家計はもちろん、保険、住宅、教育、介護などお金に関わる全ての悩みの良き相談役として

身近なお金の問題から人生設計までサポートするプロ

佐々木茂樹

#chapter1

手続きが大変な住宅ローンの実行もスムーズに

　日常生活でも人生の節目節目にも、お金の悩みは尽きません。そんな悩みに中立的な立場でアドバイスをしてくれるのが、金融機関や保険会社に属さない独立系ファイナンシャルプランナー（FP)。ファイナンシャルサービス株式会社の佐々木茂樹さんは、将来の生活が不安な今の日本だからこそ、FPはもっと身近な存在でありたいと願っています。

　佐々木さんが札幌に事務所を構えたのは2011年。「お金に関わることで困ったら、いつでも頼っていただけることが自分の存在価値。『毎月家計が赤字なんだけど、どうしたらいいの？』というご相談も多いんですよ」

　長年培った保険業務でのキャリアを生かした佐々木さんの強みは、生命保険や損害保険の見直し。保険会社と利害関係を持たないため、切り替えを前提にはせず、継続も視野に入れて加入中の保険が必要か否かというところから考えていきます。「損をしない」ことも重要なポイントなので、できる限り圧縮し、過不足があれば追加や切り替えも検討します。「たとえば生命保険は死亡保障と入院保障がセットになっている商品が多いのですが、不幸にもご自身が亡くなられた場合に、果たしてお金が必要になるかと考えると、実は思っていたほど必要なかったと気づかれる方も少なくありません。そういった基本からご説明しながら、お客さまの目線で一緒に考えていくことを大事にしています」

　さらに最近増えているのが、家を建てたいという相談。佐々木さんは道内のFPでも扱いが少ない住宅ローン相談の業務に非常に力を入れています。ご相談者自らが金融機関に出向いて全ての手続きを行うと、煩雑な手間と多くの時間がかかりスムーズに進まないことも。希望額の借入れが叶わずマイホームを諦めかけている方のサポートもしてきた佐々木さん。夢を実現できたお客さまからの「ありがとう」は心の中の宝物です。

#chapter2

お客さまの隣でお客さまの人生設計をともに紡いでいきたい

　FPという天職を得たのは、郵便局で貯金、保険業務に携わったのがきっかけでした。保険商品を営業する中で、商品にお客さまを当てはめるのではなく、顧客のニーズに合った商品を設計したいと感じるようになり、当時できたばかりだったFPの資格を取得したのです。その後、ある縁で生命保険会社でファイナンシャルコンサルタントとして働くことに。そこで顧客の話を聞けば聞くほど、悩みは保険のことに留まらず、住宅の購入や子どもの教育費、家族の介護、借金など様々な問題が絡み合っていることに改めて気づかされました。そういった悩みに対して、あくまでサービスとしてアドバイスをしていたのですが、次第に「保険契約と切り離して、それはそれとして、きちんと相談料を受け取ったうえで中立的な立場でアドバイスをしてくれないだろうか」と望まれることが増えてきたのだといいます。

　「明確で正確な将来設計をご提案するためには、心を開いて家計の深い部分や将来の夢などもお話しいただきたいんです。だからこそお互い何のしがらみもなく、お客さまの隣で同じ目線で、同じ方向を見ていたい。独立して、その理想を全うできるようになったと感じています」

#chapter3

地元の工務店や設計事務所と手を携えて北海道を元気にしたい

　工務店向けの住宅ローンのサポートも力を入れている業務の一つ。住宅を建てるために工務店を訪れたお客さまの融資実行は契約や売り上げに直結する業務なのですが、工務店には専任スタッフを確保するのがなかなか難しい現状があります。そこで佐々木さんは工務店から紹介を受け、サポートしているのです。そのお付き合いの中で、道内の工務店や設計事務所が積極的に地元の人材を雇用し、道産の材料を使って地元にお金が落ちるようにしようという熱い思いを抱いているのを知って、これに強く共感し、自身もその一翼を担えたらと感じている佐々木さん。

　「地元を大切にする企業さんを、さらに元気にする手伝いがしたい。そういった同じ目標や方向性を持つ仲間のFPたちとアライアンスを組んだりして、もっともっと北海道を盛り上げていきたいと思っています」

（取材年月：2012年11月）

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身近なお金の問題から人生設計までサポートするプロ

佐々木茂樹プロ

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルサービス株式会社

長年にわたる保険業務の経験から保険の見直しを得意とするほか、道内のFPではまだ扱いが少ない住宅ローンに詳しく丁寧なサポートサービスに強み。

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