「独立したけど、思ったより収益が伸びない」「今は仕事があるけど、今後の仕事が無くなったらどうしよう」など思っていませんか?

今回はこれらの悩みを解決する「個人事業主のマーケティング戦略」についてお話したいと思います。

「予算も少ないし、マーケティングなんて出来ないよ」と思われるかもしれません。今回紹介するマーケティング手法に予算はほとんど必要ありません。

また、誰にでも出来るものを主に紹介しています。マーケティングを上手に活用することで

  • 少ない予算でも収益UPにつなげられる
  • 自分から営業をかけなくても仕事の依頼が来る
  • 仕事を得ることに時間がかからず、事業そのものに集中できる

などメリットが多々ありますので、是非参考にしてみてくださいね。それでは順に解説していきます。

個人事業主のマーケティング戦略の3つのポイント

マーケティングといっても沢山の方法があります。その中でも最も基本的で簡単に実践できるマーケティング戦略の3つを紹介したいと思います。

簡単な方法ですが、下記で紹介する3つのポイントを理解し実践するだけでも、明確に違いがありますので是非実践してみてくださいね。

マーケティング戦略3つのポイント
  • ターゲット(顧客)を明確にする
  • コンテンツを充実させる
  • ライバルとの差別化を図る

1つずつ解説していきます。

ターゲット(顧客)を明確にする

あなたの事業のターゲット(顧客)となる人はどのような人でしょうか?ここで、「20~30代の女性」や「50~60代の男性」などターゲットが明確に出てこない方は要注意です。

大企業の場合は、明確なターゲットを決めずとも宣伝に多額の資金を使用することができますし、元々のブランド力があるため売り上げが見込めます。

しかし、個人が同じことをしても勝負にすらなりません。個人の戦い方は、ニッチなジャンルや少数派の意見をくみ取り、その期待に応えるです。

先に挙げた例で言えば、「20~30代の女性」ではなく、「20~30代の都内で働く独身女性」など、ターゲットの生活や人生が見えるまで絞り込みを行う必要があります。

ここまで絞り込むことで、対象に「どのようなサービスが必要なのか」「何に期待しているのか」がより明確になり、その期待に応える事を行うことが大企業に出来ない個人の戦い方となります。

コンテンツやサービスの質を向上させる

個人事業主の場合、コンテンツやサービスの質を高めることはとても重要です。それは、大企業と同じサービスや商品を売る場合、価格や流通量という面で大企業に勝つことは不可能だからです。

コンテンツやサービスの質を高め、価格ではなく「価値」で勝負するのが弱者の戦略です。価値といっても様々なものがあります。

ニッチな対象に対して行うサービスや、特定の用途に特化した商品の開発、アフターケアの充実などあなたにしか出来ないことが必ずあります。

あなたの想定しているターゲット(顧客)が満足するコンテンツやサービス、商品を提供することがマーケティングの効果を高めていくことになります。

ライバルと差別化を図る

ここまで書いてきたことを実践すれば、ある程度ライバルとの差別化も行えているはずです。しかし、より具体的にライバルと差別化をするためには必ず分析を行う必要があります。

ライバルとなる企業について「どのようなサービスがあるのか、想定顧客、強み・弱み、販売商品や販売ルート」などを調査します。

調査をした上で、「自分の強み・弱み、想定顧客、自社商品」を加味し、経営戦略を立ててライバルと差別化を図っていきます。

あなた独自の強みやサービスを生み出し、顧客にアピールすることで、顧客に選ばれることになります。

なぜ個人事業主にマーケティングが必要なのか?

個人事業主の場合、大企業と比べて「ヒト・モノ・カネ」などの資源に限りがありますよね。そのような中で、「少ない労力で、いかに効率よく集客し売り上げをあげていくか」が課題となります。

この課題をクリアするためにマーケティングは必要不可欠と言ってよいでしょう。マーケティングを実践することで、少ない経営資源でも大きな成果を出すことができます。

マーケティングとは?

そもそもマーケティングとはなんでしょうか?「なんとなく理解しているつもりだけど、はっきりとはわからない」という方もいるのではないでしょうか?

マーケティングとは1900年代のアメリカで生まれた言葉です。本場アメリカの「アメリカ・マーケティング協会(AMA)」によればマーケティングは以下のように定義されています。

顧客に向けて価値を創造し、伝達し、届けるための、そして組織とそのステーク・ホルダー(利害関係者)に対してベネフィット(利益)を与えるやり方で顧客との関係を管理するための組織的機能および一連の過程

引用:コトバンク マーケティングとは https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-8890

簡単に言えば、顧客への価値提供をするためのすべての過程をマーケティングと言います。今ではマーケティングと言えば、商品を売るためのテクニックと捉えがちですが、企業活動全てを指すのがマーケティングです。

個人事業主にはWEBマーケティングがおすすめ!

では、実際に個人事業主がマーケティングを行う場合はどのような手法がよいのでしょうか。それはWebマーケティングが最適と言えるでしょう。

Webマーケティングにも近年では様々な手法があり、それぞれメリットや対象に違いがあります。目的に合わせた手法を用いる事で、自分が集めたい顧客を低予算で効果的に集客できます。

Webマーケティングのメリットについては次項で詳しく解説していきます。

Webマーケティングの3つのメリットとは?

Webマーケティングは今や大企業も力を入れている分野です。だからと言って個人が全く勝てないというわけではありません。

Webマーケティングに取り組むことで様々なメリットが得られますし、あなたの事業の拡大には必要不可欠となります。下記で具体的なメリットについて解説していきます。

WEBマーケティング3つのメリット
  • 顧客と事業主のマッチングができる
  • 物の価値だけでなく、人(ブランド)の価値で選ばれる
  • 低予算でも効果的に顧客にアピールできる

顧客と個人事業主のマッチングができる

Webマーケティングを行うことで、事業主は自分が行っているサービスと合致した顧客へ効果的にアピールできます

例えば、テレビCMなどの広告の場合、ターゲットはテレビを見ている人すべてになります。時間帯や放送番組により定めているターゲットはありますが、不特定多数に対して広告を流すのがテレビCMの役割です。

その点、Web上でコンテンツや広告の作成を行えば、特定のサービスや情報を欲している人はネットで検索をして自社サイトを見つけ出してくれます。

自分が望んでいる顧客を集めることで、売り上げにも繋がりやすく、クレームなども少なくなります

物の価値だけでなく、人(ブランド)の価値で選ばれる

同じ商品や同じサービスがあれば、安い方を選びたくなるのが人間ですよね。物の価値や、価格の安さで戦えば資金力がある大企業が有利です。

個人事業主として戦うには、「物の価値、価格」で勝負するのではなく、「質、付加価値」で戦うのが定石となります。

例えば、商店がにあるような小規模の電気屋を見たことはありませんか?入ってみたことがある方はご存知かもしれませんが、街の電気屋は決して値段は安くありません。

しかし、大手には出来ない「質、付加価値」を高めて経営が成り立っているのです。電話1本ですぐに家に来て家電やPCの様子を見てくれたり、昔から顔なじみで商売以外の付き合いがある。

物の価値だけでない、「サービスの質や付加価値」があるため、小規模の電気屋が成り立っているのです。また、サービスの質を高めることで、あなたへの信頼を得られることが出来ます。

あなただからお願いしたい、買いたい」と思われるのが個人事業主がとれる理想的な経営と言えます。

低予算でも効果的に顧客にアピールできる

Webマーケティングの大きなメリットは、圧倒的にコストが低いことです。一般的な集客方法と言えば、人を使った営業、CM、DMなど大量の人とコストをかけて行うことが多いです。

人件費や広告費など少なく見積もっても、年間数百万かかることもざらです。

その点Webマーケティングの場合は、自社でブログやHPを運営する場合は月に数千円程度ですし、SNS運営なども基本的にはコストはかかりません。

また、一度仕組みを作ってしまえば自動的に集客をし続けてくれます。経営資源の乏しい個人事業主にはWebマーケティングが最適と言えるでしょう。

個人事業主におすすめのWebマーケティング手法4選

ここからは、マーケティングの中でもWebマーケティングと言われる手法について細かく解説していきます。

Webマーケティングをしっかり理解し、正しく運用することであなたの売り上げを大きく伸ばすきっかけになります。自分に合った方法を実践できるようにしましょう。

WEBマーケティング手法4選
  • オウンドメディアの作成
  • SNSアカウントの運用
  • 公式LINE、メルマガの作成
  • リスティング広告

オウンドメディアの作成

オウンドメディアとは、自社で運営するHPやブログのことです。HPやブログはWEBマーケティングの基本と言われています。

作成するにあたり、今まで説明してきた「顧客の特性」「自社の強み」「集客」などすべての面を踏まえて作成する必要があります。

オウンドメディアの場合、作成から集客まで長い時間と労力が必要です。しかし、一度作成してしまえば自動的に集客も可能ですし、売り上げに繋がりやすい顧客を集めることができます。

効果的に集客をすることで、オウンドメディアから売り上げや、仕事の受注をすることが可能となります。

  • 売り上げに繋がりやすい顧客を集められる
  • 月に数千円とコストが抑えられる
  • 一度作成すれば、集客を自動化できる
  • 長い時間と労力が必要

SNSアカウントの運用

TwitterやInstagramなどのSNSは現代では非常に強力な集客ツールとなっています。SNSアカウントを運用することで、HPやブログなどの弱点である「時間がかかる」という点をカバーしてくれます。

また、SNSとHPやブログの相性がとても良く、SNSで集客しHPやブログへ顧客を流すことで、短時間で売り上げにつなげることも可能です。

SNSの運用のポイントは、メディア運営と同じで「自分のポジション」「顧客の属性」「役に立つ発信」が重要になってきます。これらを意識することで、他者と差別化できフォロワーの獲得に繋がります。

上記を意識しながら積極的にSNSアカウントで交流を増やすことで、あなたのファンや、将来の顧客を増やすことができます。

  • 短時間で自社メディアへ集客することができる
  • 「ポジション」「顧客の属性」「役に立つ発信」を意識する

公式LINE、メルマガの作成

公式LINEやメルマガの作成も有効な手段です。こちらはDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)と言われるものです。

公式LINEやメルマガの登録は、顧客にとってはひとつのハードルであり、このハードルを乗り越えて行動を起こすことは、信頼やファン化の指標とされています。

公式LINEやメルマガを購読してくれる顧客は、商品やサービスの営業に対して反応率がとても良いことが分かっています。

SNS、メディア運営と一緒に公式LINEの配信やメルマガ配信も行えば、より売り上げを伸ばすことも可能となります。また配信も一度内容を決めてしまえば、あとは登録した人に自動的に配信することができます。

公式LINEはフリープランであれば無料で出来ますし、メルマガの配信も数千円~数万円程度で可能です。

  • 売り上げに繋がりやすい
  • コストが低い
  • 半自動化できる

リスティング広告

リスティング広告とは、Google広告などに費用を払い、検索結果画面の上部に自社サイトを表示させる方法です。

この広告を利用すると、下記の図のように利用したサイトが【広告】とついて上位表示できます。

SEOと違い、すぐに上位表示出来るのがメリットとなります。また、広告を出す対象を地域や年齢などでも絞ることができるので、より自社に合った顧客にアピール出来ます

しかし、その分費用がかかったり、広告表示をやめてしまうと集客効果が無くなってしまうデメリットもあります。

SEO対策をしながらオウンドメディアを育て、採算がとれるようになればリスティング広告も合わせて利用していくのが良いでしょう。そうすることで、広告に頼らずとも自然に上位表示が出来るようになります。

  • 検索の上位表示させることができる
  • 利用開始すぐに効果がある
  • 費用がかかる
  • 広告を止めてしまうと、効果が無くなる

マーケティングを活用して、理想の生活を手に入れよう!

個人事業主であっても、マーケティングは必要不可欠な物です。経営資源の限られる個人事業主には、Webマーケティングがおすすめです。

Webマーケティングはかかる費用に対し、効果が高いのが特徴です。時間がかかるというデメリットもありますが、SNSや広告を上手に使用することで弱点をカバーすることが可能です。

Webマーケティングをうまく活用することで、あなたの事業の売り上げUPや、事業の拡大もできるようになります。

また、一度作ってしまえば、ほぼ自動化することもできるため、軌道に乗ってしまえば今よりもマーケティングに費やす時間を減らして、事業に集中出来たり私生活に使える時間が増えていきます

今回紹介した手法を実践し、理想的な生活を手に入れましょう。