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夫婦で協力して、たくさんのご家族様と共に築き上げてきた、愛するペット専門の葬儀社

旅立ち(別れ)の悲しみに希望という羽を添えるペット葬儀の専門家

関根剛史

「訪問ペットセレモニー虹の橋」の代表、関根剛史さん。 一級動物葬祭ディレクター、ペット終活アドバイザーも務めています。
犬・猫・うさぎ・ハムスター・インコといった小動物を中心に、埼玉・東京エリアで出張火葬を執り行っています。

#chapter1

我が家で、ペットが生きた証しを丁寧に紡ぐ。お骨や遺影の各種メモリアルグッズも用意

 「ペットとのお別れに際し、感謝を込めて見送ることで、悲しみの先にある希望に着目できるようにお手伝いができればと思っています」と語るのは、「訪問ペットセレモニー虹の橋」の代表、関根剛史さん。
 一級動物葬祭ディレクター、ペット終活アドバイザーとして、犬・猫・うさぎ・ハムスター・インコといった小動物を中心に、6000世帯以上でエンディングに立ち会ってきました。

 「主に埼玉・東京エリアで、出張火葬を執り行っています。大事に慈しんでこられた家族ですから、ペットも飼い主さまの幸せを祈っているはず。『ごめんね』ではなく、『ありがとう』という言葉で送り出していただきたいです」

 息を引き取った際の安置の仕方も伝え、旅立ちにあたっては、大好きだったおやつやおもちゃなどを手向けることができます。火葬には技術と経験が必要だそうですが、信頼と実績を持つ関根さんは、ペットの亡骸に丁寧なご火葬を施し、お骨上げのときに部位も詳しく説明しています。

 「お骨は一つ一つに思い入れのある宝石のようなものです。その子が生きた証しであり、思い出の結晶。心の中でいつまでも輝き続けます」

 骨壷や可愛いカバーをはじめ、旅立ち用のおふとん、メモリアルカプセル、写真付きのお守りなど豊富なメモリアルグッズをセットでご用意。ペットとの絆を形にすることで、楽しかった日々や、いとおしい姿を生活の中で感じて頑張ってほしいという一心からです。

 「お葬式は死を受け入れるプロセスの一つですが、ペットは亡くなっても飼い主の心の中で生き続け、癒やしを与えてくれることにも気づかせてくれます。共に過ごした喜び多き時間は、今後の人生の力になると信じています」

#chapter2

子どもの頃から自然のいきものに触れ 心の支えにした経験から、それぞれの心情に配慮

 関根さんは26歳で建築業からペットの葬儀業を営む会社に転身しました。全く異なる業界でゼロからのスタートでしたが、「困っている人がいれば、すぐに駆けつけたい」という幼い頃からの思いが、現職を選んだ理由の一つだと言います。

 幼少期から、犬や猫、ハムスター、魚を飼っていて、自然といきものへの愛情が育まれました。捨て猫や捨て犬が多かった地域でもあり、見つけると、自転車の籠に入れて町中を走り回り、引き取ってくれる人を探したこともあったそうです。

 「いきものは私の心の支えになってくれました。仕事や将来に不安を感じていた時に愛犬の散歩に行って見た広い青空や優しい風、夜遅く疲れて帰宅した時に犬小屋の前で大の字になって見上げた星空など、一緒に味わった感覚が今でも心に残っています。ペットの話をする時は、心がポカポカして温かくなるんです」

 訪問先でも「帰宅するとしっぽを振って出迎えてくれた」など、ペットの在りし日の話を聞いていると、その場にいる誰もが穏やかな心境になることが多いそうです。

 ペットとのエピソードを通して、家族の日常に思いをはせて心情をくみ取る関根さん。親身に接する姿勢から、「今後ともお願いします」と言われることもあり、職務を全うする上で励みややりがいにもなっています。

 「ペットの死を悼み、喪失感を抱くのはご家庭のお母さんが多いようです。側にいるお子さんたちが親御さんを慰められるよう、細やかな配慮を通して自身が良いお手本になることも心掛けています」

残されたペット用品やフードを、保護動物のために寄付する取り組みも実施しています。

#chapter3

残されたペット用品やフードを保護動物のために寄付する取り組みにも注力

 ジブリ作品が好きだという関根さん。特に終戦前後の混乱期に懸命に生きる兄妹の悲劇を描いた「火垂るの墓」(野坂昭如原作)に影響を受け、弱者の支援を目指すように。依頼者の中に保護猫のボランティアをしている人がいて、熱心で高潔な人柄に触れ、活動の一助になればと残されたペット用品やフードを、保護動物のために寄付する取り組みを始めました。

 「火葬でお伺いする時は、ペットが亡くなったばかりでつらいさなかですから、あえてご案内はしていません。それでも、弊社のホームページをご覧になり、ペットの遺品を寄贈してくださるご家族様がたくさんいます。気持ちの整理や未来に目を向けられるきっかけになればいいなと思っています」

 動物の保護活動をする人達が命を育み、獣医師がペットの健康を守るように、関根さんは天命を終えたペットを丁寧に弔い、思い出の品を届けることで、ペットと飼い主の双方に寄り添いたいと考えています。

 「私たちは、いきものと自然を大切に、この先も家族が仲良くできるようにとの祈りを込めています。虹は希望の象徴とも言われています。いつかまた逢える日を信じて、明るい未来を歩んでほしいと心から望んでいます」

 同社は関根さん夫婦が営み、生前から葬儀後まで困りごとをフォロー。「今後も小さな会社だからこそ築ける信頼関係と、相談しやすいアットホームな雰囲気を大切に、1件1件のご用命に真心を込めて向き合い、ペットとご家族の心に寄り添います」と語ります。

(取材年月:2024年9月)

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関根剛史

旅立ち(別れ)の悲しみに希望という羽を添えるペット葬儀の専門家

関根剛史プロ

ペット葬儀・火葬

訪問ペットセレモニー虹の橋

夫婦で協力して、たくさんのご家族様と共に築き上げてきた、愛するペット専門の葬儀社。家族に寄り添い、ペットとの思い出を大切に、希望を持って見送れるようサポートする。絆を形にするメモリアル品々も豊富。

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