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暮らしの「ちょっとした困りごと」から空き家の相談まで、地域密着でシニアを支える

シニア世代や家族に寄り添う暮らしの安心相談窓口

鷹影佳史

鷹影佳史 たかかげよしふみ
鷹影佳史 たかかげよしふみ

#chapter1

病院の付き添いや買い物など、暮らしの困りごとをサポート

 買い物や通院、家の片付けなど、年齢を重ねるにつれて日々の暮らしの中で不便を感じる場面は少なくありません。そんな暮らしの不安に寄り添うのが、斑鳩町を拠点に活動する「ロハスサポート」です。

 「さまざまな事情から日常生活の細かな支援を必要としながらも、住み慣れた自宅で暮らし続ける高齢者は増えています。私たちは介護保険サービスだけでは行き届かない、暮らしのさまざまな困りごとに対応しています」と話すのは、共同代表の鷹影佳史さん。

 例えば、電球の交換やゴミ出し、庭の草刈り、お墓の掃除、買い物代行など、身の回りのさまざまな用事に幅広く対応。さらに、トイレなどのリフォームやエアコンのクリーニング、弁護士・司法書士などによる相続の相談など、各分野の専門家につなぐことも可能です。

 同社は、地域で20年近く、「斑鳩はり・きゅう整骨院」やデイサービス「ロハスの森」を運営する「思心(ししん)」のグループ会社です。

 「その他にも、介護タクシーや地域の介護事業者、不動産会社、リフォーム会社など、さまざまな専門事業者とのネットワークを構築しています。日常生活のお困りごとから住まいに関するご相談まで、必要に応じて信頼できる専門家をご紹介し、安心して暮らしのサポートサービスをご利用いただける体制を整えています」

 さらに、介護保険制度に関する知識や地域の老人ホームとのネットワークを生かし、介護保険の利用方法や老人ホーム選びのアドバイスも行います。鷹影さんは、本人だけでなく、家族とのつながりも重視し、遠方に暮らす家族にも安心を提供しています。離れて暮らすご家族の代わりに近くで支える存在を目指しています。

#chapter2

空き家の売却や活用を一緒に考える住まいの相談窓口

 鷹影さんは、空き家の相談窓口「ロハスの住まいサポート」の事業をもう1人の代表社員である木島さん(宅地建物取引士)と一緒にスタート。住む人がいなくなったまま放置されている空き家は、全国的にも社会問題になっています。

 「現在は親が住んでいるものの、将来的に住む人がいなくなることを心配している」という段階から相談に応じ、空き家の売却・活用の相談だけでなく、必要に応じて、施設やシェアハウスへの入居、空き家の片付け、不用品の整理などの支援も行います。空き家の売却では、複数の不動産会社から見積もりを取り、売却価格を比較しながら検討するとともに、賃貸住宅や店舗として活用する選択肢も提案します。

 「空き家を地域でカフェとして活用したり、賃貸住宅として運用したりしている案件もあります。さまざまな案を検討した上で、ご家族が納得できる方法を選んでほしいですね」

 気軽に相談できるよう、初回相談は無料。弁護士や司法書士、宅地建物取引士など、相続や不動産の専門家とも連携します。

 「できるだけご家族全員で相談に来ていただくことをおすすめします。大切な資産をどうするかは、後々相続問題に発展する可能性もあります。まずは話を聞いて、将来のことを考えるきっかけにしてください」

 「一人暮らしの高齢者は、年齢を理由に住居探しで苦労するケースもあります。長年この地で事業を続けられたのは、近隣の方々に支えていただいたおかげという思いが強いので、恩返しができればと考えています」

鷹影佳史 たかかげよしふみ

#chapter3

高齢者を軸に、暮らしを支える取り組みを広げる

 鷹影さんは大学卒業後、専門学校で学び、修行期間を経て地元で鍼灸整骨院を開業しました。高齢の利用者との関わりを通じて、デイサービス事業への思いを深めました。

 「利用者の中に寝たきりの方がおられ、施術だけではサポートの限界を感じました。歩くことを目指した支援も行いたいと思い、当時はこの地域にあまりなかった機能訓練型のデイサービスを始めました」

 高齢者を軸に事業を広げてきた鷹影さん。創業以来、大切にしているのは、親会社「思心」の名にもある「人を思いやる心」です。

 「生活や将来に不安を感じていても、口に出せないことはよくあります。丁寧な対話を通して、思いを引き出し、不安を解消できるお手伝いをし続けたいですね。今後も地域の方々のお役に立てる取り組みを広げていきたいと考えています」

 その思いは、利用者だけでなくスタッフにも向けられており、若い世代のスタッフが成長できる場づくりにも力を入れています。利用者にとって孫世代にあたる20代・30代のスタッフが活躍しており、スタッフにとっても居心地がよく、自分を磨ける職場づくりを目指しています。

 斑鳩町の環境の良さを気に入り、この地に根差して20年近くという鷹影さん。「これからの人生をどう楽しみ、安心して暮らしていくか。住み慣れた地域で暮らし続ける方法を、一緒に考えていきましょう」と呼びかけます。

(取材年月:2026年7月)

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専門家プロフィール

鷹影佳史

シニア世代や家族に寄り添う暮らしの安心相談窓口

鷹影佳史プロ

生活支援サービス事業者

合同会社ロハスサポート

20年近く高齢者向け事業に携わってきた経験を生かし、民間の地域包括ケアシステムを実現。病院の付き添いや買い物、庭の手入れなどの暮らしの「お困りこと」に幅広く対応。空き家対策の相談にも応じています。

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