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利用者と保険会社双方の目線で日常のリスクへの備えを提案、豊富な見識と秘めた熱情で万一の時の支えに

保険会社での経験に基づいたきめ細やかな保険金請求のプロ

山田剛

山田さん正面
山田さん右向き

#chapter1

保険金を請求する側と保険金を支払う側、豊富な見識で「お客さまの声」に耳を傾ける保険代理店営業マン

 10年以上損害保険会社で人事・損害調査・営業に勤めたキャリアに加え、マンション管理会社の勤務経験もあり、お客さまの立場はもちろん保険会社側の立場の双方の視点を持つ営業マンの山田剛さん。

 保険会社が取り扱う複数の火災・災害・自動車の損害保険や生命保険から、一人一人の事情に合わせた備えを提案。また法人向けに、企業活動のリスクを包括的にカバーする事業活動総合保険など、新しい商品も紹介しています。
 
 「調査課に在籍中は、災害や事故の現場に駆けつけて、お客さまが直面した損害の状況を正確に把握し、それぞれの契約要件に照らし合わせて速やかに保険金をお支払いするという職務に携わりました。どこまでお支払いする義務があるのか、免責なのかを、約款や法律の知識も網羅して客観的に判断しなければならず、責任の重いポジションでした」

 保険商品の内容改定のたび、約款を隅々まで読み込むのを習慣としていた山田さん。当時の保険会社本社で作成したパンフレットと約款のわずかな違いを数度発見するほどの徹底ぶりだったそうです。

 「商品を紹介する立場になっても、お客さまに向き合う姿勢は変わりません。万一の際には損害の大小に関わらず現場に駆けつけます。ほかに見落としている箇所がないか、保険会社が免責と判断した場合は、その内容に誤りがないか入念に検証を重ねます。ルールに従いお客さまに有益で正当な結果を導くまであきらめません」

#chapter2

一刻も早い生活の立て直しのため、日本中の災害現場へ足を運び調査を経験

 山田さんの30年以上に渡るビジネスパーソンとしての歩みは、まさに災害大国日本が直面してきた自然災害の歴史をたどるようなものでした。
 損保ジャパン(旧興亜火災)に入社2年目以降、1993年に発生した鹿児島水害、1994年の北海道釧路沖地震、1995年の阪神淡路大震災と、たて続けに災害の現地調査に赴き、地元福岡だけではなく日本各地の被害の状況を目にしてきました。

 保険代理店への転職後に起きた2016年の熊本地震では、事後数年を経過するまで100件以上の調査を行い、山田さんの担当はもちろん契約をいただいていない方にも保険金請求を丁寧にアドバイス。
 「ご縁のあった数多くのお客さまに納得のいく結果をもたらし、生活の立て直しに役立てていただきました。そしてお知り合いの方をたくさん紹介いただきました」と胸を張ります。

 7年在籍したマンション管理会社でも、台風の直撃に備えて設備担当者と共に待機。
 台風の最中、建物の破損などがあれば現場急行し応急処置を講じ、住民と共にその後の保障交渉に貢献しました。

 現職に就いた直後の2017年に九州北部を襲った豪雨の際は、雨がっぱに長靴で街中へ飛び出し、水浸しになった家屋の後片づけに奮闘。人々が驚いた行動力の背景には「保険会社の調査課勤務時代の苦い記憶があった」と言います。

 「社会人3年目の時、鹿児島豪雨で大きな被害を受けたお宅に調査に赴きました。惨状を目の当たりにしながら、あまりにも多くの調査を遂行するため後片付けのお手伝いができず、職業人としての責務を優先せざるを得ませんでした。その時の悔しさとスーツ姿の自分への違和感が、長年心に影を落としていたんです」

山田さん左向き

#chapter3

「人として、困っている人に手を差し伸べたい」。生活に即したサービスの向上を目指す

 数多くの保険商品を取り扱い、各家庭や企業、組織の「困った」の声に応える山田さん。
 「生保商品では、私自身が体験したこともあって、がん保険をお勧めしたいです。私の場合は幸い早期発見、手術で事なきを得たものの、治療が長引けば経済的な不安はもっと大きかったでしょう。契約によっては給付金のほか、保険料支払い免除での保障継続や、その後の診断給付金が何度も支払われるケースもあるので、心強いですね」

 学生時代、陸上競技の選手として10年間トラックを走り続け、体力には自信があった山田さんにも、病を通して忍び寄る心配の種は小さくありませんでした。
 「健康不安は、人ごとではないと身をもって悟りました。ましてや一人暮らしの高齢の方やそのご家族は、日々の生活そのものに気がかりが絶えないことでしょう」
 山田さんは「人として、困っている人に手を差し伸べたい」と、生活に即したサービスの向上を目指しています。

 「お客さまのお宅を訪問した際には、用件以外にもお困りごとがないか、声掛けをしています。ご近所付き合いもままならない昨今なので、遠方のご家族に様子をお伝えするなど『見守り活動』のようなお手伝いができないかと、個人的に考えているところです」

 忙しい毎日の中で、「高校時代、文化祭で上級生のバンド演奏を見た時の胸の高鳴りを、また味わいたくて」と、80年代ポップスのコンサートに足を運ぶのが息抜きとか。
 穏やかな語り口に秘められたみずみずしい感性が、山田さんを現場へと駆り立てているのかもしれません。

(取材年月:2023年2月)

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専門家プロフィール

山田剛

保険会社での経験に基づいたきめ細やかな保険金請求のプロ

山田剛プロ

保険代理業

株式会社ライフステージ 福岡中央支店

損害保険会社の調査業務に長く携わった経験から、保険金請求の具体的な状況と契約内容との整合性確認に精通。万一の際には現場にいち早く赴き、人々の生活に直結するお金や日常の困りごとを体当たりで支援。

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