臨場感と感動がよみがえる写真・動画撮影の専門家西川三男

臨場感と感動がよみがえる写真・動画撮影の専門家

西川三男

家族、学校、企業、アーティストらのニーズに応え、ドローン撮影にも対応

　神奈川県川崎市を拠点に、全国規模でカメラマンやクリエイターとネットワークを築き、写真・動画の撮影から編集まで手掛けるのは、「フォトビジョングループみっちゃん」の創業者・西川三男さん。

　「撮影は単なる記録ではなく、思い出を感情と共に伝えるための手段」として、一人一人の情感豊かな表情をファインダーに収めています。

　「ご家族の方には、お宮参り、七五三、入学・卒業、成人式、結婚式といった晴れの日や、誕生日会、習い事の発表会などを写真やビデオで残します。お子さんの成長をぜひ皆さんでお楽しみください」

　保育園や幼稚園、小中高校の運動会や音楽会、遠足、修学旅行といった年間行事にも赴き、卒園・卒業アルバムを制作。企業からは代表者の宣材写真、会社の取り組みや従業員を紹介する動画などを請け負っています。

　「ドローンによる空撮もしており、海や川、山に森と四季折々の自然をダイナミックに捉えるので、地域のPRにもご活用いただけます。当方には、モデルやタレントのポートレート、アーティストのミュージックビデオなど、さまざまなニーズに応える人材がそろっています。特にスマートフォンでは実現できない、プロならではのクオリティーを求めるお客さまから好評です」

　会社員時代に海外赴任をしていた西川さんは、英語や中国語ができるのも強み。外国人観光客からの依頼も受け付けています。
　「スペインからの浅草観光に1日密着した際、風情ある街並みを背景に着物姿を撮影しました。『女優さんみたいで本当にきれい。すてきな記念になった』と喜ばれました」

被写体の魅力を引き出すため、打ち合わせを通じてイメージを細やかに共有

　大手電機メーカーでエンジニアとして勤め、海外を飛び回る生活をしていた西川さん。カメラは長年の趣味として続けていたそうです。

　「孫たちの七五三を自分で撮りたいとの思いから、専門学校で本格的に技術を習得。退職を機に、2021年にプロのカメラマンとして起業しました。社名の『みっちゃん』は、私の愛称から名付けました」

　被写体の魅力を最大限に引き出すために、オンラインで要望などをヒアリング。クライアントがかなえたい理想の画（え）を丁寧に聞き取ることで、ロケーションや構図などを具体的に共有しています。

　「事前に細やかに打ち合わせをして段取りを組んでも、当日どんなハプニングが起きるか分かりません。お客さまとコミュニケーションを重ねて望んでおられるイメージへの理解深め、臨機応変に対応することが私たちの仕事。お客さまと信頼関係を築くことをモットーに、仲間と一緒に実直に経験を積み上げてきました」

　その時々の状況に合わせた瞬時の判断力と機転で、趣あふれる一瞬を描き出し、ある家族から「あいにくの雨天で心配したけれど、雨粒すらもシーンになり、雰囲気のある写真でプロに頼んでよかった」との感想が寄せられたことも。

　プライベートでは、ジャズバンドのバリトンサックス奏者としても活動する西川さんは、音楽の分野にも明るいのが特長。ミュージックビデオやライブ撮影も「演奏する側の情熱や現場の熱気が臨場感たっぷりに表現され、カッコいい作品になった」と満足度を得ています。

企業のプロモーション素材、ウエディングの前撮り、外国人観光客の撮影にも注力

　質の高い写真と動画を提供することで個人から法人・団体までクライアントを持ち、年間契約も増えている西川さん。現在、力を入れているのは平日撮影です。

　「行事やイベントは土日が多いため、週末にスケジュールが集中してしまいますが、企業さまが稼働する平日は、連日であってもカメラマンの予定を確保しやすいんです。例えば、会社の広告やホームページに用いる画像、商品の撮影、プロモーション動画の制作など、販促関連のプロジェクトでも私どもがお役に立てます」

　「こんなシチュエーションを撮れるカメラマンをお願いできるかな？と相談すると、条件に合う人材を紹介してもらえ、コンセプト通りに仕上がった」「プロ目線のアドバイスからアイデアが生まれ、予想以上にメッセージ性が高まった」と、リピート指名や紹介につながっているそうです。

　また日本全国で、ウエディングの前撮りや外国人観光客に向けた撮影プランの需要が伸びていることを受け、サービスを充実させていきたいと言います。

　「訪日されたお客さまに同行する際は、日本らしい風景や伝統文化を体験した時の感動を、生き生きと映し出すことを心掛けています。『自分が主人公になって巡った日本の美しさがよみがえってくる』と感謝の言葉をいただくこともあり、うれしいですね」

　フットワーク軽く、どこへでも出張する準備はできていると笑顔で語る西川さんは、「一枚入魂」を胸にクライアントの大切な瞬間を捉え、鮮明な記憶を届けます。

（取材年月：2024年6月）

「一枚入魂」のカメラマングループが、思い出と感情を伝える写真・動画を全国で撮影

家族、学校、企業、アーティストらのニーズに応え、ドローン撮影にも対応

被写体の魅力を引き出すため、打ち合わせを通じてイメージを細やかに共有

企業のプロモーション素材、ウエディングの前撮り、外国人観光客の撮影にも注力

専門家プロフィール

Other Interview