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安江国昌

買い主の味方であることにこだわる住まい探しのプロ

安江国昌(やすえくにまさ) / 宅地建物取引業

フリープラス合同会社

コラム

新築一戸建てを安く買う「戦略」とは

2023年11月6日 公開 / 2023年12月17日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

家の買い時を聞かれることがあります。
私たちは不動産さがしのお手伝いをしていますが、「資産」としての不動産と、「住む」ための不動産は、異なるものだと思っています。
それを踏まえた上で、「欲しい物件が安く売りに出ている時が、買い時」とお伝えしています。

相場は変動します。
総じて市場価格が高いときは、売却価格も購入価格も高くなります。
住み替えの場合は売却価格も考慮しなければいけないので、一概には言い切れませんが、購入だけに絞れば「安いとき」こそチャンスです。

コロナ禍では、リモートワークのために「もう1部屋」欲しい方が住宅購入を検討されていたケースも多かったのですが、現在はかなり少なくなっている印象です。
特に全国旅行支援が開始されてからは、土日祝日の使い道は「家探し」から「旅行・レジャー」に置き換わったようです。
その結果、現在は住宅の売れ行きが総じて悪くなっています。

そこで「住宅が売れない」今こそ、建売戸建の検討をおすすめしたいと思います。

まずは、建売業者のウラ事情をご説明しましょう。
建売戸建事業は、よほど資金が潤沢でない限り、融資を受けて実施されます。
その事業上の融資期限は、1年間しかありません。
建売戸建事業は、土地を買って、建物を建てて、売り切るまでの期間を原則1年以内にやる必要があるのです。

建売戸建を売り出せるのは、着工後になります。
できれば竣工するまでの3〜4カ月で売り切りたい、というのが建売業者の思惑です。
しかし竣工までに売れなかった場合、融資期限までに売り切るため値引きが本格化していきます。
事業上の期限内に融資を返済し、次の分譲戸建事業の融資を受けるためです。

建売業者の事情を理解いただくと、「安く」購入するための戦略が見えてきます。
まず、すでに竣工している物件を探します。
竣工年月が過ぎているものは、すでに大幅な値引きがされていたり、場合によってはさらなる値引きも期待できるので狙い目です。
コロナ禍では買い手が多かったので、値引きなどできませんでした。
その時と比較すれば、10%近く安く買うことができる今は間違いなく「買い時」と言えます。

石川県では依然、新築注文住宅の人気が高いのですが、最近の建売住宅はデザイン性も高く、間取りも工夫されています。
ニーズに合った新築一戸建てを、賢く、割安に購入できるチャンス到来です。
ちょっと気になったら参考までに、弊社ホームページも覗いてみてください。
「建売住宅」の印象が変わると思いますよ。

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