クリエイティブでビジネスをサポートするプロ北島丸理奈

クリエイティブでビジネスをサポートするプロ

北島丸理奈

お店や商品の隠れた魅力を引き出し、オールラウンドなスキルで対応

　「お店や商品、活動の隠れた魅力を見つけ、明確に伝えるお手伝いをします」と語るのは、三重県伊勢市で「エミーズ編集室」を主宰する北島丸理奈さん。時代を先読みする感性とナチュラルな温もりを兼ね備えたクリエイティブディレクターとして、三重のローカルビジネスに新しい息吹を吹き込んできました。

　北島さんは、東京でWEBメディア編集者や三重で情報誌編集者を務め、オーガニック系カフェレストランのクリエイティブディレクターとして経営に携わり、人気店に押し上げた経験があります。「多くの人に伝わるには？」「楽しんでもらうためには？」という編集者の目線と現実的な経営者の両目線で、ビジネスをサポートできるのが強み。

　企画からコピーライティング、デザインまで、さまざまな要望にワンストップで応え、ウェブ媒体と紙媒体の両方に対応。オールラウンドなスキルを活かして、オウンドメディアや広告の制作、商品企画、店舗プロデュースまで幅広くサポートします。

　「ヒアリングでじっくりお聞きして要望や想いを整理し、商品の魅力や事業内容などを分かりやすく伝えることで、ビジネスの加速をお手伝いしたいと考えています」

　クライアントは飲食店をはじめ、美容サロン、整体院、ヨガ教室、住宅関連など多岐にわたります。感性の良さやナチュラルな雰囲気など、特に女性の視点が求められる事業サポートを得意としています。

　「商品やコンセプトの方向性が決まっていない初期段階にこそ、声を掛けてくださればお役に立てるかと思います。立ち上げから制作、PRまでトータルで関わることで、広告や世界観に統一性を持たせることができ、さまざまな媒体での展開を考慮しながら最適なアイデアをご提案しやすくなります」

東京と三重でメディアとクリエイティブに携わり、独立後にプロデュースしたカフェレストランが人気店に

　北島さんは、メディア学科のある首都圏の大学に進学し、広告やマスメディア、マーケティングについて幅広い知識を学びました。卒業後は就職氷河期のあおりを受けて営業職をしていた時期もあり、その時に経験した「どうしたらモノを買ってもらえるか？」の試行錯誤が今につながっているそう。

　その後、「TOKYO GIRLS COLLECTION」のオフィシャルWEBサイトの編集者となり、コスメ、ファッション、ダイエットなど女性向けのライフスタイル情報を発信。さらに、三重県の老舗情報誌『月刊Simple』の編集者として勤め、多くの特集企画を担当し、女性向けの企画などがヒット。約10年の会社員経験を経て独立しました。

　「多くの飲食店や観光地を取材させていただき、『どのようなお店が人気になるか』『どんな表現方法が伝わりやすいのか』も把握できたと感じています。いろいろな企画を担当することで、世の中のニーズを見極めるアンテナも磨かれました」

　独立後はオーガニックカフェレストラン「自然のごはんカフェsimme（しんめ）」の立ち上げからブランディングに携わり、ホームページからショップカード等の販促ツール、フードスタイリング、撮影、広告、空間づくりまで1人で全てプロデュースし、女性客に喜ばれるメニューも考案。店主の想いも大切にしながら伴走し、ランチタイムには連日2時間越えの行列ができる超人気店に。全国からも大勢が訪れました。

　「それまで培ってきた『どうしたら多くの人に喜んでもらえるか？　買ってもらえるか？』『どうしたら伝わりやすいか？　楽しんでもらえるか？』の全てと、さまざまなクリエイティブスキルの全てが、ブランディングに活かされたと思います」

　仕事を通して出会った個人やアーティスト、経営者らが世の中に出ていくきっかけになればと出版事業も展開。現在は多彩なクリエイティブ業務で、東京・大阪・名古屋・三重などの複数のビジネスをサポートしています。

伊勢の豊かな自然が創作の源。日本の伝統文化のように長く愛されるものを残したい

　「東京から三重へUターンした時、さまざまなクリエイティブやトレンドに触れられる都市部にいないと、感性が鈍るのではと感じたこともありました。けれども、本当に美しいものや、素晴らしいデザインは自然の中にあると気付いてからは、都会も自然も大好きだと気づきました」

　「日本人の心のふるさと」と称される伊勢神宮がいにしえの時代から鎮座する伊勢は、空気がすがすがしく、落ち着くと話す北島さん。自宅兼オフィスの裏手には木々がざわめき小鳥がさえずる森が広がり、ヤギと暮らすのどかな生活を送っています。そんな動植物と触れ合う暮らしの中で、日々感性が磨かれているとか。
　「都会も自然も好きという方と一緒に仕事をしていると楽しいですね」

　北島さんは日本の伝統文化や悠久のロマンにも目を向けています。
　「神社仏閣のように千年に渡って長く愛され、後世に残っていくような価値あるものを、ご縁のある方々と一緒に創造できたらと思っています」

（取材年月：2024年6月）

ビジネスの成功を支えるクリエイティブディレクター

お店や商品の隠れた魅力を引き出し、オールラウンドなスキルで対応

東京と三重でメディアとクリエイティブに携わり、独立後にプロデュースしたカフェレストランが人気店に

伊勢の豊かな自然が創作の源。日本の伝統文化のように長く愛されるものを残したい

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