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きめ細かい保育・療育サービスで働くママたちを応援し、キラキラと輝く笑顔に

ママと子どもの笑顔を創る共生社会推進のプロ

山崎紗央子

山崎紗央子 やまざきさちこ

#chapter1

認可外保育園「チャオ」と児童発達支援・放課後等デイサービス「ペガサス」を運営

 「ママを通じて人々の幸せのサポートをするとともに成長する企業を目指します」と話すのは、北海道河東郡音更町で認可外保育園「チャオ」と児童発達支援・放課後等デイサービス「児童支援ペガサス」を運営する、「ママプラ」代表取締役の山崎紗央子さん。「ママが輝くと世界がハッピーに!」を経営理念に掲げ、働くお母さん・お父さんを応援しています。

 「保育園チャオ」では、生後3か月から年長までの子どもたちを対象に、朝7時から夜7時まで、元日を除き無休で開園。長時間の預かりや無休運営など柔軟な対応は、働くお母さん、お父さんにとって大きな助けとなっていると言います。
 「inclusivity(社会的な包括性)を大切にし、『他の保育園が休園する日曜や祝日にも子どもを預けられる場所が欲しい』といった声にも応え、実現しています。また、発達に特性がある子どもたちの受け入れも行っています」

 「児童支援ペガサス」は、2歳から6歳までの未就学児と小学生までの子どもたちを対象に、10領域にわたる成長支援プログラムを提供。聞く力や話す力、コミュニケーション能力、手先の微細運動、粗大運動など、個別の計画を立てて支援しています。
 「小集団と個別療育の2種類のプログラムがあり、集団療育では協調性や社会性を学び、個別療育では特定の課題に対して個別対応を行い、子どもたちが得意分野を伸ばし、苦手な部分を克服できるようサポートしています」

#chapter2

きっかけは子育てに悩む女性たちの声。支援団体を発足し、多彩な活動を展開

 山崎さんが事業を立ち上げたのは、ポーセラーツサロンでの出会いがきっかけでした。ポーセラーツは、真っ白な食器に転写シールを貼り、オリジナルの食器を作るクラフト活動です。
 「サロンで多くのママと交流を重ねる中で、『ママが輝くと家族が幸せになり、果ては世界平和へとつながる』という確信を得ました。『子どもが輝いている時、ママも輝く』との声に着目し、保育園や児童支援施設を設立する事に至りました」

 ママプラは、母親たちだけでなく、家族全体を支える架け橋として日々奮闘しています。
 「例えば、在宅ワークの導入を企業に働きかけたり、500人が参加するイベントを企画したりと、母親たちが輝ける場を提供し続けています。また、保育園チャオと児童支援ペガサスを併設することで、子どもたちの多様なニーズにも応える環境を整えています」

 保育と福祉の分野での果敢に挑戦する山崎さん。特に、発達、身体障害など持つ子どもたちへの支援は、地域社会において非常に重要だと言います。
 「『人を動かす隠れた心理』を探る洞察力を重視し、常に新しい需要を見出し、それに応えるサービスを提供しています。また最近はインドネシアに赴き、国際的な交流を深めることで、共生社会の推進にも力を注いでいます。ママや子どもたちをサポートし続けることで、国籍や障害の有無にかかわらず、より良い社会の実現に貢献していくことを目指したいですね」

 同社の行動指針には「ユニークな発想」「信頼関係」「洞察力」「迅速な行動」「正義感」「大成功」などの要素があり、これらが成長を支えているそう。人間同士ならではのコミュニケーションや発想で社会貢献に寄与し、誰もがあたりまえに幸せになることを目指しています。

山崎紗央子 やまざきさちこ

#chapter3

丁寧なコミュニケーションで悩みや不安に寄り添い、子育てをサポート

 数々の取り組みを展開する中で、会員から寄せられたニーズは「保育園を増やしてほしい」というものでした。ハードルが高いと感じていたものの、出身地の帯広市で、実家に隣接する音更町の託児所から「後継者がいないので助けてもらえないか」と、山崎さんに引き継ぎの打診がありました。

 「自宅は札幌市にありますが、生まれ育った十勝エリアのお役に立ちたいと考えました。また、子どもの発達に不安を抱えている人が多い一方でサポートが行き届いていない現状も知り、行政の後押しを受けて療育施設も手掛けることにしました」

 2018年にママプラを設立。託児所の半分を保育園「チャオ」、もう半分を児童発達支援・放課後等デイサービス「ペガサス」として2019年に事業をスタートしました。

 「一人一人に寄り添う上で大切にしているのはコミュニケーション。銀行員など、会話を重視する仕事を数多く経験してきたことが今につながっています。お相手の話に耳を傾け、丁寧に言葉を重ねることでお気持ちをくみ取り、サービスに生かせるヒントやワクワクするアイデアが生まれる可能性もあります」

 多くの人に手を差し伸べるため、今後は、日本で就労したい外国人と保育や福祉の現場をマッチングして人手不足を解消するような仕組みづくりも視野に入れていると言います。
 「子育て中の方、お子さまの特性で悩んでいるお母さまが輝けるような場をこれからもたくさん作っていきます。困りごとがあればいつでも相談してくださいね」

(取材年月:2024年9月)

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山崎紗央子

ママと子どもの笑顔を創る共生社会推進のプロ

山崎紗央子プロ

保育・療育

株式会社ママプラ

長時間保育・日祝利用できる保育園と療育施設を併設し、発達特性のある子どもへの支援を含め、ママと子どもの笑顔を守りながら共生社会の実現を目指すサービスを提供。

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