住宅に関する問題に向き合い豊富な経験と知識で応えるプロ岡本浩一

住宅に関する問題に向き合い豊富な経験と知識で応えるプロ

岡本浩一

エクステリアや屋根・外壁の整備、雨漏り修理、内装の手入れなど幅広く対応

　「住宅の内外装に関することは、私どもにお声がけください」と呼び掛けるのは、広島市の「西原住設」の代表・岡本浩一さん。テラスやカーポート、フェンスの設置といったエクステリアの整備をはじめ、屋根・外壁の塗装、防水工事、屋根の葺き替え、雨どいの修繕などを手掛けています。

　「当方は雨漏りも修理しています。屋上やベランダのひび割れなど原因は多岐にわたりますので、入念に調べて浸水経路を突き止め、隙間を埋めるコーキング剤を充填したり、防水層を再形成したり、適切に処置を施します。台風で屋根材に浮きや剥がれが生じた際も補修します」

　室内の明かり取りで天窓を設けている家屋も要注意。窓枠周りのゴムパッキンが経年劣化により破損し、雨水が入り込む恐れもあります。外装の傷みを放置していると建物の寿命を縮めてしまうので、岡本さんは定期的に点検することをアドバイスします。

　「『塗り替えるほどではないけれど、外壁の汚れが気になる』という場合は、高圧洗浄も実施しています。現場では高所作業車を活用しているので、足場を組む必要がありません。お客さまにご迷惑をかける時間を減らし、コスト面の負担を和らげているのも大きな特長です」

　内装のリニューアルにも注力し、壁紙や床材を張り替えるほか、キッチンなどの水回りも交換しています。

　「古びた設備のまま無理をするのではなく、暮らしに合わせた快適な住まいを実現することをモットーにしています。『料理を楽しみたい』などお客さまの希望を丁寧に聞き取り、ライフスタイルに応じた理想の家づくりをお手伝いします」

足の不調を経験したことが、バリアフリー利用者への理解を深めるきっかけに

　21歳から大工の世界に身を置いてきた岡本さん。実家は瓦などを葺く屋根工事店を営み、家業に入る道もありましたが、他社で勉強することを決意します。

　「修業先で教えてくれた先輩からは、将来的に大工一本では心もとないから、複数の技能を養ったほうがいいと助言をもらいました。勤め先の業務と並行して、他の現場に外装工事や左官塗装などを習いに行くようになりました」

　職人として幅広くスキルを磨いていた最中、30歳のときに岡本さんは足の不調に陥ります。一時期は、もう仕事ができなくなるかもしれないと思い悩むこともあったと振り返ります。

　「足元に不安を抱えるようになって初めて、気づくことも多かったですね。ちょっとした段差に不便を感じ、『手すりをこういう風に取り付けたら握りやすいのに』『ここにスロープがあれば便利なのに』と視野が広がりました。私自身の経験から、住まいのバリアフリー化においても実際に使う人に寄り添った提案ができると思っています」

　独立開業してから今日まで、各方面から引き合いがある岡本さん。瓦同士をつなぎ合わせる漆喰工事や、金属板を加工する板金工事など、起業前に積んだ実務力が生きていると話します。

　「いろんなことを覚えさせてもらったおかげで、多様な困りごとに対応できるのだと思います。修理するにもやはり経験が必要です。現地調査で不具合がある箇所の状況を見極め、現状に即した手だてを講じてきちんと直せるのが当社の強みだと自負しています」

修理の技術でさまざまな困りごとに応え、長きにわたり住みつなぐお手伝いを

　今は下請けを中心に事業を展開している岡本さん。顧客のさまざまなニーズに柔軟に応えていきたいという思いから、今後は自社で直接受ける案件を増やしていくことを目標に掲げます。

　「マイホームはお客さまにとって大切な財産であり、ご家族が生活を営む場でもあります。エクステリアのメンテナンスや屋根のリフォームをメインに、お住まいの美観を高め、建物を守るために力を尽くしていきたいですね」

　ただ、建築業界では高齢化が進み人材不足が深刻化。熟練工が引退していくのを背景に、若手がスキルを身につける機会も少なく、顧客の要望に応える業者が減っていくのではないかと懸念しています。

　「かつては腕のある職人がたくさんいましたが、最近は匠の技がうまく引き継がれていないと感じています。これからは若い人たちが現場を担っていくので、修理などのノウハウを伝えていかなくてはならないと考えています」

　岡本さんは自身が持つ技術を駆使し、代用品を作り出して壊れた部分を繕い直すこともあるそう。新しいものに交換するよりも費用が抑えられる方法があることを、もっと多くの人に知ってほしいと言います。

　「家は手入れをしながら長く住みつないでいくものです。質の高い施工で内と外を整え、皆さまが長きにわたり心地よく過ごせる環境をかなえていくことが、私どもの役割だと思っています。築年数を経て外観が色あせてきた、年齢を重ねバリアフリーにしたいなど、何なりとご相談ください」

（取材年月：2024年12月）

質の高い仕事で住まいの美観を高め、建物を守り、快適に暮らせる家づくりをサポート

エクステリアや屋根・外壁の整備、雨漏り修理、内装の手入れなど幅広く対応

足の不調を経験したことが、バリアフリー利用者への理解を深めるきっかけに

修理の技術でさまざまな困りごとに応え、長きにわたり住みつなぐお手伝いを

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