「相談してよかった！」と言われる総合不動産のプロ坂本芳文

「相談してよかった！」と言われる総合不動産のプロ

坂本芳文

バブルの苦い経験から学んだ「家を失うかも」という気持ち　

　「est（エスト）アドバイザリーサービス」は、不動産の売買、相続、賃貸管理、任意売却、競売など、不動産に関するさまざまな相談に対応している会社です。代表取締役の坂本芳文さんは、マンションデベロッパーに勤務後、独立しました。

　坂本さんには、若かりし頃の苦い思い出があります。「入社後にバブル景気が訪れ、当時20代前半だった私もその勢いに乗り、マンションを2室購入しました。あの頃は将来設計など何も考えず、このまま楽しい毎日が続くと信じていたのですが、バブルが崩壊してボーナスも昇給もゼロになり、住宅ローンが払えなくなってしまったのです」

　マンションは競売にかけられる寸前となりましたが、仕事柄、不動産の知識が豊富だったこともあり、債権者と交渉して何とか競売を取り下げてもらうことができました。「だから、かつての私のように、家や土地、財産を失うかもしれないと途方に暮れている人たちの気持ちが痛いほどわかります」

　長引くコロナ禍の影響で収入が減り、住宅ローンが重荷となっている人も少なくはないでしょう。「銀行の融資や国の支援で延命してきた企業も、これから体力がなくなっていくかもしれません。その結果、生活が苦しくなり、自宅を手放さざるを得ない人も出てくるのではないでしょうか」と案じている坂本さん。「大きな決断をする前には、ぜひ不動産のプロに相談してください。すると、自宅を売らないで済む方法や、競売や破産が回避できる方法が見つかるかもしれません」

「自分で何とかしなければ」という責任感ゆえに借金が増える　

　「自分で何とかしなければと思い込み、小口の借入を繰り返し、借金が増えてしまう人が後を絶ちません」と坂本さん。「当社にも、ギリギリまで追い込まれてから相談に来られる方がいるのですが、その時点になると、できる対策には限りがありますので、困ったらすぐに助けを求めてほしいのです」

　弁護士など専門家への相談を考える人もいますが、誰に依頼したらいいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。坂本さんは相談者の状況を確認し、法律の専門家が必要だと判断したら、適切な弁護士を紹介しています。

　住宅ローンの支払いが滞った場合、「任意売却」という手段で家を売却することもできますが、債権者である金融機関が必ず同意するとは限りません。「金融機関にも早めに相談しておけば、返済計画を見直してくれる可能性があります。しかし、気が重いようであれば、まずは私にお声がけください」

　坂本さんは、かつて競売にかけられそうになった自宅に今も住んでいるそうです。「当時は大変でしたが、今となっては住宅ローンも払い終わり、家賃もかかりませんので、結果としては若いうちに家を購入してよかったなと。いざという時には、売ったり貸したり運用することもできますし、困った時にきっと助けになってくれます」。だから、若い人には早めに自宅を購入することをお勧めしたいとアドバイスします。

家や土地、マンションの購入をプロの目でチェック　

　「家を買うとき、ネットやチラシ、広告を見て目星をつけ、その会社の営業担当者と商談をすることになります。その際、物件の良し悪しや適正価格かどうかなど、判断が難しいこともあると思います。そんな時も、私に相談していただければ、調査の実施や、こちらから業者に問い合わせることもできます」と坂本さん。

　「例えば、物件価格やマンションの管理費が相場より高いとか、見過ごしがちなポイントはいろいろあります。営業担当者も、自分に不利になる情報はあえて伝えないこともあるので、不動産のプロが間に入って調査・交渉することで、トラブルを防ぐことにもつながります。また、投資用にワンルームマンションを買いたいと考えている人も、契約前にぜひ相談してください。1社だけの情報をうのみにせず、複数社の話を聞くことで、最悪の事態を避けることができます」

　相続の際に、不動産の売却や有効活用のアドバイスを求められることも増えているそうです。「相続登記や税務相談が必要でしたら、提携の司法書士や税理士の先生をご紹介いたします」と坂本さん。自身も相続診断士の資格を持ち、相続に関する相談にワンストップで対応しています。

　不動産の売買や活用、相続は、人生を左右することもある大きなイベントです。「不動産業界の荒波にもまれ、約35年。その間に、失敗も成功も山ほど経験してきました」と、これまでを振り返る坂本さん。プロとしての知識と経験、そして、人の痛みがわかるからこそのソフトな人当たりが、多くの顧客に信頼されているようです。

（取材年月：2021年7月）

自宅の購入、住宅ローンの悩みなど、不動産のさまざまな問題に対応

バブルの苦い経験から学んだ「家を失うかも」という気持ち

「自分で何とかしなければ」という責任感ゆえに借金が増える

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