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距離の近いDXサポートで、地域企業の挑戦を後押し

地域企業のDXをサポートするプロ

山口譲司

山口譲司 やまぐちじょうじ

#chapter1

Google Workspaceをベースに、導入後も使いこなせるまで一貫支援

 「DXに取り組みたいが、何からすればいいかわからない」。そんな声が地方の中小企業から多く聞かれます。人手不足や業務の属人化、紙やエクセルによる管理など、デジタル化の必要性を感じながらも、専門知識や人材の不足が壁となり、一歩を踏み出せない企業も少なくありません。
 そうした現場の課題に寄り添い、DX支援を行っているのが「HIROKA」です。システム開発から導入、保守運用までを一貫して担い、現場で「使いこなせるDX」を実現へと導いています。

 「システムは導入して終わりではなく、現場で使い続けないと成果は出ません。社外の情報システム(情シス)部門として、ITインフラの整備にとどまらず、業務改善も導きます」と話すのは、代表の山口譲司さん。ヒアリングや現場訪問など、対面でのコミュニケーションを重視し、地域に根差した距離の近いサポートを大切にしています。

 企業ごとの実情に合わせたIT導入を提案するうえで、基盤として採用しているのがクラウド業務ツールGoogle Workspace。コストパフォーマンスの高さや、他サービスとの統合性、複数ツールの集約が容易な点が魅力だといいます。さらに、生成AIとの連携やセキュリティ面にも優れており、製造業やサービス業を中心に多様な業種で活用。生産現場の実績や在庫の一元管理、リアルタイムでの情報共有など、幅広いニーズに応えてきました。

 ある企業では、複数の工場や営業所を家庭用ネットワークでつないでおり、パソコンの台数も限られていたそうです。事業承継を機にIT化を進めたいとの相談を受け、社内ネットワークを再構築。ITツールを導入した結果、情報共有がリアルタイムで正確に行えるようになりました。
 「新しいことができるようになり、『よかった』と喜ばれる瞬間が一番うれしいですね」

#chapter2

スポーツ計測システムの開発に長年携わり、IoTにも精通

 システム開発では、スポーツイベント企画会社と共同で開発した計測システムATHRECO(アスレコ)に10年以上携わっています。マラソンやリレーなどスポーツ大会で、各選手の記録を計測し、賞状や完走証などの出力も可能。開発者である山口さん自身も、実際に大会で計測実務を行い、現場に即した使いやすさを追求しています。

 「きっかけは、スポーツ計測の企業に勤める知人から頼まれたことでした。パソコン1台での利用に始まり、複数拠点やクラウド対応へと進化する技術にあわせてアップデートしてきました。ICチップやセンサーマットなどIoT(モノのインターネット)にも通じており、工場の生産管理などへの活用も提案できます」

 現在、同社では、鳴門市のほかにも、東京都や宮崎県に拠点を設けています。生まれも育ちも宮崎という山口さんが、徳島で事業を展開するのは、徳島県内の企業からDXサポートを依頼されたことが始まりでした。当初は月1回ほど訪問していましたが、地域密着型の支援にこだわり、2021年に現地拠点を開設。自身も鳴門市へ移住しました。

 「鳴門市の方々は地元・宮崎と似た気質があると感じており、また全国どこへ行くにもアクセスしやすい距離感も魅力です。地域だけで完結するのではなく、東京にも拠点があるため、最前線の情報も次々入ってくるのも強みです。常に新しい技術を取り入れながら地域全体のDXスキルの底上げにも貢献したいですね」

#chapter3

コワーキングスペースの運営など、地域とのつながりを重視

 山口さんは大学在学中、友人とともに宮崎で起業しました。インターネットが登場したばかりの時期で、新しいビジネスの可能性を感じ、知識を深めながらその導入を支援する事業を立ち上げたといいます。その後、事業を売却して独立し、個人事業としてWEBサイト制作やシステム開発などを手掛け、2013年に「HIROKA」を設立しました。

 同社では、IT関連事業とあわせて、2023年から鳴門市内でコワーキングスペース「うずコワーク」も運営しています。
 「私自身、気分を変えたいときにコワーキングスペースを利用していたので、近くにもそんな場所があればと思い、商店街の中に開設しました。仕事だけでなく、中高生が試験勉強をするなど、さまざまな人が集う地域のサードプレイスを目指しています」

 2025年10月、「うずコワーク」内に鳴門市が運営するインキュベーション施設「UZULAB(ウズラボ)」がオープンし、起業家向けのイベントや相談事業がスタート。地域のビジネス支援拠点として、活用の幅が広がっています。山口さんは「地域企業こそ新しい挑戦をしてほしい」と語ります。

 「人口減少や高齢化が言われるこれからの時代は、現状維持では先細りする一方で、多くの経営者は、AIなど先端技術を取り入れる必要性を感じておられます。私どもは、効率化の先にある新規事業の創出など、企業全体を良い方向に導けるようにお手伝いできます。一緒に次の一歩を踏み出しましょう」

(取材年月:2025年10月)

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山口譲司

地域企業のDXをサポートするプロ

山口譲司プロ

DXコンサルタント

株式会社HIROKA

システム開発やIT導入の豊富な実績をもとに、地域密着型のDXサポートを提供。Google Workspaceを基盤に、企業の実情に応じたIT活用を提案し、導入後も成果につながるよう伴走します。

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