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保険を通して、将来のリスクやお金のことを考える土台づくりをサポート

保険の活用と企業型DCの導入をサポートするプロ

日髙岳

日髙岳 ひだかたけし
日髙岳 ひだかたけし

#chapter1

BCPに役立つ保険選びや企業型DC導入など、中小企業の課題解決をサポート

 保険代理店「信興グッドフェイス」代表の日髙岳さんは、損害保険5社・生命保険12社の商品を取り扱い、法人・個人を問わず、保険を軸にしたコンサルティングを提供しています。

 経営者から寄せられる、BCP(事業継続計画)などのリスク管理、採用や定着など人事労務の悩みに、保険を活用した解決策を提案。企業に応じた必要な保障を見極めるため、丁寧にヒアリングを行います。
 「初回は、創業時の思いやこれまでの苦労、今心配なことなどをじっくりお聞きします。『保険に入っていれば安心』と思いがちですが、保障内容はさまざまで、すべてに備えるのは難しいので、優先順位をつけることが大切です」と日髙さん。

 リスク管理では、飲食業なら食中毒、製造業なら事故など、具体例を示しながらリスクマップを作成。
 「同じ業種でも企業の状況によってリスクは異なります。例えば、建設現場でクレーンが倒れてしまった場合、ケガや物の破損だけでなく、道路が塞がれて近隣店の営業に支障が出て、思わぬ損害賠償が発生することも。経験をもとに見落としがちなリスクもお伝えできます」

 また、人材確保や定着を図る福利厚生の一つとして提案するのが、企業型DC(確定拠出年金)です。導入支援では、従業員向けのセミナーや個人面談など、投資教育も手掛けます。
 「退職金制度を整えることは、企業の魅力アップや人材の流出防止につながります。都市部からUターンを考える際、前職の退職金を引き継げるかが転職先を選ぶポイントになることも。また、従業員が投資を学ぶことで世の中の動きに敏感になり、仕事の質が上がったとの声もあります」

#chapter2

ライフステージの変化に応じて、保険やお金のことを自ら考える機会を提供

 個人向けでは、結婚、出産、家購入など、ライフステージの変化があったタイミングでの保険や家計の見直しを勧めます。「といっても、ライフプランシートで将来の家計収支を見せられてもピンとこない人がほとんどです」と日髙さん。

 そのため、「月々の支出をどうコントロールするか」「スマホ代の見直し」「余ったら貯めるのではなく、収入が入った時点で貯金を分ける」など、身近な話題からお金について考えてもらう機会を提供するよう心がけています。最近増えている〝NISAを始めたいがどうすればいいか〟という相談には、自身の資産運用の実例を交えて、考え方を伝えるとか。
 「何かあったときに後悔してほしくないですし、専門家に言われるままでなくご自身で納得して選択できる土台づくりをお手伝いしたいと考えています。『こんなに丁寧な説明をしてもらったのは初めて』と言われることは多いですね」

 保険が役に立つのは、〝何か困ったことが起きたとき〟です。保険金の支払い手続きのサポートはもちろん、必要に応じて他社を紹介するケースも。交通事故の際には、レンタカーや修理工場、2024年に起こった台風による竜巻被害では、被災した人に工事業者を紹介したことも。また、同じ町内に本店を構える高鍋信用金庫とも提携し、融資や住宅ローンなどの相談につなぐことも可能です。
 「困りごとの解決にお役に立てることはもちろん、地域の事業者同士をつなぐことで、少しでも地域経済の発展に貢献できたらうれしいですね」と話します。

日髙岳 ひだかたけし

#chapter3

保険のことをわかりやすく伝え、喜んでもらえる存在を目指す

 日髙さんは、システムエンジニアを経て、飲食業で10年勤務した後、知り合いから誘いを受け、宮崎にUターンして保険業界に転身。当初は、保険にあまり良いイメージがなかったそうです。
 「新入社員の頃に、会社に保険のセールスが来て、『1日1杯コーヒーを我慢すれば、保険に入れる。将来、1000万円の保険金を受け取れるから』と強く勧められたことを覚えています」

 保険会社での研修期間を経て、「信興グッドフェイス」に入社。経験を積むうちに、顧客の「知りたい」という気持ちに応えたいと思うようになったとか。
 「私と同じく、ほとんどの人が保険の売り込みに良い印象を持っていないでしょう。一方で、『自分が入っている保険はこれでいいの?』など、保険について聞きたい人は多いと感じています。そもそも保険は難しいものではありません。専門用語もわかりやすく伝えることで、お客さまに『知らなかったことを知れた』と喜んでもらえるとうれしいですね」

 2020年に事業を引き継ぎ、代表に就任した今も、顧客に喜んでもらえる仕事をしたいという思いは変わりません。
 「正しい知識を持って保険を選ばなければ、損をすることもあります。例えば、竜巻で家が吹き飛び、補修費を全額カバーできる人がいる一方で、半額しか受け取れない人も見てきました。話だけ聞きたい人も歓迎します。まずは保険について知ってください」と日髙さん。安心できる将来に向けた準備を一緒に考えてくれます。

(取材年月:2025年5月)

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日髙岳プロ

保険コンサルタント

株式会社信興グッドフェイス

保険を活用したBCP策定や企業型DC導入などを支援し、中小企業のリスク管理や人事労務の悩みに応えます。個人の保険の見直しや家計相談では、丁寧な対話により保険選びや資産づくりの土台となる考え方を伝授。

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