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売り手も買い手も満足できる不動産取引を目指し、知恵を絞る宅建士

査定から売却まで明確・迅速・丁寧に対応する不動産売買のプロ

川田裕司

川田裕司 かわだゆうじ

#chapter1

不動産売買の仲介、買い取り、任意売却を手掛け、根拠が明確な査定書を作成

 「転勤することになったので自宅を売りたい」「所有地を手放して早急に現金化したい」といった声に応えるのは、広島市にある「まいほうむ」の代表で、宅地建物取引士の川田裕司さん。不動産売買の仲介、買い取り、任意売却などを手掛けています。

 「お急ぎの場合は、曜日や時間帯を問わずご相談をたまわります。小規模な会社だからこそのスピーディーさと、個々に寄り添ったサービスでお客さまをサポートいたします」

 要望に応じて、賃貸ビルや駐車場などの運営・管理、遊休不動産の有効活用や収益に関するコンサルティング、リフォーム・リノベーションも請け負っています。

 「当方で多く取り扱っているのは不動産売買です。どんな土地や建物も、所有者さまが守ってこられた財産ですので、『敷地の形状がいびつ』『立地が不便』といった場合も、単にいくらと値段を割り出すのではなく、ご理解、ご納得いただくことを大事にしています」

 査定書には、近隣の売買事例を添付して価格の根拠をきちんと明示。築年数を経た建物の場合は解体費用や、土地の境界確定費用も見積もり、必要経費を概算して事前に心づもりをできるよう配慮しています。さらに、売却金額と手元に残るお金の表も添えているため、「一目で把握できて助かる」と好評だとか。

 「常に意識しているのは“お客さま目線”。言葉にするとシンプルですが、私が顧客ならしてほしいことを実践しています。お客さまや物件の個別性を大切にして丁寧に向き合うこと、不安にさせることがないように先手を打っていくことを心掛けています」

#chapter2

ホテル業から転身し、不動産業でも「お客さまに寄り添う姿勢」を大事にしたい

 20代の頃は建設業や物流業の営業に従事していた川田さん。30歳の時、体調を崩した父に代わりホテルの代表取締役に就任し、約10年にわたり現場と経営に携わりました。

 「お客さまとコミュニケーションを取り、求めるものを見極めるのは大変でしたが、楽しかったですね。お客さまが喜んでくださらなければ次はないし、精いっぱいのおもてなしが通じて、長年の友人のような間柄になることもありました。私の仕事の基礎を作ってくれた、実り多い時間です」

 43歳でホテル業界から離れた川田さんは不動産業界へ。宅建士試験に一発合格し、独立起業した今も「お客さまとお会いするのが楽しみ。お相手の予定に合わせて夜や休日に対応することもありますが、苦ではないですよ」と笑顔を見せます。

 「異業種から転身したからこそ、見えたこともあります。“お客さまのために”とやってきた経験を生かし、第一歩として『自社の仕事は丁寧に、分かりやすく』と考えました」

 不動産を売る際はできるだけ高値で、買う時は安い価格でと願うものですが、複数社を巡り、相場を知ることが重要だと言います。
 「担当者の説明をよく聞き、疑問点や不明点があればぜひ質問してください。誠実に受け答えをしてくれて信頼できるところ、対話を通じて相性の合う業者を選びましょう」と、売買成功のコツをアドバイスします。

#chapter3

物件の魅力や価値を高めて次につなげ、所有者不明土地・空き家問題にも貢献

 所有者不明の土地や空き家の増加が社会問題化する中、2024年4月1日から相続登記が義務化。
 例えば親が亡くなり実家を受け継いだ際、3年以内に名義を変更しなければなりません。正当な理由なく申請を怠ったときは、10万円以下の過料が科せられることもあります。2024年4月1日以前に相続した場合も、3年の猶予期間がありますが義務化の対象です。

 近年は、「広島市近郊の不動産を相続したが、遠方に住んでいるため管理が難しく売却したい」といった依頼が多く寄せられるとか。

 「まず、その土地を生かすためにはどうしたらいいかを考えます。お隣のお宅も住む予定がなく、売却をご検討されている可能性もあります。隣地と合わせると、お客さまには売却時の坪単価が上がるというメリットがありますし、業者としては、大きな区画に整地して魅力や価値を高め、次の方につなげることができます。当方では広い視野で利活用の道筋を描きます」

 時には川田さんのもとで購入し、更地にしたり、建物をリフォームしたりして販売することも。

 物件の販売活動をしていると、近隣の人から「うちも査定してほしい」と頼まれるケースも増えているそうです。
 「『わが家は奥まった場所にあり条件が悪いから』と、なかば諦めている方もいらっしゃいますが、当方がお力になります。金額も含め、ご希望に添った契約をかなえられた時が特にうれしいですね」と川田さん。これからも売り手も買い手も満足できる取引を目指し、知恵を絞ります。

(取材年月:2023年11月)

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専門家プロフィール

川田裕司

査定から売却まで明確・迅速・丁寧に対応する不動産売買のプロ

川田裕司プロ

宅地建物取引業者

株式会社まいほうむ

顧客目線に立ったきめ細かなサービスとスピーディーな対応が強み。近隣の売買事例でしっかり根拠を示し、解体費用や境界確定費用など経費も算出。手元に残るお金の概算が明示された分かりやすい査定書が特に好評。

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