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損害保険会社や共済の商品をそろえ、物価高でも無理なく続けられる自動車保険を提案

顏の見える関係性を築き、信頼に応える損害保険のプロ

西村裕二

ご要望や気になることなど、何でもお話しください
補償内容をきちんと理解した上で、保険の見直しをしましょう

#chapter1

親の等級を子どもに引き継ぎ、補償内容はそのままに保険料を抑えるのも一つの選択肢

 「物価高騰などを背景に出費がかさむ昨今、家計で固定費の削減を検討する際、真っ先に思い浮かぶのは保険料でしょう。予期せぬ事故やトラブルから守ってくれる自動車保険も、見直しのポイントを押さえれば、現在の補償内容を落とさず、支払額を減額することができます」

 こう話すのは、二級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持ち、2007年から高知市内で損害保険商品を販売する西村裕二さん。2017年に法人化を果たし、保険代理店「リスクガード」を設立しました。現在、西日本自動車共済、日新火災、損保ジャパン、高知県火災共済の4社の商品を取り扱い、自動車保険を中心に、相談者の要望やライフスタイルに合わせたプランを提案しています。

 例えば、子どもが免許を取って自動車保険に入る時、親が持つ等級を引き継ぎ、親は新たに保険に加入するのも、保険料を抑える一つの方法です。

 「事故のリスクを表す指標の等級は1~20まであり、数字が大きいほど保険料の割引率は大きくなります。運転初心者である子どもの等級は低く保険料も割高ですが、親の高い等級を使うことで保険料が安くなります。親の保険料が以前より高くなっても、年齢割引によって金額を抑えることができるので、トータルでみれば、引き継ぎをした方が安くなるというわけです」

 自動車保険の多くは1年ごとの契約。時間の余裕を持ち、遅くとも満期の2カ月前ぐらいには見直しを始めてほしいと言います。

 「お子さんが進学や就職で別居していると要件を満たしません。同居のうちに名義変更を済ませるなどタイミングも重要です」

#chapter2

自分に非がない自動車事故でも過失責任が問われる? 万一に備えて補償内容の確認を

 自動車事故が起きると、損害に応じて賠償金が発生します。当事者双方にどれくらい責任があるかを示す過失割合を算出するにあたり、過去の判例を参考にして保険会社や弁護士が数値を決めます。

 相手と自分の割合が10対0になるのは、「後ろの車に追突された」「対向車線からセンターラインを越えて衝突された」「信号無視をされて交差点に進入してきた」など、いくつかのパターンに限られます。

 「裏を返せば、これら以外は、自分に非がないと思う場合でも過失責任が生じ得るということです。賠償金を課されますし、車も損傷しますので、修理や買い替えが必要になった時に費用を補填してくれる車両保険はとても大事。もし車両保険に加入せず、無保険の車から衝突されたら、ほぼ泣き寝入りするしかありません。ちなみに車両保険に加入する人としない人の割合は、およそ半々と言われています」

 西村さんは、事故を起こした際に生じる四つの責任についても言及します。道義的責任(誠意のある謝罪など)、刑事責任(拘禁、罰金)、行政責任(免許の取り消し、停止など)、民事責任(損害賠償)です。

 「万一、事故を起こしてしまったら、精神的にも経済的にも大きなダメージを受けます。民事上の責任を肩代わりしてくれる自動車保険は、金銭的な負担をカバーするだけでなく、気持ちを立て直して希望を持った暮らしができるように日頃から備える『お守り』のようなもの。保険を見直す際には、補償内容についてもきちんと確認しましょう」

企業や団体向けに「安全運転講習」を実施

#chapter3

共済ならではの強みを生かして掛け金を抑える。法人向けの安全運転講習も実施

 西村さんは、共済商品を扱っているのも特長です。協同組合などが組合員の相互扶助のために運営し、営利を目的としないため、民間の保険会社が販売する商品よりも掛金が低めに設定されています。また監督官庁が異なるため、保険会社にはない独自の商品をつくることが可能です。

 共済ならではのサービスとして挙げられるのが、10台以上の車を所有する場合に一括で契約できる「フリート契約」です。保険会社では、支払った保険金の額に応じて割引率が決まり、全ての車に適用されます。

 「当方がご案内する共済商品は、等級が下がっても掛金が高くなるのは事故を起こした車だけで、無事故車は等級が上がります。仮に事故が起こったとしても、全車に影響されないという点で、多くの法人さまから喜ばれています」

 企業から依頼を受けて従業員向けに行う「安全運転講習」も好評です。過失割合や事故発生に伴って生じる責任などに触れながら、保険のプロとしての視点で自動車保険の必要性について力説します。企業からは、「社員が安全運転をさらに意識するようになった」といった声も寄せられています。

 「物品販売と異なり、保険商品には形がありません。品物がないがゆえに信用第一と考えています。顔が見える関係性を大切にし、開業以来、迅速な対応とお客さまに寄り添うことをモットーに歩んできました。何か気になることがあれば、いつでもご連絡ください。不安を和らげ、心穏やかな日常を支える仕組みづくりをお手伝いします」

(取材年月:2025年4月)

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西村裕二

顏の見える関係性を築き、信頼に応える損害保険のプロ

西村裕二プロ

損害保険商品の販売

株式会社リスクガード

2007年の開業以来、迅速な対応とお客さまに寄り添うことをモットーに、保険のプランニング、保険の見直し、事故対応等さまざまな相談に対応。損害保険会社と共済の商品をそろえ、相談者に合ったプランを提案

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