住まい探しから住宅ローンのアレンジ、審査通過のためのサポートをワンストップでコンサルティング（3/3）

住宅ローンは住宅を購入してからが本当のスタート。強い家計を作りながら返済をしていく確固たる覚悟を

　「住まいは数十年ものの大きな買い物ですから、買う側にもっと寄り添うべき。当方では、どういう物件がお客さまのビジョンに合うか、メリットとデメリットを整理してお伝えします」

　顧客の中心層は子育て世代で、周辺環境の下見を兼ねて、近くの保育園まで一緒に歩くことも度々あるという伊藤さん。一家の未来に関わる責務を担っていることから、念頭に置いているのは、「住宅ローンは、組む時よりも返す時の方が大変」という現実。そして、「融資機関の融資可能ラインと、無理のない返済ラインは異なる」という事実です。

　「不動産業には、憧れを売る商売という側面もあります。高額な物件は、機能面でもデザイン面でも魅力的なのは確かです。しかし人生における二大出費のうち、目の前の住宅にだけ目がいって、もう一方の教育費を忘れてはいませんか」と問い掛けます。

　伊藤さんが考える住宅購入の真の目的は、「家族が集い、団らんし、幸せに暮らしていくこと」。重要なのは、強い家計を作りながら返していくというサイクルです。自身のキャリアを通し、支払いが滞ると不幸な結末が待っていることを実感しているだけに、「確固たる覚悟を持って臨んでほしい」と訴えます。

　「予算についてはくれぐれも注意し、背伸びをしないでください。万一、返済に不安を感じた時は、延滞、滞納といった事態に陥る前に、私どもにご相談ください。お客さまにとって、どういった選択肢があるかを検討し対策を講じます」

（取材年月：2022年6月）

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