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内装仕上げや畳工事、インテリアのトータルコーディネートもおまかせ

ヒアリングを重視し細部まで丁寧に仕上げる内装のプロ

川越隆司

川越隆司 かわごえたかし
川越隆司 かわごえたかし

#chapter1

住宅や店舗の内装を手掛け、知識と技術を高めるために国家資格も取得

 「内装仕上げ工事は、壁や床、天井、建具など、建物内部を整えたり、彩ったりする工事全般を指します。常にお客さまの目に触れ、住み心地にも大きく影響する部分なので、細部に至るまで神経を行き渡らせています。何年やっても新たな気づきや学びがあって、だからこそ楽しく続けられているのかもしれませんね」

 そう笑顔を見せるのは、「インテリアTAKA」代表の川越隆司さん。生まれ育った青森市で、2003年に内装専門の事業者として創業しました。
 「当方では、住宅や店舗を中心に請け負っております。個人のお客さまをはじめ、住宅会社さまや賃貸オーナーさまからご用命いただき、紹介やリピーターも多いですね」

 クロス張り、カーテンやブラインドの設置、ふすま・障子の張り替え、畳の表替えや新調など、さまざまな案件に対応し、プランニングから施工まで一貫して手掛けます。

 「ミリ単位で正確性を問われるのが職人の世界です。知識と技術を高めるため、資格取得にも積極的に取り組んでいます」と川越さん。
 中でも、国家資格である一級表装技能士は、法律や工法に関する学科試験のほか、実技試験があります。布・ビニール・紙製などの壁紙を実際に張り、正確さやできばえの美しさが評価されます。和紙製など扱う機会が少ない素材もあるため、職人といえども難関。川越さんは3度の挑戦で2022年、合格を果たしました。

 「資格を取れたのはうれしいですが、それ以上に身が引き締まる思いのほうが強いですね。“一級”の名に恥じない仕事をしたいという意識で現場に入るようになりました」

#chapter2

難しい要望にも知恵を絞って応え、畳職人としてのノウハウで和室づくりも

 事前にヒアリングを行い、依頼者の要望や悩みをしっかり聞き取る川越さん。前例がない、難易度が高いといったリクエストでも、実現させるために知恵を絞ります。

 過去には、「飼っている猫が家中で爪を研ぐので、壁紙がすぐボロボロになってしまう」と相談を受けたことも。
 「猫ちゃんの手が届く範囲が傷まないよう、保護する必要があると考えました。壁の下部で腰板と呼ばれる部分があるのですが、ここにフローリング用のタイルを施すご提案をしたんです。壁に用いる資材ではなかったので、特殊な接着剤を使ったり、一般的なクロスより細かくカットしたり。苦労もありましたが、お客さまがとても喜んでくださって疲れも吹き飛びましたね」

 施工にあたっては、表からは見えない箇所にもこだわります。
 「壁、床、天井すべてにおいて、下地が仕上がりの質を左右します。目立たない段差や凹凸でも、徹底的に補修・調整します。キズなどを埋めるパテ塗りや表面をならす研磨など、いずれの工程でも手を抜くことはありません」

 また、川越さんの実家は畳店で、畳職人としての技能を持ちあわせているのも特長です。
 「防カビ性や耐久性に優れた畳や、水洗いができるもの、ヘリがなくスタイリッシュな雰囲気で人気を集める琉球畳などもございます。ふすまや障子に関しても、撥水性や断熱性を備えるなど機能性を重視した製品も開発され、バリエーションは豊富です。洋室だけでなく、和室づくりもぜひお任せください」

川越隆司 かわごえたかし

#chapter3

これまでの経験を生かしインテリアコーディネートにも力を入れ、上質な内装を提案

 依頼者の希望にとことん寄り添うとともに、プロの目線も取り入れた適切なアドバイスで、期待に応えてきた川越さん。近年、特に増えているのが一戸建てやアパートなどのリフォームだと言います。

 「新築と違って既存住宅のお手入れは、お客さまがご在宅されているところにお邪魔することもしばしば。生活する上でご不便やご迷惑をおかけすることがないよう、工期や作業時間を厳守するのはもちろん、不快感を与えないよう、あいさつや身だしなみといった礼儀と、現場の整理整頓を心掛けています。お客さまとの距離が近いので緊張感もありますが、きれいになった様子を見て、喜びのお声を直接いただけるのが魅力でもあります」

 今後は、一級表装技能士資格が必要とされる公共工事にも活躍の場を広げるほか、インテリアコーディネートにも力を入れていきたいとか。
 「打ち合わせをしていると、『部屋全体のことを考えて色のバランスを取るのが難しい』『カタログを見ているけれど種類がたくさんあって迷う』『わが家にどんな家具が合うのか分からない』とおっしゃる方が多いんです。お客さまの理想を形にしていくために、デザインについてもお手伝いすることにしました」

 壁や床をキャンバスに、家具や照明、カーテンといった色とりどりの絵の具を使って空間を描くことで洗練されたイメージに。「数々の現場に赴いてきた経験を生かし、快適で上質な住空間をかなえていきたいですね」と意欲を語ります。

(取材年月:2023年3月)

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川越隆司

ヒアリングを重視し細部まで丁寧に仕上げる内装のプロ

川越隆司プロ

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インテリアTAKA

国家資格・一級表装技能士を持つ内装仕上げ・畳工事の匠が要望や悩みをしっかり聞き取り、できばえとスピードを両立した施工を実現。内装とインテリアが引き立て合う空間コーディネートサービスも提供しています。

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