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中小企業のIT環境を常に最良の状態に保つ、頼れる「ITコンシェルジュ」

インターネットサポートにこだわるITコンシェルジュ

目代純平

インターネットサポートにこだわるITコンシェルジュ 目代純平さん
「インターネット・ゲームに関する家庭のルール作り(ファミリeルール講座)」

#chapter1

時代の変遷が激しい業界の中で、IT運用管理に特化した事業内容へ

 IT企業の中では珍しく、開発をメインに据えずに企業のITに関するさまざまな悩みに対応する「ITコンシェルジュサービス」をメインとし、主に中小企業を強力に支援しているチェックフィールド株式会社。同社代表の目代純平さんが現在の会社を起業したのは、1999年。ITの将来に大きな可能性を感じ、大学生時代に起業という道を選択しました。業界は時代の変遷が激しく、目代さんもシステム開発やホームページ制作など、時代のニーズに対応するように中心的な業務内容を変化させてきました。そんな中、創業当時から一貫して続けてきた仕事として、6年ほど前から中小・中堅規模の企業に向けたIT運用管理に特化した会社として舵を切ります。

 特に50人~100人ほどの規模の会社の場合、システム管理者や管理部など、自社にITに関する専門の人材や部署を持たない会社がほとんど。目代さんはそうした会社のIT管理者として、あらゆる悩みに対応できるワンストップサービスを提供。昨今はどの業種でもITを利用せずには仕事ができない時代になりましたが、目代さんの顧客は小売業など、今まではITと縁がなかった、必要がなかった業種が多いと言います。なかでも、創業当時から付き合いがある東京日本橋の老舗高級果物店「千疋屋総本店」からは、コーポレートサイト制作、サーバーの保守・管理、社内向けのITコンサルティングなど、IT管理全般の案件を全て任せられています。

 「ITコンシェルジュ」は、クライアント企業のITに関するあらゆる要望に応えるITの専門家。クライアント企業の要望は、インターネット接続やウィルス対策といった基本的な内容から情報漏洩対策、ITによる業務の効率化などの専門的な内容まで多岐にわたります。目代さんは自社の強みを「クライアント企業のIT環境を常に最良の状態に保ちながら、メーカーの代理店契約などのしがらみもなしに、中立的な立場で最も適切な提案ができること」だと胸を張ります。

#chapter2

相互理解から成り立つクライアントとの関係性

 時代が急速に変化するインターネットの世界には、さまざまな危険性が潜んでいます。以前は素人程度の知識でも簡単なトラブルは対処できましたが、現在はウィルスなどの巧妙化、ネットワークの複雑化などによって半端な知識で対応した結果、さらに重大な問題につながってしまう危険性があります。最近になってよく聞かれるようになった情報漏洩もその一つ。目代さんは、その原因のほとんどが、会社側の知識ならびに管理不足にあると訴えます。

 「ある社員が、会社で使用するパソコンで動画をダウンロードし、ウィルスに感染してしまう。そして、彼はその行為の危険性を認識していなかった。もし、正しい知識があれば防げたかもしれません。だから、情報というものの重要性を理解してもらいたいですね。情報を失ったことで、金銭的な損害だけでなく、周りからの評価や信頼も損なわれてしまいます」

 しかし、経営者によってはその認識が薄く、IT管理に予算を割くという考えを持っていない人も存在します。目代さんはクライアントがそうした必要性を認識していなければ、互いにいい仕事はできないと話します。それでも、気配りが行き届いたサービス内容によって長期間の付き合いを続けているクライアントは多く、特殊な事情を除けば途中で契約を打ち切られたケースはありません。その事実からも、目代さんが提供するサービスの必要性と重要性が理解できます。

インターネットサポーター 目代純平さん

#chapter3

子供たちに近付くインターネットの危険性を伝えるという役割

 事業を通じてインターネットの変遷を最初から見続けてきた目代さんは、飛躍的に発展し、ひとり歩きを始めているインターネットの弊害を、今こそ伝えなければならないと考えています。特に大人でさえ戸惑うことも多かったネット社会に、現在は子供たちが普通に接していることに対する危険性を実感。それを周知したいと、小中学校で講演活動を行ってきました。現在は現場での要望を受け、子供たちが最も多く接する携帯電話の使用方法についての講演を中心に行っています。2012年9月には子供の携帯電話の安全な使用について本を出版。インターネットや携帯電話をめぐる諸問題に精通したエキスパートとして小中学校やPTA、その他教育機関にとっても心強い存在です。

 「私自身、自ら起業してよかったと思うことは、この会社や社員が存在することで世の中の役に立てたことなんです。ただ、はじめから起業したいと考えていたわけではありません。父親がサラリーマンだったので、もともとは大企業志向だったんですよ(笑)。日本の風潮として、今でも大手企業が勝ち組という意識がありますが、本当に優秀な人材が必要なのは中小企業です」

 目代さんは会社設立当初、商社マンだった父親から起業を強く反対されたといいます。しかし、今ではその父親が会社のTシャツを着てくれていると、穏やかに話してくれました。

(取材年月:2013年1月)

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