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「運動が苦手でも大丈夫」。ゆるやかな動きで本来の機能を呼び起こすボディーワークを展開

自分らしく日常をみずみずしく輝かせるボディワークのプロ

京傳信子

プロフィール
サブ

#chapter1

ワクワクしながら全身を動かし脳を活性化するメソッドで緊張を解きほぐし、健やかな心身に

 「自分で考え行動し、人生を楽しみたい」と願う多くの人にとって、脳と体はいつも健やかでありたいもの。
 
 ヨガインストラクターの京傳信子さんは、JR東加古川駅から徒歩約7分の住宅街で心身を整えるボディーワークのレッスンやイベントを行うスタジオ「ソフィアハウス 東加古川」を主宰。

 建物の正面には晴れやかな虹のイラストが描かれ、室内はウッディなフロアと薪ストーブがまるで山小屋のよう。大きなガラス窓越しに柔らかな陽光が降り注ぐ、くつろぎの空間で訪れる人を迎えます。

 「『心地よい体の動きが脳を刺激し活性化させる』という“フェルデンクライスメソッド”に基づき、マンツーマンから5~6人の少人数で、自分の体とじっくり向き合い、普段使わないような体や脳の使い方で新しい自分を発見していただきます。ヨガや整体などを組み合わせた緩やかな動きで、無意識に緊張している筋肉や使っていなかった部分を、自ら解きほぐしていきます」

 仕事やスポーツで蓄積された不調の改善やパフォーマンスアップにも注力。個人レッスン・出張レッスンなどで対応しています。
 
 「理論はさておき、心躍らせたりしたり、ほっとする場所として足を運んでほしい」と話す京傳さん。これまでに笑いヨガやカフェヨガ、キャンドルナイトヨガといったオリジナルの催しや、専門講師を招いた音楽イベント、ワークショップなどを開催してきました。

 「自宅スタジオなので、夜間や早朝といった時間の制限もなく、飲食もフリー。細かい決まりごとはありませんので、勉強会やお茶会、お昼寝会など楽しいアイデアの持ち込みも歓迎です。世代を超えて伸び伸びと集いましょう」

#chapter2

「どんな人も自分らしい方法で変わっていける場所に」とスタジオを開設

 「体力に自信がない、仕事や家事・育児の疲れがとれないという人に、手を差し伸べたい」と語る京傳さん。かつては高校教員で、勉強が苦手な生徒の得意分野を伸ばすことや、個性を尊重することに力を注いできました。
 
 「私が学生の頃は、まんべんなく良い成績をとる子が優秀とされていました。家庭内でも、教育者だった両親の期待は出来の良い弟に寄せられ、居心地は良くありませんでしたね。他の道で自分を輝かせるものはないかと、いつも貪欲に探し求めていたように思います」

 出産・育児のために教員生活を断念。子育て中、長男のアトピー性皮膚炎に悩み、親としての無力感にさいなまれた時には心理学によりどころを求めたものの、心の霧が晴れることはなかったそう。

 目線を変え「体」をテーマに自力整体やヨガ、ジャズダンスにトライ。解剖学など幅広い分野にわたる学びの中から総合的に自身を理解しようと努めてきました。
 
 「心が変わらないなら体を変えるしかないのでは、と考えました。運動だけ、心理面だけのアプローチには限界があって、体を動かすことで幸せホルモンが分泌されるなど、心と体の両面から自分を整えることが重要と気づいたんです」

 京傳さんは「長い時間つきあってきた自分を再発見する場所があれば、運動が得意ではない人でも、自分らしい方法で変わっていけるはず」と、スタジオを開設。
 「体の使い方を通して自分を解放する術を知り、どんなことで行き詰まっても現状を変えるきっかけを得ましょう」と呼び掛けます。

フラ

#chapter3

子育て中の親子に向けて、その子らしい育ちを後押しするワークも開催

 京傳さんが、心と体に働きを助ける手だてを求めてたどり着いた「フェルデンクライスメソッド」は、自己理解のメカニズムを体と精神の両面から読み解く手法のひとつ。
 
 骨格や筋肉がどのように連携して全身を動かしているのか、神経を集中して感じ取ることで脳を活性化し、効率的でなめらかな動きを自然に学習。無駄な体の使い方に気づき、楽に持てる力を発揮していくレッスンだと言います。

 「例えば床に寝転ぶという行動だけでも、体が床に触れている部分がどれくらいか、隙間の距離は、といったことを意識することで自身の感覚を研ぎ澄ますことができます。呼吸や体の各部の動きを通して、全身が連動しながら機能していることを知る試みは、脳を活性化し、やがて余分な力を使わずに本来の動きを取り戻す手がかりとなるでしょう」

 主に子育て中の親子を対象に、子どもの発達を見守り、その子らしい育ちを後押しする“シェルハブ・メソッド”に基づいたワークもスタート。
「体と脳の結びつきを強くして、体を思う通りに動かせるように促すもので、自分のペースで楽しく動く中で、子どもたちはいろいろなものに触れ、たくさんのことを学んでいきます」と解説します。

 「ストレスフルな毎日をリフレッシュする、ほっこり暖かい癒やしのスポットに」との願いを込めて、わが家にいるようなアットホームな雰囲気づくりを心掛ける京傳さん。心に潤いと光を呼び込む虹の架け橋を、この場所からつなげてくれそうです。

(取材年月:2024年11月)

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専門家プロフィール

京傳信子

自分らしく日常をみずみずしく輝かせるボディワークのプロ

京傳信子プロ

ヨガインストラクター

ソフィアハウス 東加古川

ワクワクしながら好奇心を持って全身を動かし脳を活性化させるメソッドに基づき、体を意識し本来の自然な動きに近づけて心身をリフレッシュ。運動が苦手な人にも無理のないボディーワークで健やかな毎日を目指します

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