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Mybestpro Interview

世界の不動産ネットワークを生かし、物件探しから医師の開業支援まで対応

不動産と医療・介護システムの両面から医師の開業を支えるプロ

今野善基

今野善基 こんのよしき

#chapter1

110カ国以上に展開する組織に加盟。多様な物件ニーズに応える

 医療機関や介護事業者向けに、診療報酬明細書を自動作成するレセプトコンピュータや電子カルテを販売している「東日本サポートセンター」の代表・今野善基さん。新たにアメリカ発の不動産フランチャイズネットワーク「RE/MAX(リマックス)」に加盟し、土地や建物の売買をスタートさせました。

 「このたび名取市内にオフィスを開設しました。私たちは世界110カ国以上に展開し、14万人超のスタッフを擁する組織です。その情報網を生かして国内外の住居探しや企業の事務所、社員寮の確保に貢献してきました。さらに、これまで開業医を支えてきた経験もあります。クリニックに適した土地や建物の紹介から医療システムの導入まで一貫して対応できることも強みです」

 宮城県内では、仙台方面へ通じる電車沿線を中心に不動産市場が活発化。売り手、買い手双方にチャンスが広がっているといいます。

 「当社では、独立した不動産エージェントと業務提携を結び、幅広いネットワークを生かして物件探しを行う体制を整えています。各エージェントがそれぞれの専門性や地域性を生かしながら動くことで、お客さまの細かなご要望にも柔軟に応えることができます。今後はさらに人員体制を強化し、賃貸物件の取り扱いや管理業務にも力を入れていきたいと考えています」

 また、投資やセカンドライフを目的としたハワイやドバイの不動産も紹介可能です。日本語で対応できる現地メンバーも多く、言葉や文化の違いを感じさせない支援体制も、グローバルな組織ならではの魅力といえるでしょう。

#chapter2

父の後を継ぎ、地域医療を支えるべく代表に就任。不動産事業を本格化

 今野さんは宮城県内の大学で経営学部に所属。学生時代はイベント企画サークルに所属し、流行を取り入れたダンスパーティーを主催するなど行動力を発揮。400人近い学生を集めたこともあり、広報や集客の面白さを実感したといいます。

 卒業後は食品販売会社に入社。ハムなどを扱うルート営業としてスーパーマーケットや個人商店を回り、商品棚のスペース確保に奔走しました。働き方を見つめ直したとき、父が勤務していたシステム会社の存在が転機となります。

 「医師から信頼され、現場に頼られているその背中に、幼い頃から憧れていたんです。父の背中を追うように情報システム会社へ転職し、医療機関向け電子機器の販売に携わる道を選びました」

 2004年には家業を継ぐ決意を固めます。自営業の道を選ぶには覚悟も必要でしたが、親交のある医師から「今後もあなたと取引したい」と言われたことが大きな後押しになったと振り返ります。

 「父からは『嫌なことこそ率先して行う』と教わりました。たとえ競合を選ばれたとしても、逃げずに足しげく通えば次のチャンスにつながる。そんな粘り強さを学びました」

 そして2019年、2代目として代表取締役に就任。時代の変化を見据え、事業拡大にも力を入れ始めます。

 「お客さまが電子カルテの使い方で困らないよう、当社が窓口となる体制を整えました。さらに、不動産事業にも本格的に取り組もうと2025年にRE/MAXへ加盟。これは妻が『人のつながりを大切にする会社がある』と紹介してくれたことが決め手です。従来の事業との相性も良く、これから軌道に乗せていくのが楽しみですね」

#chapter3

目指すのは空き家問題と医療過疎の解消。二地域居住に可能性を託す

 不動産業に携わる中で、今野さんが注目しているのが「二地域居住」。都市部と農村・漁村などに生活拠点を持ち、双方を行き来しながら暮らす新たなライフスタイルです。

 「完全な移住よりもハードルが低く、自治体の補助制度も活用できます。テレワークや休暇、趣味など多様な過ごし方ができる一方で、『空き家を手放したいのに売れない』『実家の管理に困っている』といった課題の解決にもつながります。近年は事業拠点や保養施設として空き物件の活用を検討する企業も増えており、そうした需要と物件を結び付ける役割を担えればと思っています」

 東北地方では街から離れた山間部を中心に医療過疎が深刻化しています。この課題に対しても二地域居住の考え方を応用できるのではないかと考えています。都市部の医師が定期的に地域で診療できる新たな仕組みを構築したいと今野さんは意気込みます。

 「空き家を医師の滞在先として活用し、医療設備の導入まで引き受けられるのは、当社ならではの貢献の形だと考えています。宮城では病院の統廃合や移転、新設も進んでおり、超高齢化社会の中で重要性が増す“かかりつけ医”にしっかり寄り添っていきたい。地域の課題を一つずつ解決し、皆さんを元気づけられたらうれしいですね。その先はRE/MAXの人と人とのつながりを生かし、世界を舞台に活動の幅を広げていきたいです」

(取材年月:2026年2月)

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今野善基

不動産と医療・介護システムの両面から医師の開業を支えるプロ

今野善基プロ

不動産、医療・介護システム販売

東日本サポートセンター株式会社

アメリカ発のネットワークを活用した不動産サービスと、医療・介護システム販売の2事業を展開。国内外の物件を扱い、ニーズに合った土地や建物の紹介から設備導入まで総合的な支援を行っています。

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