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毎日をもっと楽しく!自由な空間デザインを取り入れた注文住宅

住む人の幸せを空間設計で実現する注文住宅のプロ

近藤啓太郎

近藤啓太郎 こんどうけいたろう
近藤啓太郎 こんどうけいたろう

#chapter1

建築家が立体的に空間をデザインする、おしゃれで機能的な家づくり

 “毎日がもっと楽しくなる家”とは、どんな家でしょうか。
 株式会社建装の代表取締役 近藤啓太郎さんが、注文住宅を建築するコンセプトとして中心に据えているのが、「毎日がもっと楽しくなる家づくり」です。
 一般的な間取りの固定概念を持たず、そこに住む人の希望や生活スタイル、そして将来的な家族構成など、さまざまなことを話し合い、その中で最良と思われる空間設計を取り入れた家。それこそが、「将来にわたって家族みんなが楽しく過ごせる家」と、近藤さんは考えます。

 近藤さんは、祖父の代から続く大工の家系。大工として現場での作業はもちろん、現場監督やお客さまとの交渉など、家づくりの工程すべてに従事してきた経験を生かして、住む人の望みを叶える注文住宅づくりをしています。
 ニーズに合わせた自由な空間デザインにこだわるようになったきっかけは、「ステイホーム」でした。2020年のはじめから、新型コロナウイルスの感染が日本でも広がり始め、外出自粛が呼び掛けられるようになりました。
 「家の中で過ごす時間が格段に増えたことで、もっと毎日を快適に楽しく過ごせるような空間づくりができたら…と思うようになりました。ただ生活する場所、というだけでなく、家族一人一人に合った空間にカスタマイズすれば、もっと暮らしを楽しめるのでは、と思ったんです」

 そこで始めたのが、『R+house』。
住む人の要望を聴き取り、建築家が住宅の設計をするというサービスです。

 R+houseは、建築家(考えるプロ)と工務店(作るプロ)、そしてお客さま(生活するプロ)の三者が共に考え、最適な家を作るという仕組みです。そうすることで、住む人の望みに寄り添い、形式にとらわれない自由な発想の注文住宅を作ることが可能になりました。

 R+houseの住宅設計が斬新なのは、平面図で間取りを配置するのではなく「立体的に構造を組み立てていく」点にあります。立体的に空間をデザインすることで、本来その土地が持っている空間を余すところなく活用し、より快適でおしゃれな住まい作りが実現できるのです。建築家による立体的で洗練された空間デザインは、子どもが成長した後など将来を見据えた「可変性のある間取り設計」を取り入れることも可能で、特に若いご家族や子育て世代に喜ばれているそうです。

#chapter2

祖父の代から続く大工の家系で培った、匠の技と工夫を生かして

 近藤さんは、幼いころから大工の祖父と父親の姿を見て育ちました。高校生の時には、「将来は自分も家づくりを仕事にしたい」と考えるようになったそうです。
 高校卒業後は東京の会社に大工として就職しましたが、父親の健康上の理由から2年後にUターンして建装に入社。以来、大工、現場監督、営業とさまざまな部署の業務を担ってきました。

 そのキャリアが今の近藤さんの個性になっています。「実際に作る立場、設計する立場、お客さまと話し合う立場の全てを経験してきたからこそ、多面的に検討することができます。ご家族の間でも要望が食い違うことはよくありますが、そういう時でも間に入って、それぞれの立場で一緒に考えるようにしています」と近藤さん。コストの問題もあるので、全てを叶えられるというわけではありませんが、限られた予算で家族の皆さんが最大限に納得できる提案を常に目指しています。

 「夏は暑く冬は積雪が多い」山形の気候に合った家づくりも、近藤さんが得意とするところ。地元の工務店だからこその細かい配慮は、目に見えない部分にも行き届いており、「住み始めてから改めて良さが分かった」とお客さまから感謝の声が届いているそうです。

近藤啓太郎 こんどうけいたろう

#chapter3

家を作って終わりではない。住む人と共に「家を育てていく」パートナー

 近藤さんが大切にしている「毎日がもっと楽しくなる家づくり」の到達点は、住宅の完成ではありません。毎日楽しく暮らせる家になっているか、安心して過ごせる空間になっているか。そしてそれがずっと続いているか。長期にわたり住む人の生活を見守り、支えていくのが自分の役目だと、近藤さんは話します。

 「家は、作って終わりではないんです。私たちが建てた住宅を、『生活するプロ』であるお客さまが住みながら育てていく。だから私たちも、一緒に育てていくという気持ちでお客さまご家族とずっとお付き合いしています」

 住宅をお引き渡しした後のアフタープログラムとして、年1回の感謝祭や、3カ月に1回のOB女子会などのイベントを企画し、気軽に話ができる場を設けています。

 人生を共にする大切な「家」。だからこそ、ちょっとしたことでも相談でき、同じ方向を向いて一緒に考えてくれる人が身近にいたら、とても心強いはずです。近藤さんは、お客さまのそうした気持ちに寄り添い、家というハード面だけでなく、住まいの安心と快適を共に支える「頼れる住宅のパートナー」を目指しています。

(取材年月:2023年8月)

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近藤啓太郎

住む人の幸せを空間設計で実現する注文住宅のプロ

近藤啓太郎プロ

建設業

株式会社建装

住宅の新築や改築、リフォームは大きなイベントです。住む人全員が納得できるように、一緒に最良の家づくりを考えていきましょう。固定観念にとらわれず、建築家による自由で快適な空間デザインをご提案します。

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