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川久保康子プロのご紹介
英国で学んだニットデザイナーが、手動式横編み機による優しくも洗練されたニットを提案(2/3)
イギリス留学で培ったものづくりの技術と日本で学んだ引き算のデザインを糧に独立
川久保さんは短大を卒業後、単身渡英。国立ロンドン芸術大学でファッションとニットデザインを学び、コレクションブランドのアシスタントに。
「小さく切った生地をつないで糸にして編むとか、トルソーの上で布にピンを打ちデザインするとか。デザイナーが手を動かしながら発想を膨らませ、服を作り上げていくんです。ものづくりの面白さを体感しました」
25歳で帰国してからは、大手アパレルメーカーでレディースなどを担当。納期に合わせるため、効率ばかりが重視される現場に戸惑い、「どんどんものづくりの本質から離れていくような感覚がありました」と当時を振り返ります。
2009年に結婚。3人の子どもに恵まれ子育てをする中で、「留学時代の経験を糧に、自分らしく服作りをしたい」と独立を決意します。準備のため、さらにキャリアを重ねました。
「デザインの意味を追求するブランドに勤めた時は、線1本でもそこに入れる意味を突き詰めました。無駄をそぎ落としていく潔さを教わりましたね」
2017年、次女・三女が保育園の待機児童問題に直面したことから、夫の実家に近い長野市に移住。念願だったオリジナルブランドを立ち上げます。
「イギリスで覚えた素材からこだわる丁寧なものづくりと、日本で身に付けた “引き算”の美学。これらが、ブランドの個性を織りなしてくれていると感じます。また、長野は自然に恵まれ、都市部とは違う穏やかな時間の流れで、私の仕事にも子どもたちにもゆとりをくれて、感謝です」
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