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建物の美観を守り、耐久性を高める塗装業務に自社で一貫して対応

職人を雇用し、品質維持と費用負担軽減を実現する塗装工事のプロ

中野政樹

中野政樹 なかのまさき
中野政樹 なかのまさき

#chapter1

吉野川市や阿波市、美馬市を中心に、住宅の外壁や屋根の塗装、防水工事などを展開

 「塗装は色やツヤを取り戻し、建物の美観を保つ意味もありますが、塗膜を張ることで紫外線に対抗したり、雨水の浸入を防いだり、耐久性を上げる重要な役割もあります。みなさまの大事な財産である住宅を守るためにも、表面のはがれやひび割れなどに気付いたら、早めにお声掛けください」

 そう話すのは、徳島県吉野川市の「中政塗装」で代表を務める中野政樹さん。主に、吉野川市や阿波市、美馬市で住宅の外壁や屋根の塗装、防水を手掛けています。

 「培った技術で質の高い仕上がりを目指すのはもとより、低価格にも自信があります」と中野さん。職人を雇用し、自社で一貫して請け負うことで、外部委託にかかるコストなどの削減を実現しています。また、顧客との打ち合わせも職人自らが行い、専門的な視点から細やかに提案するとともに、要望などを施工に反映しているのも特長です。

 「持てる力を存分に発揮してもらうためにも、日頃から楽しく仕事をしてほしいと思っています。仲の良さ、雰囲気の良さもあってか優秀なメンバーが集まってくれました」

 熟練の職人たちを束ねる中野さんも、20年近い経験を有するベテラン。数多くの工事をこなす中で重視しているのは、下準備です。下見の段階で特に注意が必要な箇所をじっくりと調べ、入念にスケジュールを組みます。作業の進捗は写真で記録し、顧客への報告も欠かしません。
 「完工後、新築のようにきれいになったわが家の様子を目にしたお客さまは驚き、喜んでくださいます。そこで頂く感謝の言葉が大きなやりがいになっています」

#chapter2

中学卒業後、塗装職人の道へ。腕を磨き、周囲からの勧めもあり20歳で独立

 1990年、吉野川市で生まれた中野さん。中学校卒業と同時に塗装の世界へ足を踏み入れて以来、この道一筋で実直に歩みを進めてきました。
 
 「やんちゃで勉強が苦手だったわけではなく、自分の中で高校に通う理由を見いだすことができなかったんです。早く働きに出たいと思っていたところ、近所に住む方が誘ってくださり現職に就きました」

 ただ、塗装職人として一人前になるまでの道のりは想像以上に厳しかったと振り返ります。「とにかく、しょっちゅう叱られましたね。『技は目で盗め』という考えを持った年配の方が多かったため、どこがいけないのか、なぜ怒られているのか分からないこともしばしばでした」

 辞めたくなったことも一度や二度ではなかったそうですが、くじけそうになるたびに「せっかく選んだ道なのだから、ここで諦めるのはもったいない」と自分に言い聞かせ、懸命に食らいついていきました。

 「2~3年がたつ頃には一連の流れを把握し、業務のコツをつかんだことからスキルも向上しました。自分にできることが増えるのに比例して周囲からも頼られるようになり、だんだんと仕事がおもしろいと感じるようになりました」

 20歳を迎える頃には一つの現場をまとめられるように。周囲の勧めもあって独立を決意し、事業を立ち上げます。

 「創業したものの、最初は営業の仕方が分からず、案件の獲得に苦戦しました。同業者さんの手伝いをさせてもらいながら、何とか食いつないでいくような日々でした」

中野政樹 なかのまさき

#chapter3

2021年にショールームを開設し、カラーシミュレーションなど塗装の相談に対応

 顧客集めに苦労した中野さんにとって、最初に依頼してくれた顧客は特に印象深いと言います。「知人の親御さんから屋根を塗ってほしいと頼まれたのです。気合を入れて臨みましたから出来栄えも上々で、ご満足いただけました。お宅の近くを通り、10年以上経過した今もツヤがあるのを目にするたび、うれしくなりますし、初心を思い出します」

 現在は、配布しているチラシを見て問い合わせが入る以外に、既存客が親戚や近隣住民を紹介してくれる機会も増えています。しかし、「まだまだ知名度が高いとは言えません」と現状に甘んじることなく前身。自社の取り組みを知ってもらうため、2021年にはショールームを開設しました。

 「具体的にイメージできるようカラーシミュレーションをしたり、施工事例を紹介したり、塗装に関するさまざまな相談に応えています。少しだけ話を聞いてみたいとか、塗り替えにどれくらい費用がかかるのかを知りたいという方も、気軽にお立ち寄りください」

 経営者として事業を率いる一方で、中野さんは現場も重視。「腕が鈍ってはいけませんし、新しい塗料もどんどん登場しています。サービスを充実させていくためには、現場の状況をきちんと理解する必要があります」と力を込めます。

 「今はまだ規模は小さいですが、一人一人のお客さまを大切にし、塗装なら『中政がいいよ』と地元の方に言ってもらえるような存在になりたいと考えています。これからも、住まいを美しくすることで、お客さまのお役に立ちたいですね」

(取材年月:2023年7月)

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中野政樹

職人を雇用し、品質維持と費用負担軽減を実現する塗装工事のプロ

中野政樹プロ

塗装業

中政塗装

吉野川市や阿波市、美馬市を中心に県内全域で外壁や屋根の塗装を請け負っています。熟練の職人を自社で直接雇用することにより、顧客の費用負担を抑えながらも作業の品質を維持した施工を実現します。

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