弁護士
舛本行広
Mybestpro Interview
弁護士
舛本行広
#chapter1
昭和63年の事務所開設以来、地元・岩国市で30余年、地域と共に歩んできた森重法律事務所。平成29年に創業者の森重知之弁護士から事務所を引き継いだのが、弁護士の舛本行広さんです。
近年、舛本さんが力を入れているのが相続案件です。内閣府が公表した「令和元年版高齢社会白書」によると、平成30年の山口県の高齢化率(65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合)は33.9%。これは最も高い秋田県の36.4%、2位の高知県34.8%、3位の島根県34.0%に次ぐ全国4位の高い数字となっています。「今後、全国的にも高齢化はさらに進むでしょう。それに伴い相続に関する問題も増えてくると考えています」と舛本さん。
一体どんな問題が起こったときに、弁護士に相談すればいいのでしょうか?「まずは、相続財産自体や相続人の数、その所在が分からない場合です。相続財産が確定しないことには、分割協議を始めることもできません。相続人が確定できない場合も同様です。協議が始まったとしても、相続人同士の意向がうまく折り合わないことは多々あります。放置しておけば問題はより複雑になりますので、その際もすぐにご相談ください。また他の相続人のどなたかを弁護士が代理しているような場合には、相手の意見が強くなりがちで、こちらの意見が通りにくくなるかもしれません。その場合にもご相談いただければ、双方の弁護士同士が話し合うことで、お互い納得のいく協議ができると思います」
相続案件は、生活や心情的な部分と切っても切り離せない関係にあるため、「信頼できる弁護士と二人三脚で進めていくことが大切です」と舛本さんはきっぱり。感情の対立でまとまり難い事案でも、早い段階で相談することで、見通しが明るくなるケースも多いそうです。初回の相談は無料。トラブルが深刻になる前に、お早目にご相談を。
#chapter2
遺産分割について協議がまとまらなかった場合、家庭裁判所で「調停」という手続きを踏むことになります。さらにこの調停でも結論が出なかった場合は「審判」に移り、裁判所の判断を仰ぐことになります。舛本さんは「1~2カ月程度の協議で解決するものから数年かかるものまで、相続案件はさまざまです。また、たとえ事前に遺言書を作成していたとしても、もめることもあります。相続に関してできる一番の対策は、なるべく早く相談していただくこと。より良い解決に向けて全力を尽くしますので、まずはお気軽にご相談ください」と話します。
家族という近しい存在だからこそ、面と向かって本音を話せなかったり、逆に感情的になってしまったり。そんな家族間の葛藤がトラブルの背景にはあります。「たとえば高齢の親族を介護した人がいるとします。その人は、私はこんなに一生懸命やったのにと主張しますが、他の人からはお金を使い込んでいると言われることも。介護という事実の見え方が、立場によって変わってくるんですよね。双方に言い分があり、またどちらにも立場がある。弁護士はその思いに寄り添いつつ、お互いが納得できる着地点を示すのが仕事だと思っています」
#chapter3
舛本さんが弁護士を目指したのは、「地元で独立してできる仕事がしたい」と思ったのがきっかけです。大学を卒業後に勉強を重ね、弁護士になって今年で10年目を迎えました。
この仕事のやりがいを聞くと、「お客さまに納得していただいて、問題が解決できたときにやりがいを感じます。またそれまでの過程で、お客さまに相手の立場へ目を向けていただくことができたときにも、この仕事をやって良かったと思いますね」と笑顔。今後いっそう力を入れていきたいという相続案件についても、「これまでいろいろなパターンを経験してきたのが私の強みです。高齢化の進展に伴い、新規の案件も徐々に増えつつあります。相談に来られる方には、気になることは何でも気軽に話していただいて、一緒により良い解決を目指すことができればと考えています」と意欲的です。
弁護士は、依頼した人の人生に大きく関わる責任の重い仕事です。それだけにプレッシャーもあるかと思いますが、舛本さんは「この仕事を大変と思ったことはあまりないですね」とさらり。「これからも地元・岩国の皆さまと共に、地域に密着した弁護士として歩んでいきたい」と語るその言葉からは、地元の役に立ちたいという強い思いが伝わってきました。
トラブルの種が大きくなってしまう前に、まずは舛本さんに相談してみませんか?
(取材年月:2020年1月)
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舛本行広プロ
弁護士法人 森重法律事務所
相続案件は生活や感情の対立など心情的な部分と切っても切り離せない関係にあるため、信頼できる弁護士と進めていくことが大切です。早い段階でのご相談で見通しが明るくなるよう全力を尽くします。
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