時代をリードする取り組みに関わった太陽光発電のプロ
岡本次夫
Mybestpro Interview
時代をリードする取り組みに関わった太陽光発電のプロ
岡本次夫
#chapter1
2012年7月、高知県で初めて「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」の認定を受けた太陽光発電システムが仁淀川町に完成。マスコミがかけつけ話題となりました。設置を担当したのは高知市梅の辻に小さな店舗を構える「有限会社アートコンサルタント」。一般住宅から企業まで、2013年7月現在までに200件以上の施工実績を誇ります。
「私がこの仕事を続けられるのは、地球温暖化防止に貢献でき、限りある資源を守ることにもつながる、社会的に意義のある仕事だからです。」
と代表の岡本次夫さんは胸を張ります。
時代を先取りする画期的な工事に関わったのはこの時ばかりではありません。
2008年に高知市の老舗旅館で施工した太陽光発電システムは、中古バッテリーを併設することにより蓄電が可能となっています。日の当たらない夕方~夜にかけて、電力使用量のピークとなる時間帯に放電し、コスト削減に貢献しています。
県外においても、太陽光発電と蓄電システムを組み合わせ、非常時の緊急車両に燃料を提供する24時間防災型ガソリンスタンドの施工に関わりました。
また香南市の小学校ではプール上に鉄骨を組み、太陽電池パネルを取り付けました。パネルが屋根の代わりをし、紫外線もさえぎってくれます。水しぶきを上げる子供たちの上にズラリと並んだパネルの光景は壮観!岡本さんのご自慢のひとつです。
「小学校が太陽光発電に取り組むのは素晴らしいこと。この学校で学んだ子供たちは環境に対する意識の高い大人になるでしょうね」。
#chapter2
岡本さんは、太陽光発電がまだ一般的でなかった平成8年から、1軒1軒住宅を訪問し、導入を勧めてきました。
当時の太陽電池パネルの価格は現在の約2倍、1kwあたり100万円ほど。
旧中村市の出身で、高知市には知人もコネもなく、ゼロからのスタートは苦戦を強いられました。
「太陽光発電への認知度も低かったので、なかなか信用してもらえず、話を聞いてもらうのさえひと苦労。とにかく勉強のつもりで聞いてほしいとお願いして回りました。市内の家は警戒心が強く相手にされませんでしたが、郡部に足を延ばすと素直に私の話に耳を傾けてくれる方がいて、突破口となりました。」と振り返ります。
導入にあたっては補助金の申請から最適なシステムの診断、提案、施工まで、下請けを使うことなく自社で行っています。設置してみて実際の効果がわかったお客さんは「こんないいものはない、付けてよかった。」と大喜び、新規客を紹介してくれるようになったそうです。
「20年近く太陽光発電に関わり、実績を積み上げてきた私には社会的責任というものがあります。取り付けたあとのアフターケアも万全の態勢で行っています。そして誠意を持って仕事をすれば次につながるというのが私の実感。生きていくうえで人と人とのつながりほど大切なものはないと思います。」
いまも営業マンを置かずに一人で1軒1軒回っています。
#chapter3
皆さんはお気づきでしょうか?
毎月届けられる「電気料金のお知らせ」を見ると「太陽光発電促進付加金」などの名目でいくらかの料金が徴収されています。
「私もあなたも、太陽光発電のためにお金を払っているのです。そう考えるとちょっと興味が持てるでしょう?」と岡本さんは言います。
太陽光発電に難色を示す人の中には「設備投資が高い」という先入観を持っているケースが多いそう。
「補助金や余剰電力の買い取り制度がありますので、結果的に省エネやコスト削減につながった方もいらっしゃいます」 と顧客の毎月の電気料金と売電収入のデータを照らし合わせ、丁寧に説明してくれる岡本さん。
高知は日照時間の長さが全国でトップクラスなので、太陽光発電には適しています。特に南向きの切妻屋根の家はおすすめとのこと。
固定価格買い取り制度が整備され、導入コストも従来と比べて下がったいま、消費者目線で見ても太陽光発電システムの購入を検討してみる時期かもしれません。
(取材年月:2013年7月)
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時代をリードする取り組みに関わった太陽光発電のプロ
岡本次夫プロ
職人
有限会社 アートコンサルタント
現地調査に自ら伺い、立地条件や屋根の形状などを見て、顧客にふさわしいシステムを診断し、提案します。
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