部品の交換、組み立て、取り付けまで、できるだけその日のうちに完了するよう努めています」
コードで昇降や角度調整を行うギア式ブラインドや人気の木製ブラインド、縦型のバーチカルブラインド、そして年代物からメーカー不明のものまで「ほとんどの種類に対応できる自信があります」と武己さん。
#chapter2
以前に勤めていた自動車販売会社では、整備士や営業職の部署に在籍していたという武己さん。「そのころ、ブラインドメーカーで『施工する職人さんが足りない』との話を聞き、
整備士をしていたこともあって手先が器用だし、ブラインドの設置や修理をやってみようと思いました」
そして、1989年に独立開業。この30年間で、住宅や店舗、そして三重県庁をはじめとする官公庁、文化施設、医療機関、小中学校、老人ホームなど、数多くのブラインド施工などで実績を積んできました。近年では量販店などに顧客が流れ、新品の取り付け工事は減っているそうですが、「私の強みは、これまでの仕事で培ってきた修理やメンテナンスの技術と、経験から学んだ知識を備えていることです」と武己さん。
ブラインドだけでなく、カーテンやジャバラ式のアコーディオンカーテン、インテリア性の高い装飾レールのほか、床材、クロス(壁紙)といった内装材も取り扱い、バリエーション豊かな商品を展開しているのも特徴です。
「お客さまがどんな空間にしたいと望んでおられるのか、じっくり耳を傾けて商品をおすすめした結果、『部屋が明るくおしゃれになった』『気持ちが落ち着いてとても居心地がいい』と喜びの声をいただいたときが最もうれしいですね」と武己さんは照れながら話します。
#chapter3
最近では、新型コロナウイルス感染防止のためのビニールカーテンや間仕切り、ついたてなどの需要も増えており、武己さんのもとではこうした商品も扱っています。
「特に飲食店や、病院、介護福祉施設では、取り付けや取り替え、メンテナンスなどが今後も必要になってくるでしょう。そうしたご要望にもお応えていくつもりです」と頼もしい表情を見せます。
武己さんがベテラン職人なら、妻の鈴美さんは広報担当。「ティーエム美装の窓装飾アドバイス」と題したYouTubeの番組では、「赤ちゃんがいるお家のカーテン選びのポイント」「図面では気づきにくい注意点」「ブラインドのお掃除やクリーニング」といったワンポイントアドバイスを定期的に配信。「これまでの経験がお客さまのためになれば幸いです」と鈴美さんは話します。
「興味がある方は会社名で検索してみてください。私は口べたなので、妻の存在は心強いですね」と武己さんは照れ笑い。
最後にはこんな提案も。「ブラインドやカーテンはいつも目にするもの。ですから、日よけやプライバシー保護といった目的だけでなく、毎日見ていて気持ちがワクワクしたり、心が安らいだりするような商品を選んでいただくのも大切な要素だと思います。窓辺を美しく整えて、日々の暮らしに豊かな彩りを添えるお手伝いができればうれしいです」
(取材年月:2021年3月)
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ティーエム美装
大手ブラインドメーカーの専属工事業者として30年間、携わってきた実績や経験を活かし、ブラインドの現地修理、メンテナンス、取り替えなどに対応。年代物やメーカー不明でも拝見いたします。
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