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「経験豊富な職人」と「営業担当者」の二つの顔を持つ瓦屋根工事のプロとして顧客に寄り添う

現場を熟知した担当者として顧客に寄り添う瓦屋根工事のプロ

野村尚吾

野村さんプロフィール画像
野村さん、打ち合わせの様子

#chapter1

職人としてキャリアをスタートして20年以上。手がけた工事の数は数千件にも

 瓦屋根の修理をしてほしいといった連絡を受けて、客先へと向かう野村尚吾さん。福井県あわら市で新築やリフォーム、メンテナンスのほか、太陽光ソーラーパネルの設置など屋根工事全般を請け負う「ジャパンルーフ」の営業として、日々さまざまな案件に取り組んでいます。

 「建ててから20年、30年たっているお家で、雨漏りなどのトラブルに見舞われているケースが少なくありません」と野村さん。
 雨漏りの箇所が特定できる場合には、瓦が割れていないか、ズレが生じていないかを確認します。ぽたぽたと音がするものの、どこから水が浸入しているのかわからないときには、屋根に登って下地まで詳しく探っていきます。
 「屋根の形状はお家ごとに違っていても、雨漏りが起こりやすいポイントはだいたい決まっています。屋根が入り組んでいたり谷になっている所、壁際などを重点的にチェックするようにしています」

 相談窓口としての役割も果たし、顧客サポートにあたる野村さんですが、職人として長年技術を磨き、その後一人親方として数々の現場を手掛けてきました。業界歴20年以上、数千件にも及ぶ施工に携わり、瓦の特徴を熟知しているのが強みです。
 「修業時代は、雨が瓦のどの辺りを伝って流れてくるのかをよく考えて屋根の状態を見るようにと教えられました。厳しく指導してもらったことすべてが、貴重な財産になっています」

 最初にかけつけて調査をしてくれる人が、実務に就ける高い技能を備えているのは、心強いと言えるでしょう。

#chapter2

不安をやわらげるためにも雨漏りの原因や、どのような施工を行うのかをわかりやすく説明

 野村さんは、まず屋根の状況をきちんと調べた上で、十分に時間をかけて打ち合わせを行います。「大切なわが家なので、みなさん不安を感じておられます。いま起きている問題の原因やどのような対処が必要かなどを、わかりやすくお伝えしています」

 訪れた先では「瓦が割れていないのにどうして?」「防水シートを張ってあるはずなのに」といった声がよく聞かれるとか。「昨今頻発している豪雨や暴風雨の際に、雨水が隙間から入り込む可能性があるんです。また、瓦自体は丈夫で100年もっても、下地の劣化により雨漏りが発生することもありますので注意してほしいですね」

 依頼者の疑問に対しては、自身の経験で培った知識を生かして細やかに応対。その場ですぐに答えることを心がけていると言います。時には、部分的な補修や瓦1枚の交換となることもあります。どのような内容であっても、野村さんの明快な説明に変わりはありません。

 「コミュニケーションは大事ですし、お客さまとお話しするのはとても楽しいですね」と笑顔を見せます。

 瓦をすべて新しく葺き替えたいとの要望や、現在のものをそのまま使えないかという問い合わせを受けることも。
 「瓦自体の防水性能などは、以前と比べて進化しています。お家を長持ちさせるためには、下地と一緒に一新した方がいいのはもちろんです。ただ、今後何年お住まいになられるかといった事情もお伺いして、お客さまにとってより良い方法をご提案させていただきます」

瓦屋根工事中

#chapter3

工事を担当した客先を時折訪問して困りごとがないか様子を確認

 熟練職人としての顔を持つ野村さんは、依頼者のニーズなどを聞き取り、適切に工事へと反映させていきます。

 「一つ一つの作業をどのように行うのか、職人たちと細部までしっかりと詰めます。お客さまの希望などをきちんと共有することで、期待にこたえていきたいと思っています」

 客先で失礼がないように、依頼者との接し方なども仲間にアドバイス。「みなさんの働きぶりが丁寧で気持ちがいい」といった言葉をかけられることも多いといいます。「仕事は人と人とのつながりで成り立っています。ご近所の方への気配りなども含めて、スムーズに進められるよう差配するのが私の役割です」

 中には、瓦屋根を葺き替える工程で下地がむき出しになっている様子を見て心配する人もいます。スタッフを確保するなど、できる限り迅速に仕上げていくのも野村さんの腕の見せどころ。大がかりな工事が「思っていたよりも早く終わった」と喜ばれることもあるそうです。

 常に複数の現場を動かし、多忙な毎日を送る野村さんですが、自分に課していることがあります。
 「弊社が担当させていただいたお客さまのもとには、時折顔を出すようにしています。何かお困りのことはありませんかと。快適に暮らしていらっしゃる様子を拝見すると、ほっとして、うれしい気持ちになります」。ささいなお願いであれば、無償で応じることもあるという野村さん。地域の住まいを守るために、瓦屋根工事のプロは今日も依頼者の元に足を運びます。

(取材年月:2021年11月)

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専門家プロフィール

野村尚吾

現場を熟知した担当者として顧客に寄り添う瓦屋根工事のプロ

野村尚吾プロ

瓦屋根職人

ジャパンルーフ株式会社

瓦屋根職人として長年の経験を持ち、現在は営業の最前線で雨漏りに悩む方からの依頼を受け瓦屋根工事を取り仕切る野村さん。瓦屋根の現場を熟知する担当者ならではの丁寧で明快な説明に顧客からの信頼は厚い。

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