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雨どい・屋根工事、外壁塗装を通じて、暮らしを支える大切な住まいを守る

住宅に関する困りごとの解決に尽力する屋根工事のプロ

秋鹿哲也

秋鹿哲也 あいかてつや

#chapter1

雨漏り診断士の資格を生かして調査し、不具合の原因を見つけて適切に対処

 「小さな会社ではありますが、迅速な対応と丁寧な作業、適切なコスト管理による適正価格のサービスを心掛けています」と話すのは、「オータムハウスサービス」の代表、秋鹿哲也さん。雨どい・屋根工事、外装塗装、外構エクステリアなどを手掛け、山口県と広島県の全域を対応エリアとしています。

 「雨どいや屋根は目に付きにくいですが、台風などでズレやゆがみ、破損が生じると雨水を処理できなくなります。ダメージが広がるのを防ぐには定期的にメンテナンスすることが理想で、当方では現況の確認は無料で承っております」

 主に打ち合わせや現地調査、見積もりを担当する秋鹿さん。雨漏り診断士の資格を生かして、現場をくまなくチェックします。

 「雨どい工事で伺ったケースでは雨漏りが発覚したことがありました。原因を突き止め、優先順位を変更して処置を施しましたが、想定外を起こさないためにも、事前調査は徹底しています」

 耐風性や耐久性に優れた瓦やガルバリウム鋼板を用いた屋根の葺き替え、下地の交換も行い、住まいのコンディションを整えます。「外壁については、手で触ると白い粉が付いたり、色あせたりしていると塗り替えのタイミングです。紫外線などを防ぐ塗料でコーティングして耐候性を上げ、お好みのカラーで美観性を高めます」

 立地条件や劣化の度合い、建物の造りなどを考慮して資材や工法を選定。施工にあたるのは20~30代が中心の若さ溢れる職人グループです。

 「当方は若手が数多く在籍しています。体力、技術力を備えたメンバーが手際よく、美しく仕上げます」

#chapter2

副業で雨どい・屋根工事を学び、経験豊富な職人とともに事業展開へ

 1966年に島根県松江市で生まれた秋鹿さん。松江工業高校土木科を卒業後、道路舗装会社の技術職、自動車製造工場の工員、はんこメーカーの営業などに従事しました。

 30歳のときに大手電子部品メーカーに入社。以来、20年以上にわたって機械オペレーターとして勤め、副業で雨どい・屋根工事を始めました。

 興味を持ち始めたきっかけは「実家で雨漏りが発生したとき、祖母が『バケツに穴が開いた話しではないけんね!』と言ってお金を出して屋根を葺き替えてくれたのです。住まいを快適に保つことの重要性を実感し、会社員として働きながら学び工事業にも乗り出すことにしました」

 2022年からは、雨どい修理を専門とする「あまどい屋」のフランチャイズに加盟。集客力も上がり、順調に業績を伸ばしてきました。

 「忙しく過ごすようになり、本業は夜勤もあったため睡眠時間をなかなか確保できなくなりました。体力面の負担が大きくなったことから、独立を決意しました」

 2023年2月に会社を退職し、2024年8月に法人改組。「あまどい屋」の技術指導でお世話になり交友のあった山口県の山本直哉さんと事業協力し、共同代表という形で「オータムハウスサービス」を運営するようになります。

 「山本さんは20代でありながら経験が豊富で、山口県内で数百件もの外壁・屋根工事に携わってきました。私が営業を、山本さんが施工管理を担当することで、頼もしいパートナーとともに事業を展開しています」

#chapter3

外壁を張り替え、塀や門柱を造作する外構・エクステリア工事にも注力

 開業から2年余りで、屋根のリフォームなど約200件の依頼を請け負ってきた秋鹿さん。今後は、外構・エクステリア工事にも力を入れていきたいと言います。

 「サイディングボードといった外壁材や継ぎ目のシーリング剤がひび割れたり、はがれたりすると、雨水が内部に入り込み、構造材などの腐食が進む恐れがあります。湿気でカビやシロアリが発生するリスクもありますので早めに対処しましょう」

 傷み具合に応じて外壁を一新する張り替えや既存壁をカバーする重ね張り、シーリングの打ち替えにより補修。ブロック塀や門柱を造作するほか、玄関アプローチや駐車場の地面にコンクリート打設も行っています。

 「私どもは、地域の皆さまから『家のことで困ったときはオータムさんに頼もう』『あなたにお願いして良かった』と思っていただけるような企業になりたいと考えています。どんなささいなことでも、気になることがあればお声がけください」

 さまざまなニーズに応えていくためにも事業内容を充実させ、実務力を強化していきたいと意欲を見せます。

 「日本社会と同じく、建設業界でも高齢化が進んでいます。当方は次代を担う若き人材がそろっているのが強みであり、お客さまと末永いお付き合いがしたいと思っています」

 50歳を過ぎてから新たな道を歩み始めた秋鹿さん。活力あふれる職人たちと、暮らしを支える大切な住まいを守っていきたいと展望を描きます。

(取材年月:2024年9月)

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専門家プロフィール

秋鹿哲也

住宅に関する困りごとの解決に尽力する屋根工事のプロ

秋鹿哲也プロ

屋根工事業

オータムハウスサービス合同会社

創業から約200件の依頼に対応し、雨どい工事や屋根工事、外壁塗装を手掛ける。有資格者による入念な現地調査を行い、施工は20~30代の職人が中心となって迅速かつ丁寧に実施。美しい状態に仕上げる。

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