独自の診断でそれぞれの建物にあった外壁塗装を提案するプロ
芹澤亨
Mybestpro Interview
独自の診断でそれぞれの建物にあった外壁塗装を提案するプロ
芹澤亨
#chapter1
「近年は、インターネットの普及により、スマートフォンなどで簡単に調べものや買い物、サービスの申し込みができるようになりました。選択肢が増えて便利になりましたが、数ある中から1つに決めるのは大変です。そんな時、基準になるのが消費者のコメントです」と話すのは、住宅塗装専門店「塗装工房」の代表・芹澤亨さん。
外壁塗装はもともと紹介や口コミによる依頼が多いですが、これまで以上に評判が重視されているように感じると言います。
「塗装業といえば職人かたぎで、『こだわりが強そう』『気難しいのでは?』といったイメージを持つ方もいるでしょう。お客さまの不安をやわらげるためにも、私どもでは細やかな対応、わかりやすい説明に力を入れています」
芹澤さんのもとでは作業の様子をカメラで撮影。工事開始から完了までの各工程の写真を整理して報告書を作成し、施主に提出しています。また、工事に入る前は近隣にあいさつにまわるなど、「地域で1番信頼される塗装店」を目指して日々の業務に取り組んでいるそう。
「外壁塗装は業者におまかせという方が多く、施工内容や質について『わからない』というのが、不安の元になっていると思います。私どもでは、使用する塗料の性能や予算、下地処理や下塗り、中塗りといった一連の流れなどについて詳しくお伝えしています。外壁塗装についてきちんと理解をしていただいた上で、ご契約いただける体制を整えています」と力強い表情を見せます。
#chapter2
開業するまでは、塗装会社で10年ほど修行を積んだという芹澤さん。しかし自分の考えでもっとお客さまの大切な住まいを守りたいと、独立を決心し2012年に同店を立ち上げました。
「みなさんが家電を購入するとき。どんな機能を備えているのか、どれぐらいもつのか、修理はしてもらえるのか、といったことを店員さんに聞きますよね。外壁塗装においても、AとBの塗料で金額に開きがあるのはなぜか、塗装による効果は何か、耐久性はあるのかなど、さまざまな問いに対し、私たちがきちんと答えていくことが大切。よくわからないまま、納得できないままでは不満が残りますので、当社ではお客さまとのコミュニケーションに努めています」
仕上がりが美しいなど、職人は技をもって信頼を得ることが本分ではありますが、培った知識を生かし、施主の疑問を解いてくことが「お客さまの満足につながる」と芹澤さんは考えています。
「対話を通じて、お客さまに誠実に向き合っていきたいと思います。ただ、私たちは接客のプロではありませんので、従業員みんなで伝え方などについては勉強の毎日です」とほがらかに笑います。
#chapter3
住宅の外壁や屋根は常に日光や風雨にさらされる場所。交通量の多い幹線道路沿い、山や川の側など周辺環境からも影響を受けるほか、築年数や外壁・屋根の材質によっても劣化の状況は異なります。また、目の届かない所が多いうえ、専門家でなければ気づかない傷みがあるため、定期的に点検を受けることが重要だとアドバイスします。
「私どもでは、建物の構造や建材、外壁や屋根の劣化に関する知識を備えた、診断士が家屋の状態を確認しています。劣化や不具合の原因をきちんと見極めたうえで適切なメンテナンスを施さなければ、同じような問題が起きる可能性があるからです。診断後は、塗装のタイミングや、防水・遮熱など塗装により得られるメリットについてもお話しします。事前診断だけでなく、施工後のアフターフォローも実施しています。『塗って終わり』ではありません」と芹澤さん。
「工事のあと『いい仕事ができた』と満足するのは、私たち職人だけではよくありません。自分たちにとって100点でも、お客さまに50点と言われれば、それが結果です。お客さまの及第点に近づけるように、塗装のプロとして常に高みを目指していくことが私たちの目標です」と意気込みを語ります。
「家がくすんで見える」「小さなひび割れがある」など自宅の外観で気になることがあれば、丁寧な仕事をモットーにする芹澤さんに相談してみてはいかがでしょう。
(取材年月:2020年8月)
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