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写真は一瞬を永遠に変えるタイムカプセル。何よりも大切なのは被写体の笑顔

被写体の笑顔を永遠にするプロカメラマン

西野あきひろ

西野あきひろ にしのあきひろ
西野あきひろ にしのあきひろ

#chapter1

企業向けの画像や動画、多くの笑みがあふれる家族写真やウエディングフォトを撮影

 「写真は一瞬を永遠に変えるタイムカプセル。一生の宝物となるように、皆さまの幸せなワンシーンを切り取り、形にしてお届けします」

 そう語るのは、「スマイルプロアート」の代表で、プロカメラマンの西野あきひろさん。企業からのオファーにも応え、ホームページや広報資料の画像や動画を請け負っています。またお宮参り、七五三、卒業・入学といった家族写真、挙式・披露宴やお気に入りの場所でのロケーション撮影などを手掛けています。

 「個人のお客さまのプロフィール用で、ご本人さまらしい自然な表情を引き出すこともしかり、例えば100人を一斉に笑顔にするのは難しいでしょう。そこが私の腕の見せ所です」

 西野さんが被写体と向き合う際に心掛けているのは、大きな声で盛り上げ、身ぶり手ぶりを交えながらにこやかに撮影を進めていくこと。屋内・屋外関係なく、高いテンションを一貫して維持しています。最初は驚く人も多いそうですが、いつの間にかその場にいる誰もが笑顔になっていくと言います。

 「緊張から、顔を作ってもどこかぎこちない方もいらっしゃいますので、全員を巻き込んで和やかな雰囲気を作り出します。皆さんの心がほどけて一体になっていくのが最高で、それこそ100人規模の現場を終えた日は興奮が収まらず、なかなか寝付けません」

 親しみやすさを醸し出しながら、真摯(しんし)にシャッターを押す西野さんに共鳴する人も。「以前、経営者が集まる場へ撮影に伺ったときは、私と名刺交換するために列ができていました。とてもうれしかったですね」と満面の笑みを見せます。

#chapter2

レンズ越しに見た友人のまぶしい表情に魅せられ、歯科技工士からカメラマンに

 1986年に茨城県北茨城市で生まれた西野さん。幼い頃から手先が器用で、短大を出た後は歯科技工士として働きます。技術者として職務に励む中、カメラを手にするようになったのは2013年のこと。友人が趣味でやっているのを見て自分も興味を持ち、すぐにとりこになりました。「カメラは自己満足の世界だと思っていましたが、SNSによって自分の写真が世界中の人の目に触れ、声を掛けてもらえることに大きな喜びを覚えたのです」

 当初は、花や風景を中心に撮っていましたが、あるとき友人たちとスノーボードへ行く機会があり、カメラを持っていた西野さんは撮影を任されます。「レンズ越しに見た友人の笑顔があまりにもまぶしく、人を撮ることに魅了されました。もっと多くの人の輝きを捉えたいと考え、副業でプロカメラマンをすることにしました」

 ダブルワークを始めて5年がたった2018年、プロカメラマン一本で生きていくことを決意し、個人事業主として独立します。「歯科技工所での勤めは安定していましたが、写真が楽しくて仕方なかったので、カメラだけで食べていきたかったのです。本業にしたものの当初はほとんど仕事がなく、1年目は収入も厳しくて大変でしたね」

 貯金を切り崩しながらの苦しい日々でしたが、自らが選んだ道を諦めず、少しずつ実績を重ねます。2年目以降はポータルサイト経由で依頼が舞い込むように。リピーターが付いてくれたおかげで、コロナ禍でも案件が途切れることはなかったそうです。

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#chapter3

家族の絆を深めるギフトムービー、企業のホームページ作成にも注力

 西野さんがこれから力を入れていきたい事業は大きく二つ。
 「一つがホームページの作成です。歯科技工士をしていた私は治療の流れや使用機器を把握しているため、歯科医院さまから撮影と同時にサイトづくりを頼まれる機会が多くノウハウを身に付けました。歯科医療業界をはじめ、各業種の企業さまに対応し、採用活動、商品・サービスのPRなどご要望に合わせます」
 もう一つはギフトムービーです。
 「例えばお孫さんが、おばあさんがどんな人生を歩んできたかを聞く様子を、家族の記憶として親御さんにプレゼントしたり、奥さんが義理のお母さんに旦那さんの幼少期のことなどを聞き取って贈ったり、家族の絆を深めるアイテムとして展開していきます」

 動画の利点は声が残ること。紡ぎ出される言葉を記録することで家族へのメッセージを代々受け継いでいくことができます。インタビューを通じて知らなかったエピソードに触れるなど特別な瞬間を共有でき、定期的に見返して思い出を語らうことも一家にとってかけがえのない時間となります。

 業容の拡大を期するため、2024年1月に法人化。世界的なイベントやフォーラムなどにも携わり、プロカメラマンとしてキャリアを積んできましたが、西野さんは技術の向上に余念がありません。

 「写真を選別する際、もっとよい撮り方があったのではと毎回反省しますし、他の人の作品を見たときも自分だったらこう撮ると常に考えています。今後もプロならではの質を追求していきたいですね」

(取材年月:2024年5月)

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被写体の笑顔を永遠にするプロカメラマン

西野あきひろプロ

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株式会社スマイルプロアート

企業様のホームページにおける写真・動画の質は、極めて重要です。人に伝わる写真・動画撮影をすることで、 ホームページを魅力的に作成し企業様の雰囲気や特長を伝えることができると考えております。

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