佐藤己治プロのご紹介
「現代の名工」が石材選びからアフターケアまでお墓づくりをサポート(2/3)
卓越した技術とリーダーシップが評価され「現代の名工」に
佐藤さんは1937年、豊後大野市清川町(当時の合川村)で、米と葉たばこを栽培する農家の9人兄弟の6番目、四男として誕生しました。兄が家業を継いだこともあり、17歳で定時制高校を中退、大分市内にある石材店に弟子入りします。
石材の需要が高かった時代、若き佐藤さんは一生懸命働き、よく遊び、青春を謳歌しました。修業は厳しいものでしたが、着実に石材加工の技術を身に付けていきます。23歳で結婚したのを機に9年間勤めた石材店を退職し、大分市内の別の石材店に就職。石工としてさらに腕を磨いたのち、1974年、大分市三佐に「佐藤己治石材店」を開き独立します。以降、各種墓石はもとより、モニュメントや橋の親柱の施工、大型公共事業にも関わり、技術の高さをあますところなく見せてきました。
還暦を機に社長の職を息子の啓治さんに譲り、佐藤さんは会長に。会社の経営は啓治さんに任せ、佐藤さんは「一職人」として石材の加工に専念することになります。
1993年、当時まだ大分県には石材の技能士会がなかったため、自分を含めた発起人3人で「大分県石材技能士会」を設立、初代会長となります。以来、長年に渡り会員の拡大、後進の技能講習、研さんに努めました。こうした功績が評価され、「現代の名工」に推挙されたのです。「現代の名工」は、高い技術だけでなく、行動力やリーダーシップ、業界への貢献度も問われます。受賞は、人格者として佐藤さんが評価されたことの証しともいえるのです。さらに「現代の名工」受賞2年後の2004年、佐藤さんは黄綬褒章を受賞しました。
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