理想の暮らしの実現に向けサポートするリフォームのプロ榊原忠俊

理想の暮らしの実現に向けサポートするリフォームのプロ

榊原忠俊

地域の気候風土に考慮したリフォームや新築を設計から施工まで一貫

　「古い和室を洋室に変えたい」「保温性のある浴室にしたい」「おしゃれなマイホームがほしい」といった声に応えるのは、秋田県湯沢市の「榊原建築」の代表・榊原忠俊さん。

　家を組み上げる技能を習得した一級建築大工技能士、図面作成や工事監理における専門性を備えた二級建築士の資格を保有。秋田県南部を中心に住まいのリフォームや新築を手掛けています。

　「夏は高温多湿、冬は季節風により寒さが厳しく、積雪量が多いといった地域の気候風土も熟知し、耐候性に優れた資材や塗料を選定しています。例えば雪を溶かし、水にして排出する無落雪屋根を採用すれば雪かきは不要になります。ただ導入費用は高めで、排水経路などのメンテナンスも欠かせません。当方は、メリットだけではなく、デメリットも包み隠さずお伝えしています」

　予算感を把握できるように、無料の現地調査を通じてどれくらいの費用がかかるかを概算して見積もりを提示。プランニングに際しては、要望を細やかにヒアリングしています。

　「お客さまがうまく言葉にできない場合も、会話の中から思い描くイメージ好みのテイストをつかみ、設計に反映しています。また自社施工により中間マージンを省き、コスト削減にも努めています」

　榊原さんは、毎日を快適に過ごせるよう、汚れにくく掃除がしやすい水回り、食材をたっぷり保管できるパントリー、室内干しもできる広い洗面脱衣室などを提案。吹き抜けで開放感のあるリビング、壁一面に書棚を配した書斎コーナー、木材をふんだんにあしらった優しい風合いの住空間などを作り出しています。

小学生の頃大工仕事に興味を持ち、職業訓練校と工務店を経て独立

　1987年に湯沢市で生まれた榊原さん。小学生のときに目にした自宅のリフォーム工事が、現在の道へ進むきっかけになったと言います。

　「木材を巧みに扱い、手際よく作業を進めていく大工さんの姿と、家が生まれ変わっていく様子に感激し、ぼんやりとではあるものの『いつか自分もものづくりに携わりたい』と思うようになりました」

　高校卒業後、大仙市にある職業訓練校に入校し、建築技術の基礎を2年間学びました。研修を終えた後は、職人として実践的なスキルを身につけるべく25歳まで地元の工務店に弟子入りします。

　「道具の扱い方にはじまり、仕事の進め方やお客さまとのコミュニケーションの仕方に至るまで厳しい指導を受けました。師匠や仲間たちと切磋琢磨しながら努力を重ねた日々は、貴重な経験となりました。腕を磨き、知識を養い、今の自分があるのは間違いなく修行先のおかげです」

　2013年、榊原さんは26歳のときに個人事業主として独立し、「榊原建築」を立ち上げました。

　「当初は知り合いや元勤務先の現場を手伝いに行くこともありました。退職後もフォローしてくださり、ありがたい限りです」

　榊原さんにとって何よりの原動力は、顧客からもらえる感謝の言葉。特に印象的だったのは、小学校の同級生から自宅の新築工事を依頼されたときのことです。

　「1年間にわたり打ち合わせを重ね、こだわりや希望を細部まで形にした結果、大きな喜びの声をいただきました。達成感を得るとともに自信もつきました」

賃貸住宅の原状回復や内装のリノベーション、店舗の改装にも対応

　「理想の住まいを実現するため徹底的に寄り添い、お客さまから『頼んでよかった』と言っていただけるよう全力を尽くします」と榊原さん。「家族にとって一番心地よい場所」をかなえるため、培った知見を駆使して利便性のいい間取りや機能性の高い住宅設備などをアドバイスしてきました。

　不具合に対処するアフタフォローにも力を入れ、雨漏りのような緊急性が高い場合は、予定を調整して可能な限り迅速に顧客の元へ向かいます。常に意識しているのは、目に見えない部分こそ丁寧に手を施すことだとか。

　「お客さまは大事なわが家を任せてくださいます。信頼を裏切らないためにも、全てにおいて不備のない工事を目指しています」

　実直に取り組む姿勢で多方面から引き合いがあり、賃貸物件にも対応。不動産オーナー、管理業者からの要請で汚れやキズを修復する原状回復、内装や水回りを一新するリニューアル、壁や天井を取り払うリノベーションなどを請け負っています。

　階段に転倒防止の手すりを取り付けたり、冷暖房の効率を上げつつ採光にも配慮したガラスの間仕切りを設けたり、多様なニーズに応え実績を積んできた榊原さん。進化する建材の情報を随時取り入れ、デザインの幅も拡充。今後は工務店時代の兄弟弟子たちと協力して、大規模な工事も行える体制を築きたいと考えています。

　「理容店といった店舗の改装に携わったこともあります。地域の建物を美しく整え、皆さまの暮らしを支えていきたいですね」

（取材年月：2024年12月）

「家族にとって一番心地よい場所」をかなえるため、徹底して寄り添い住まいづくりをサポート

地域の気候風土に考慮したリフォームや新築を設計から施工まで一貫

小学生の頃大工仕事に興味を持ち、職業訓練校と工務店を経て独立

賃貸住宅の原状回復や内装のリノベーション、店舗の改装にも対応

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