「お金のかかりつけ医」的な存在として、地域の人々に貢献したい（1/3）

40歳で独立、顧客からの紹介や口コミで事業を拡大

　「日本人は経済・金融の教育を受けずに社会に出ていきます。ご自身や大切な家族の未来を守り、思い描いた夢を実現するには正しい金融知識が不可欠です」と話すのは古家宏さん。金融機関や企業に属さない独立系のファイナンシャルコンサルティング会社「iフォーユー」の代表取締役を務めています。

　古家さんは長崎大学を卒業後、上場企業4社（物流、建設、住宅、製造）の技術・営業・人事の各分野で多様な業務に携わりました。

　「システムエンジニアとして技術開発に携わっていた時は、提案をお客さまに採用していただけるのが楽しくやりがいもありました。しかし30歳の頃、『40歳で独立する』と決意したので、他業務の知識や経験を積まなければならないと考えました。独立した後は自分で顧客を獲得しなければなりません。営業力を養うために、転職して営業に就くことに。その後、人事や経営部門にて社内インフラや上場に関わる仕事を経験し、40歳を迎えた時点で独立を果たしました」

　2000年にコヤ・ファイナンシャルプランニング・オフィスを開業。2012年に組織を法人化して、社名を「iフォーユー」に改め代表取締役に就任しました。既存の顧客から親族や知人を紹介されるかたちで事業を拡大。「お金のかかりつけ医」的な存在として、地域の人々から頼りにされている古家さん。「今では1200世帯3000名以上のお客さまから合理的な保障や資産形成のコンサルティングフォローをお任せいただいています」とほほ笑みます。

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