一人一人の人生をまなびの世界から応援するプロ
髙野文敏
Mybestpro Interview
一人一人の人生をまなびの世界から応援するプロ
髙野文敏
#chapter1
「弊社の理念は『B with you』。生徒の多様性や価値観を受け入れ、それぞれが納得のいくベストを一緒に見つけようという思いを込めています。一律一斉の授業ではなく、一人一人と丁寧に向き合い成長を後押しします」
そう語るのは、小学生から高校生を対象に個別指導塾「ベスト個別」「ベスト個別motto」を運営する「ベストコ」のゼネラルマネージャー・髙野文敏さん。2009年の創業以来、福島県郡山市を中心に全国へ100を超える教室を展開してきました。
「当塾では、生徒の習熟度に応じて教科ごとにカリキュラムを作成しています。苦手な教科、希望進路、部活動との両立といった生活スタイルなどをヒアリングした上で、性格も踏まえて本人に合った『頑張り方 』を提案しています」
また、コミュニケーションも重視。生徒には“担任講師”を配し、授業や効果検証、進路相談などを一貫して受け持ちます。
「つまずいているところがないかを近くで見守るサポートスタッフもいます。二段構えによる手厚い支援で、生徒の『分からない』を取りこぼすことなく、その都度解消していく体制を整えています」
家庭、学校に次ぐサードプレイスとして学習塾の価値を高めたいと考えている髙野さん。スタッフ一丸となって、居心地が良く、話しやすく質問しやすい環境づくりをしていると言います。
「ベスト個別のキャッチコピーは『できるを楽しめ』。できなかったことができるようになると自信がつき、自然と勉強が楽しくなります。成功体験を積むことで、さまざまなことに前向きに取り組める活力を得てほしいです」
#chapter2
塾業界に入り20年超という髙野さん。2万人以上を指導し、約2000人を難関高校・大学進学へと導いてきました。
「この業界に入ったのは小学校時代の先生の影響です。友達とうまくいかず、うつうつと過ごす僕に、『スポーツやアートの世界は努力だけではどうにもならない部分もある、けど勉強の世界は努力の量次第で人生を変える可能性がある』と。当時、カヌーで国体に出場していた担任の先生の言葉だったことを踏まえ、あらためて振り返ると強烈な言葉ですが、先生なりのエールだったのでしょう」
髙野さんは懸命に勉強し、周囲から認められる充足感を知ります。教師を志し教育学部に進みますが、福島県の教育水準を底上げするような個に適した教育システムを作ろうと決意。自由度の高い塾で自分の思う学習を実現すべく、講師の道へ。
教べんを執り、地域トップの高校では、定員320人に対し133人の合格者を出すという成果を上げましたが、新たな壁にぶつかります。
「多くの生徒を県内の有数校に送り出しても、大学の合格実績は横ばいでした。それどころか『塾の講座は楽しいけれど学校の授業は分からない』という生徒が増え、“勉強法”という根本的な機能が育っていないことにショックを受けました」
生徒が主体となって学べる環境で、自分の力で目標を達成する喜びを教えたい。そう考え新天地で立ち上げたのが「ベスト個別motto」です。
「ゴールは試験で良い点を取ることではなく、勉強を通して『計画・実行・評価・改善』のPDCAサイクルを身に付けることで、課題解決など社会で生き抜く力になるはずです。本来、志望校合格は副産物として生まれるものです」
#chapter3
「当方ではさらなる高みを目指す生徒のために、2019年に『ベスト個別motto』を開校しました。キャッチコピーに『超えるを楽しめ』を掲げ、地方から全国の難関大学への合格を指標にしています」と髙野さん。
ICT(情報通信技術)を活用することで、家庭学習もフォローしているのが特徴だと話します。
「ICT教材は個々の進度や目的に合わせて選択でき、得意な部分を飛ばしたり基礎に戻ったりすることが容易。自立型学習に適したツールです」
学力は授業での知識のインプットと、問題を解くといったアウトプットを繰り返すことで定着します。演習はオンライン上で取り組むので、講師はテキスト準備などの負担が少なく、生徒の達成度の把握やモチベーション維持に専念できます。
「例えば、試験のフィードバックでは『解答は合っているけど、計算式の過程が違うから確認しよう』と不安要素をくまなく拾い上げ、生徒の理解度を深めています」
学習の効率化を図れることから、髙野さんは講師不足に悩む地方でも役立ててほしいと力を込めます。
「僕は教育の地域格差を本気でなくしたいと思っています。正しい情報と適切なシステムさえあれば、子どもはどこでも成長できます。当塾のモデルを教育ソリューションとして提供することで、日本中の子どもたちの可能性を伸ばすお手伝いがしたいですね。地方がハンディでなく、個性となる日はすぐそこです」
(取材年月:2023年11月)
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一人一人の人生をまなびの世界から応援するプロ
髙野文敏プロ
学習塾事業
株式会社ベストコ
教育のキャリアを通じて、多くの小中高生の人生をサポート。豊富な経験に加え、ICT教材と人の力を融合し、双方の特性を生かした質の高い指導を実現。教育格差ゼロを目指し地方塾のロールモデルとして躍進する。
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