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日比野学プロのご紹介
地域に根ざして二十余年。熟練の屋根工事で住まいの寿命を延ばす（1/3）
断熱性や耐久性に優れた日本瓦で屋根を美しく
岐阜市を拠点に、全国各地からの依頼に応える「日比野瓦店」代表の日比野学さん。瓦の葺き替えを中心とした屋根工事を手掛けるほか、雨どい修理、内装工事、外構工事までを一手に引き受ける住まいのエキスパートです。
日比野さんが建築業界に飛び込んだのは18歳の時。建築板金会社で経験を積んだ後、瓦職人に転身しました。「さまざまな現場で、多くの職人の手（技術）の良いところを学び、23歳で独立を果たしました」。独立当初は、大手施工会社の請負を中心に事業を展開していましたが、日比野さんに厚い信頼を寄せる顧客からの紹介で新規案件を獲得するように。着実に実績を重ね、地域に密着する屋根工事専門業者として活躍の場を拡大。現在は、一戸建て住宅やマンションの他、店舗、福祉施設など幅広い建物に対応しています。
「粘土を高温で焼き締めた日本瓦は断熱性があり、通年の温度変化にも耐える高い耐久性を備えた屋根材です。品と重厚感があり、日本の美しい風景をつくりだす瓦屋根を大切にしていきたいですね」
施工が困難な屋根であっても、熟練の技を駆使して瓦を葺き上げる日比野さん。「日本建築の屋根はゆがんでいることもあるのですが、それには明確な理由があります。地上から見たときに鬼瓦や屋根が大きく立派に見えるように、意図してゆがませているのです。昔の屋根は感覚的に造られており、現代の建築設計とは考え方が根本的に違うので、瓦の葺き替えも相応の技量が求められます」。その言葉から、屋根づくりを通じて岐阜の町並み保全に二十余年にわたり貢献してきた職人としての意気が感じられます。
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