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東京都内や神奈川県、千葉県で、チルド食品をはじめ暮らしを支える食品を配送

安定した運送サービスで暮らしに貢献する食品運送の専門家

植竹栄治

植竹栄治 うえたけえいじ
植竹栄治 うえたけえいじ

#chapter1

3~4tの冷蔵・冷凍トラックを保有し、ショッピングモールやスーパーへ運搬

 「皆さまの大切な商品をお預かりし、適切にお届けします」と話すのは、「圭徳運送」の専務・植竹栄治さん。東京都江東区を拠点に、都内や神奈川県、千葉県で食品の配送を手掛けています。

 「当方では3t、4tトラックを計20台保有し、その全てが冷蔵・冷凍車です。主にショッピングモールやスーパーに向け、牛乳、豆腐のような乳製品や発酵食品、デザート、お弁当といったチルド関連の他、飲料水、お酒、お菓子など幅広い品を運搬しています」

 兄で代表を務める保之さんと二人三脚で事業を展開し、30年以上の実務歴を誇るドライバーをはじめ、ベテランが数多く在籍。自身も20年以上のキャリアを持ち、現在も毎日ハンドルを握っています。

 「どれだけ経験を重ねても慣れは禁物。乗車中は自分の腕を過信することなく細心の注意を配っています」

 全車両にドライブレコーダーとバックモニターを設置。荷崩れしないよう積載の仕方を工夫し、遅延が起きぬよう出発前に交通状況を確認してルートを策定しています。

 「万が一配送中に事故が起きれば、多くの方にご迷惑を掛けてしまうのは言うまでもありません。私どもを信じて仕事を任せてくださった方を裏切ることになるため、従業員全員が安全運転を徹底しています。また、マナーや礼儀といったお客さまへの応対品質も高めています」

 食品を扱う者として日々の清掃により庫内の清潔を保ち、衛生管理にも力を入れる植竹さん。「生活必需遺品であり、皆さまの健やかな暮らしを支える品物を運ぶことに大きな責任とやりがいをもって取り組んでいます」と語ります。

#chapter2

運送業を営む家に生まれ、物流が果たす役割や存在意義を実感し兄弟で創業

 植竹さんは1978年、運送業を営む家に生まれました。幼少期からトラックに載せてもらいながら遊んでいましたが、「ドライバーになるつもりはなかった」と明かします。

 将来の進路について心境が変わったのは大学生になってから。長期休暇の際に現場業務を手伝うようになり、運送の魅力に気が付いたと言います。

 「中学ではサッカー、高校では野球に打ち込んでいたので、体を動かす仕事が向いていると感じました。何より、社会基盤のインフラとして物流が果たす役割の重要性を実感し、存在意義に心を引かれたのです」

 大学在学中、「家業に入りたい」と父親に伝えたところ、当初は強く反対されたそうです。「『車を運転して荷物を積み下ろしするのは大変。競合他社も多いし、ビジネスとして競争が激しく大金を稼げるわけでもない。せっかく大学に行ったのだから別の道もある』と告げられました。それでも私の意志は変わらず、根気強く頼み続けたところ、最終的には入社を認めてくれました」

 兄弟で運送業のいろはを一から学び、2008年、植竹さんが30歳のときに2人で「圭徳運送」を立ち上げました。「父は主にお酒の運搬をしていましたが、私たちは生活に欠かせない食品全般を運びたいと考えていたため、新しく会社をつくることにしました」

 創業に当たって掲げた社名「圭徳」は、実家の創業者である祖父圭一郎さんの「圭」に、善行を積む「徳」をもって信頼される会社にしたいとの思いから付けました。

#chapter3

社会インフラである運送業を拡充し、食品の他さまざまなニーズに応えたい

 独立したばかりの頃は不安があったものの、家業で培ったネットワークなどを通じて多方面から声がかかり、順調に業績を伸ばしてきました。「お客さまから『あなたに任せれば安心だね』と言っていただいたときは、安定したサービスの提供に努めてきたことが功を奏したのだと、うれしくなりました」

 コロナ禍以降はオンラインで買い物する人が増え、運送業界全体で需要が増加。今後は食品以外も請け負い、さまざまな商品を運んでいきたいと、植竹さんは意欲を見せます。

 「多様なニーズに応える上で課題となるのは人員の拡充で、昨今は少子高齢化などを背景に人手不足が深刻化しています。体力勝負できついといったイメージから、若者の業界離れも進んでいます。若い世代に、物資輸送の一翼を担う運送業者の価値を知ってもらい、志をもって職務に励める環境を整えていきたいと思います」

 働きやすい職場づくりとして、シフト制のローテーションによる勤務体制でプライベートを確保。作業負担を減らす一環として、全てのトラックに荷物の電動昇降機を搭載し、女性も無理なく乗務できるように配慮しています。

 「25人いる従業員のうち、3人が女性ドライバー。いずれも気配りができて優秀なメンバーです。これからも男女を問わず、相手に立場になって考える人間力とやる気を持った人材を積極的に採用していくつもりです」

 誠意ある対応で、顧客との信頼関係を築いてきた植竹さん。これからも社会のインフラたるべく走り続けます。

(取材年月:2024年9月)

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専門家プロフィール

植竹栄治

安定した運送サービスで暮らしに貢献する食品運送の専門家

植竹栄治プロ

運送業

圭徳運送株式会社

3~4tトラックを20台保有し、その全てが冷蔵・冷凍仕様。社内には経験30年以上のドライバーが多数在籍。徹底した安全運転で貨物を運び、時間通りの配送を心掛け、毎日の暮らしを支えます。

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