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1教科で40点以上アップも続出。徹底的に勉強時間を増やして子どもを伸ばす個別指導塾

やる気を引き出す指導で成績上昇に導く気鋭の塾経営者

大原弘也

やる気を引き出す指導で成績上昇に導く気鋭の塾経営者  	大原弘也さん
大原弘也さん 授業風景

#chapter1

地元密着の指導スタイルで支持を獲得。開校5年ですでに空席待ちが出る盛況ぶり 

 あなたの子どもは、普段どれぐらい勉強をしていますか。「毎日の宿題はやるけど、それ以外は全然・・・」「テスト勉強はいつもギリギリにしかやらない・・・」。そんな我が子にやきもきした気持ちを抱いている人もきっと多いに違いありません。ただ、勉強をさせようと塾に通わせても、授業についていけなければやる気が湧かず、長続きしないのは目に見えています。とはいえ、個別指導塾では、できるだけ授業数を増やすように勧められ、高額の料金を支払うケースも少なくないようです。経済的な負担を抑えながらも、我が子を志望の高校へ進学させてあげたい。そんな親の想いに応えてくれるのが、愛知県豊田市の個別指導塾「Aim(エイム)」です。

 同塾は、小・中学生向けの個別指導塾で、近隣の末野原中学校と上郷中学校の学区内の子どものみに生徒を限定。学校ごとの授業の進捗状況に合わせた丁寧な指導が特長です。塾長の大原弘也さんは、豊田市内にある学習塾「蒼心塾」で大学時代にアルバイトを始め、大学院に進学後、蒼心塾の加藤塾長から新しい塾を始めてみてはと勧められて一念発起。2014年4月にエイムを開校しました。開校1年目は認知度が低く、生徒集めに苦戦したそうですが、「生徒の成績上昇と楽しく通ってもらうことだけを考え、日々頭を悩ませながら指導に力を入れました」と大原さん。その努力が実り、5年目の現在は空席待ちが出るほどの人気ぶりだと言います。

#chapter2

とにかく勉強時間を十分に確保。定期テストの勉強は12日間連続・45時間以上

 同塾の強みは、とにかく勉強時間が長い点です。通常、個別指導塾で勉強時間を確保しようとすると、授業数を増やすことになり、授業料が高くなりがちです。ただ、同塾では、授業ではなく「自習」の時間を増やし、より安価な授業料で勉強量を確保できるように工夫しています。「ほとんどの中学生は、『勉強に向かう時間』が少ないため、知識が定着していないことが多いのです。当塾ではこの点に着目し、塾でたっぷり自習してもらうことで勉強時間を確保できるようにしています」。

 自習を重視した同塾の指導の中で、最も特徴的なのが「定期テスト対策」です。中学生の生徒は、定期テストの12日ほど前から毎日塾に通い、平日は3時間弱、休日は朝から晩まで9時間ほど勉強します。期間中、少なくとも45時間は勉強時間を確保。その内容は基本的に自習です。「学校から配布されたテスト範囲表を見ながら、自分で考え、テスト当日まで猛烈に勉強をします。おそらくこれだけ勉強する塾はなかなかないでしょう」と大原さん。

 同塾では、入塾時のテストは設けておらず、特別勉強ができる子が揃っているわけではありません。むしろ多いのは、勉強が嫌いな子どもたち。それでも入塾後は、ほとんどの子どもが12日間連続、45時間の勉強をやりきるそうです。「大切なのは勉強に集中できる環境を整えてあげること。また、当塾では、勉強をするときとそうでない時のメリハリを付け、みんなで大笑いしてふざけあう時間も作っています。そうすることで、子どもたちにも『エイムなら頑張れる』と自然に思ってもらえるのです」

個別指導塾Aimの学習室

#chapter3

トラウマを抱えて他塾から移ってきた生徒が、晴れて第一志望の高校に合格!

 同塾では、勉強が苦手で思うように成績が伸びず、他塾から移ってくる生徒も少なくありません。「今でも記憶に残っているのが、他塾に通っていたものの、暗記が苦手で毎日居残りさせられ、それがトラウマになって塾が嫌いになっていた生徒です」と大原さんは話します。

 とても礼儀正しく、他の生徒と変わらず接していた大原さんでしたが、ある時、受験対策講座で居残りを指示したところ、表情が一変。泣きそうなおびえた表情で、焦りながら勉強を始めたのです。とにかく帰りたい一心で、ただ問題をこなしているだけでした。「これでは頭に入らないと思いながらも、私は何も声をかけずに終わったら帰宅させました。すると後日、受験対策講座を辞めたいと言い出したのです」。大原さんは、その生徒のトラウマを受け止めた上で、「勉強を無理矢理させることが目的ではない。あくまで夢を叶える道を選んでくれればそれでいい」と伝えました。すると、安心した表情を浮かべたのです。これ以降、明るい表情で塾に通うようになったその生徒は、受験対策講座もしっかりと続け、見事第一志望の合格を掴んだそうです。

「エイムはこれからもどんどん成長していくつもりです。成長課程の塾ですから、まずは5年ほどかけて自塾の生徒に対してできる限りのことをしていきたい。そして、塾の仕組みを充実させた後は、大学時代に学んだITの知識を活用してアプリを開発するなど、自塾以外の生徒の成績向上にも貢献していけるようになりたいと思います」

(取材年月:2018年7月)

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大原弘也

やる気を引き出す指導で成績上昇に導く気鋭の塾経営者

大原弘也プロ

個別指導塾の経営者

個別指導塾Aim-エイム-

安価な授業料で成績アップに繋げられるよう、自習時間を増やすことで十分な勉強時間を確保。テスト期間中は、連続12日間・45時間以上の勉強を行うなど、メリハリを付けた学習方法で子どものやる気を刺激する。

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