スポーツによるケガや慢性的な痛みを解消に導くプロ柴田晃司

スポーツによるケガや慢性的な痛みを解消に導くプロ

柴田晃司

不調の原因を見極めオーダーメードの施術を提案し、スポーツ選手の早期復帰にも寄り添う

　「体のことで気になることがあれば、まずはお聞かせください」と呼び掛けるのは、四日市あすなろう鉄道西日野駅から徒歩8分にある「にしひの鍼灸接骨院」院長の柴田晃司さん。鍼灸師と柔道整復師のダブルライセンスで、ケガのほか、肩こりなど慢性的な痛み、生理痛などの不調と、幅広い悩みに対応しています。

　施術は、はり・きゅう、徒手による施術、電気療法の三つを組み合わせ、体の状態にあわせてオーダーメードで提案します。
　「例えば、デスクワークやスマホの使い過ぎなどによる肩や首の痛みには、凝り固まった筋肉を電気ほぐして血流をよくしてから、はりを施します。『はりはこわい』という方には、代わりの電気や超音波の刺激を与えるなど、多様な選択肢を示せることは強みです」

　不調の根本原因を特定するため、カウンセリングに重点を置き、独立以前に勤めていた総合病院のリハビリ科での経験も生かします。
　「病院では、大小さまざまなケガの処置にあたってきました。体の状態をイメージできるよう説明し、納得して施術を受けてもらうように心掛けています。状態によっては、まず病院で診てもらうよう勧める場合もあります」

　中でも得意とするのが、スポーツ外傷・障害です。柴田さん自身も、小学生の頃から野球を続けており、ケガでプレーできない苦しみを経験したことで、同じように悩む選手の早期復帰をサポートしたいという思いを強めたそう。
　「大事な試合を控えていると本人だけでなくご家族も焦りますが、体を休ませつつ、競技復帰後に全力のパフォーマンスを発揮できるタイミングを見極めます」

美容鍼に力を入れ、健康と美をトータルでサポートする場を提供

　柴田さんは美容鍼にも力を入れており、主に30代～50代女性から支持を集めているそうです。
　「健康と美はつながっています。例えば、肩や首のこりは、血流の滞りが要因なので、肌の状態にも影響します。体を整えることでキレイを導き、健康と美容をトータルでサポートしたいと考えています」

　多く寄せられるのが、「マスクを外すとたるみが気になる」「肌の乾燥やシミが目立つ」といった悩みだとか。
　「日本人は表情筋を動かさない傾向があるため、普段使わない筋肉にはりで働きかけ、血流を改善し、トーンアップやフェイスラインの引き締めにつなげます。また、肌の真皮層が刺激されると、はりやツヤを司るコラーゲンやエラスチンといった美肌成分の生成が促されます。同じ建物内でフェイシャルケアに特化したエステサロンも経営しているので、あわせて利用すると相乗効果が期待できますよ」

　はりは、自律神経の乱れから引き起こされるさまざまな不調にもアプローチできます。不眠や慢性的な頭痛、めまい、生理痛のほか、赤ちゃんの夜泣きには、はりを刺さない小児はりも手掛けます。
　「自律神経のバランスを整えることで改善に導くため、子どもに限らず、薬に頼りたくないという人におすすめです」

　さらに、むち打ちなど交通事故のケガでも多くの実績があります。近隣の整形外科クリニックと連携し、医療機関での治療と並行してはり施術を行うことも可能です。
　「交通事故では、痛みが長引くケースも少なくないので、はりを併用して、痛みを残さないようケアします」

野球でケガをした悔しさを原点に、病院のリハビリ科勤務を経て開業

　柴田さんがこの道に進んだのは、小学生から続けている野球での経験からだそうです。
　「ひじを痛めるなど、ケガで何度かプレーができず悔しい思いをしたときに、接骨院や鍼灸院で、回復をサポートしてもらったことがきっかけです。一方で、部活の先輩に『マッサージがうまいからやって』とよく頼まれたことも、自分の得意分野で人に喜んでもらえると興味を持った理由の一つですね」と振り返ります。

　鍼灸の勉強から始め、施術の幅を広げるため柔道整復師の資格も取得。総合病院のリハビリ科で約5年の経験を積みました。
　「病院では、骨折や脱臼など救急車で運ばれるような大けがの処置も手掛けました。診察前の問診を担当し、さまざまな症例のレントゲン画像を数多く見てきたことで、判断力が養われたと思います。ケガの応急処置のほか、スポーツ外傷のリハビリ指導にもあたりました」

　地元に貢献したいと出身地である四日市市で、2018年に独立開業。クチコミで評判となり、紹介やリピートが多くを占めているとか。
　「体のことで何か困ったときに、相談相手として思い出してもらえるのはうれしいですね。気になることがあれば、相談していただければ、さまざまな形でお応えできます。特にはりは、体の痛みや不調のみならず、美容の悩みにも幅広く対応できます。最近はSNSなどの影響でその魅力が徐々に知られてきていると感じるので、地域の方々にも良さを伝えていきたいですね」

（取材年月：2024年5月）

鍼灸と手技療法、物理療法を組み合わせ、ケガや慢性的な痛みなど幅広い悩みに応える

不調の原因を見極めオーダーメードの施術を提案し、スポーツ選手の早期復帰にも寄り添う

美容鍼に力を入れ、健康と美をトータルでサポートする場を提供

野球でケガをした悔しさを原点に、病院のリハビリ科勤務を経て開業

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