ビジネスを加速させる、心に響くUIUXデザイナー
葛本尊広
Mybestpro Interview
ビジネスを加速させる、心に響くUIUXデザイナー
葛本尊広
#chapter1
心を動かす体験がビジネスを躍進させるとして、ユーザー目線に立ち、分かりやすく、見やすい導線を描くUIUXデザインを追求する「ムーヴ」の代表・葛本尊広さん。スマートフォンアプリやWEBシステムの企画・設計・デザインを行っています。
「これまで手掛けた案件は、鉄道の運行状況などを知らせるアプリや、栄養指導のダイエットアプリ、決済アプリ、学習アプリなど多岐にわたります。なかにはユーザーが1000万人を超えるものもあり、日本中で多くの方々に利用されています」
ターゲットに商品やサービスの魅力を的確に伝える広告業界に、長らく携わってきた葛本さんが目指しているのは、使いやすく心地良いデザインです。
「当社では、方向性などを定めるコンセプトメイキングを得意としています。お客さまのビジョンを共有しながら、心に響く直感的なデザインを提案します。またビジュアルの一貫性を大切にし、ブランド価値を高めることも得意としています」
新規サービス展開において、年齢や職業、趣味などを含むペルソナを設定し、具体的なシナリオを作成しながらユーザー体験をデザインします。しかし、実際に有用な仕組みを実現するのは簡単ではありません。
「すべてのユーザーが想定通りに行動するわけではありません。そのため、長年の経験で培った洞察力を生かし、予想外のユーザー行動にも対応できる“職人技”のようなアプローチが私たちの強みです」
#chapter2
「2008年にiPhoneが登場したとき、今後プロモーションの主流は平面広告からモバイルに移行していくだろうと予見したんです」と語る葛本さん。同社を立ち上げたのは2012年で、当時、UIUXデザインを専門にする会社はほとんどなかったそうです。
「情報発信や予約、購入などアプリが持つ多様な機能を使えば、従来の広告にはない販促力や集客力を企業に提供できるかもしれないという思いで、当時の勤務先のプロジェクトチームでアプリを研究して、試作版を3本ほど作りました。試作をもとに営業をしていくうちにどんどん仕事につながってきたところで、メンバー3人で独立しました」
「12年経った今も、創業当時のメンバーが変わらず在籍し、それぞれがスキルを磨いてきました。ディレクション、UXプランニング、UIデザイン、3人の役割分担が明確で、三位一体のクリエイティブワークを実現しています。長年培ってきたチームワークにより、お客さまのニーズに隙なく対応できる体制が整っています」
#chapter3
創業時から、世の中を便利に変えていきたいと考える葛本さんは新たな事業にもチャレンジ。プロジェクトや生産・制作工程などを管理するガントチャートとチャットを組み合わせた「GanttChat(ガントチャット)」をリリースしています。
「計画表やスケジュール表といったチャートを簡単に作成することができ、タスク別に独立したスレッドを立てられるのが特徴です。メンバー間で達成すべき事柄に関わる報連相やファイルを共有できので、やるべきことや進捗、資料を整理できます」
ベータ版を自社サイトで公開していますが、すでに採用しているクライアントもいるそうです。
「従来のコミュニケーションツールではスレッドが乱立したり、会話がどんどん流れてしまって、大事な要件を探し出すストレスを感じていました。このツールでは複数の案件を俯瞰で一覧でき、プロジェクトをマネジメントする人にはかなり重宝さると思います」
「情報デザインのゴールは、ユーザーの内に力を与えることである」と葛本さん。「GanttChat」をはじめ便利なツールを世に広めて仕事の効率を上げ、個々のパフォーマンスを高めることでクライアントの発展に貢献していきたいと意気込みます。
(取材年月:2024年9月)
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Profile
ビジネスを加速させる、心に響くUIUXデザイナー
葛本尊広プロ
UIUXデザイナー
株式会社ムーヴ
広告制作会社でアートディレクターとして培ったコンセプトワークやビジュアルディレクションの経験を生かし、使いやすさを重視したデザインでブランド価値やユーザーベネフィットを高めることが得意。
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