交通事故・医療事故の被害者を守る法律のプロ
川島英雄
Mybestpro Interview
交通事故・医療事故の被害者を守る法律のプロ
川島英雄
#chapter1
「弁護士は、敷居が高いと思われている方も多いと思います。大きなトラブルや裁判の時に頼むものだと……。でも、その段階というのは、お医者さんに置き換えると、入院や手術に相当します。出来ればそうなる前に、“風邪かもしれないから、取りあえず近くの病院へ行ってみよう”とか“定期的に健康診断を受けておこう”という軽い気持ちで、相談に来ていただけると、紛争そのものを避けられるかもしれません」。
わかりやすい例えで、そう語るのは、「札幌おおぞら法律事務所」に所属する弁護士の川島英雄さん。
少しでも早く相談することで、トラブルを回避する、あるいはトラブルを大きくしないためのアドバイスを受けることが出来るほか、万が一、裁判などに発展した場合の対処方法を考えたり、心の準備をしておいたりすることも可能に。こうした「予防」と「備え」は、結果的に依頼主の大きな利益につながってくるといいます。
社会生活に具体的なトラブルを抱えている人はもちろんですが、漠然とした不安や疑問を抱いている人も、思いきって弁護士に相談してみると、意外な解決策が見つかるかもしれません。
#chapter2
「札幌おおぞら法律事務所」全体では、離婚関係の相談が最も多いそうですが、川島さん個人に関しては、ここ3年ほど、医療事故・交通事故の被害など、医学的な知識を必要とする案件の割合が増えているとのこと。もともと理科が好きだった川島さんは、司法修習中にかかわった医療事故の訴訟をきっかけに、医療的な分野の猛勉強を開始し、今も継続して知識を蓄積中。札幌医療事故問題研究会と、医療事故情報センターのメンバーで、2014年からは札幌弁護士会紛争解決センター医療ADR調停人を務めています。オープンな人柄、コミュニケーション能力の高さに加え、医学的な知識も川島さんの魅力の一つ。医療関係に強い弁護士として活動しています。
「ご遺族の方が、医療事故を少しでも疑っているのなら、抵抗はあると思いますが、解剖や死後CTを決断してほしいですね。死因究明のための有力な材料になるからです。また交通事故に遭われた場合は、遠慮せずに、お医者さんに自分の症状を事細かく伝えて、その記録を証拠として残すことをおすすめします」。
最近では、加害者側の保険会社から、突然、治療の打ち切りを宣言されたり、後遺症の有無が争いとなったり、そもそも初めから治療費の支払いを拒否されたり、以前にはあまりなかったケースも。「やはり、どの分野も同じで、少しでも紛争に発展する可能性がありそうならば、なるべく早めに弁護士に相談してもらうのが一番です。その分だけ、力になれるはずです」と、川島さんは強調します。
#chapter3
地下鉄西11丁目駅から徒歩3分の場所にある札幌おおぞら法律事務所。「おおぞらのように包容力のある事務所」を目指して、2000年に田中貴文さん、太田賢二さんの共同事務所としてスタートし、2003年に川島さんが加わりました。
現在はベテラン、若手、男性、女性と個性も得意分野も違う9人の弁護士が所属。交通事故、医療事故(患者側)、インターネット関連、遺言、相続、離婚、借金など、暮らしの中の幅広い分野の困りごとについて、相談に応じています。「先輩がいるから安心感が違います。上下関係なく、誰にでも何でも聞きやすい雰囲気で、複数の弁護士で取り組む際にも協力し合える利点がありますね」。
弁護士は相談の種類による制限がなく、全ての裁判手続きや行政手続きを代理できるのが特徴。相手との交渉の段階から、万が一、最高裁での訴訟に到った場合でも、途中で新しい専門家に頼み直すことなく、最後まで担当してもらえます。
同事務所の法律相談料は、1時間まで5,000円(税別)。相談するだけでもOKで、必ずしも事件の依頼をする必要はありません。なお、初めて相談する人に限り、最初の30分は無料となっています。
(取材年月:2016年12月)
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交通事故・医療事故の被害者を守る法律のプロ
川島英雄プロ
弁護士
札幌おおぞら法律事務所
コミュニケーション能力と、医学的な知識を武器に、交通事故・医療事故の被害者側の案件を重点的に取り扱っている。複数の弁護士が所属する法律事務所の一員で、サポート体制も万全。
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