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労務に関する煩雑な事務のアウトソーシングで、企業の成長をサポート

アウトソーシングで企業の成長を支える人事・労務のプロ

酌井敦史

酌井敦史 しゃくいあつし
酌井敦史 しゃくいあつし

#chapter1

給与計算や保険手続き、36協定など就業規則についてもコンサルティング

 「煩雑な事務をする時間や人手が足りない」「人材の確保が年々難しくなっている」といった経営者の声に応えるのは、三重県伊勢市で「酌井社会保険労務士事務所」を開く酌井敦史さん。人事・労務関連の業務を請け負うアウトソーシングを主軸に、中小企業の労働環境の整備、改善をサポートする社会保険労務士です。

 「当方では、月々の給与計算をはじめ、労働・社会保険の年度更新、育児・介護休業の手続きといった実務の多くを丸投げしていただけるプランを用意しております。自社で専任者を雇わずにすむので人件費を抑えることができ、コスト的にも作業的にも負担を減らせます」
 労使トラブルの予防策として、就業規則についてもコンサルティング。社員、パートタイマーなど、それぞれの雇用形態によって、労働時間や賃金が法律に適合しているか、会社の実情に即しているかを診断し、適切に整えます。

 県内はもとより遠くは広島県にもクライアントを持ち、こども園や障がい者施設といった福祉分野、農業や漁業、製造業、飲食業など業種も多様。かつて建設組合に在職したことから、建設業の依頼も多いとか。
 「時間外・休日における労働を締結する36協定の策定だけでなく、予期せぬ労働災害でも当方が給付まで道筋を立てます」

 支援内容が多岐にわたる酌井さん。「多くの経営者や人事総務の担当者は、常に手続き書類の不備を心配し、人材不足の不安を頭の片隅に抱えながら仕事をしています。ノウハウを持つ当事務所にアウトソーシングし、お客さまには本業に専念していただきたいですね」

#chapter2

勤怠管理・集計システムの導入による労務の効率化や、人材発掘も支援

 「給与計算のミスもなくなり、時間に追われることもなくなった。酌井さんのおかげで楽になったわあ」。ある経営者から寄せられた言葉で、「この一言をいただくために仕事をしています」と笑顔を見せる酌井さん。クライアントの課題に応じた解決策を出すため、要望や悩みを細やかにくみ取ることを心掛けています。

 「お客さまがいつでもお問い合わせができるようWEBのチャットツールを活用。当方からは、事業資金を補う補助金などの役立つ情報を発信するようにしています」

 近年増えているのは、労務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化に関する相談。効率化を図るため、勤怠入力アプリや自動集計システムの導入をアドバイスしています。
 「従業員の勤務時間などをエクセルに手入力していた企業に労務管理ソフトを入れたところ、残業時間の把握や給与計算の時間を大幅に削減することができました」

 人材不足を嘆く経営者の声を受け、酌井さんは求人企業と求職者をマッチングするサービス「メグリア」を立ち上げ、伊勢市、松阪市など南勢地域を中心に人材発掘を支援。求職者から希望の業種や職種などをヒアリングし、企業との橋渡しをしています。

 「先日もある求職者に建設業をご紹介したところ、たまたまお父さまと会う機会があり『息子は喜んで仕事に行っています』とお礼をいただきました。企業と人の良好な関係性を築く専門家・社労士として、良い巡り会いをお手伝いできると自負しています」

酌井敦史 しゃくいあつし

#chapter3

心理学を生かすべく社労士の道に進み、セミナーや社員研修、講演会も担当

 伊勢市で育ち、小、中、高校とサッカーに明け暮れた酌井さんは、愛知県の大学に進学し、スポーツシーンなどで応用される心理学を専攻。人間の行動と動機について理解を深めるモチベーション理論などの研究に打ち込みました。

 「大阪の大学院にも進んだのですが、3日間寝ずに論文を書くなどの無理がたたり、体調を崩してしまいました。電気やガスが止められた部屋の中で、何もやる気がなくただじっとする日が続き、苦しい経験をしただけに、今は大抵のことは乗り越えられます」

 その後、心配した父親の提案で故郷の伊勢商工会議所に就職。経営相談のほか、伊勢神宮で20年に1度行われる式年遷宮に合わせたイベントの運営など、やりがいのある仕事を経験し、元気を取り戻していきました。

 商工会議所で魅力的な経営者に多く接するうちに独立開業の意志が芽生え、心理学の知識を生かすことができる社会保険労務士の資格取得を決意。愛知県建設組合に転職し実務を経験しながら勉強を重ね、2018年に事務所を開設しました。

 現在はセミナーや企業の社員研修、講演会に講師として呼ばれ、働き方改革や求人票の書き方、助成金について伝えています。

 「コミュニケーション研修では、私が好きなドイツのボードゲームを取り入れています。普段おとなしい人が自分の意見を言えるようになるなど、見ていて楽しいですよ」

 さらに業務を拡大したいと話す酌井さん。今後も経営者をバックアップし、働く全ての人に寄り添っていきます。

(取材年月:2024年4月)

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酌井敦史

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酌井敦史プロ

社会保険労務士

酌井社会保険労務士事務所

要望や悩みを丁寧に聴取し、顧客一人一人に合った解決策を提案。アプリやソフトの導入など事務のDX化でも力になります。人事・労務に関する事務のアウトソーシングを通じ、本業に専念できる態勢づくりをお手伝い。

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