大人の女性を“きれい”で応援する美容のプロ柏熊淑美

大人の女性を“きれい”で応援する美容のプロ

柏熊淑美

贅沢な空間で「日常を忘れる」ひとときを提供

　「リュクシー（LUXEY）」は、大人の女性のための総合美容サロン。「サロン名は贅沢（ラグジュアリー）と魅力的（セクシー）を掛け合わせた造語です。仕事、家事、育児、介護などに向き合い頑張る女性に、日常を忘れてゆったりと過ごしていただきたいという思いを込めました」と語るのは、オーナーの柏熊淑美さんです。

　同サロンは郡山市の繁華街・文化通りに位置し、ひときわ目を引くスタイリッシュな外観が目印。入口を入ると、ホテルのロビーのように天井が高く開放的な1階フロアが広がり、2階には照明を落とした落ち着きある完全個室が並びます。受付と施術フロアを分け、訪れる人同士が極力顔を合わせない動線設計にするなど、細部まで工夫されています。

　提供するメニューは、フェイシャル、痩身、アロマボディー、アイビューティー（まつげエクステ・まつげパーマ）、脱毛、ブライダル、カバーメイクまで多岐にわたります。特に、年齢を重ねた肌やボディーの悩みに応えるエイジングケアは好評で、長年の経験から磨いた手技と、新型美容マシンを組み合わせたケアが特長です。

　「展示会には毎年足を運び、新しい技術や商材は必ず自分の肌で試します。安全性や使用感などを確認したうえで導入するのが私の方針です。また初回カウンセリングで、ご要望と提供できるメニューが合わない場合は無理におすすめしません。お客さまにとってより良い選択を一緒に考えることを大切にしています」

　担当制を採用し、スタッフが同じ技術水準を保てるよう研修や品質管理にも力を入れています。

40代から美容の道へ。大人の女性の理想を詰め込んだサロンを創業

　柏熊さんが美容の道を歩み始めたのは40代前半。前職は事務職でしたが、「自分の好きなことで生きていきたい」という思いを胸に一念発起して、たかの友梨エステティックアカデミーへ入学しました。福島から東京まで2年間通い、当時は家族の介護とも両立しながら短期集中で学びを重ねたといいます。

　2006年に法人設立、翌2007年にリュクシーを開業。サロンづくりには、自身の経験が色濃く反映されています。照明、インテリア、BGM、動線、個室空間など、さまざまなサロンを訪れる中で感じた「こうだったらもっと心地よいのに」という気づきを、一つ一つ形にしました。サロン全体に漂う落ち着きは、こうした細やかな視点から生まれたものです。

　開業当初はエステのみの提供でしたが、自身が受けたまつげ施術で表情の印象に変化を感じ、この技術を導入しようと決意。サービス提供には美容師免許が必要であったため、サロンを運営しながら美容学校に通い、2016年に免許を取得しました。

　また、結婚式を控えた女性の「背中の開いたドレスを、自信を持って着こなしたい」との声に応えるため、ブライダル向けのカバーメイクも導入。タトゥーやニキビ跡を自然にカバーできるエアブラシ技術を習得し、人生の晴れ舞台に寄り添うケアとして提供しています。

　「大人の女性が安心して身をゆだねられる場所をつくり、その人が思い描く“なりたい自分”に寄り添いたい」。その思いが、リュクシーの空気感を形づくり、訪れる人をそっと包み込んでいます。

年齢を重ねても美しく。“きれい”の先にある人生をそっと応援したい

　同サロンが開業当初から大人の女性を主な対象としてきたのは、ライフステージが変化し、美容に時間やお金を使うことに迷いが生じやすい年代でもあるためです。仕事や家庭で忙しく過ごす中でも、「きれいでいたい」という願う女性の気持ちに寄り添い、自分を大切にする時間を取り戻すきっかけになればと柏熊さんは考えてきました。

　また、社会の高齢化も背景にあるのだとか。
　「年齢を重ねると、美容から一歩引いてしまう方もいらっしゃいます。ただ、まつげが上がると表情が明るく見えることがあったり、肌の調子が整うと気持ちが前向きになったように感じられる方もいたり、身なりを整えることが日々の過ごし方に影響する場面を見てきました。“きれい”には、私たちは思っている以上に気持ちを支える一面があると感じています」　

　近年は美容に対する価値観が前向きに変化し、自分を整える時間を楽しむ女性が増えています。柏熊さんもその変化を喜びつつ、女性たちの気持ちに耳を傾けながら丁寧に応えてきました。しかし、リュクシーが目指しているのは、単に外見を整えるだけの場ではありません。“きれい”を引き出すことで、その先の人生が軽やかになる。その瞬間に立ち会えることが原動力であり、美容技術や知識の学びを続ける理由でもあります。

　「年齢を重ねることが楽しみになるような女性が一人でも増えればうれしいですね」
　その穏やかな願いを胸に、柏熊さんは今日も一人一人の“きれい”に静かに支えます。　

（取材年月：2025年11月）

“きれい”を通して人生を軽やかにする総合美容サロン

贅沢な空間で「日常を忘れる」ひとときを提供

40代から美容の道へ。大人の女性の理想を詰め込んだサロンを創業

年齢を重ねても美しく。“きれい”の先にある人生をそっと応援したい

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