英検合格と実用英語習得へと導くプロ宇佐美良太

英検合格と実用英語習得へと導くプロ

宇佐美良太

プロの通訳案内士が、ガイドの現場で培った経験を基に「使える」英語を指導

　「英語は、単語を覚えるだけでは思うように上達しません。お勧めしたいのは、英語で日記を書くこと。インプットも重要ですが、学習したことを実際の場面で応用する『アウトプット』も意識してほしいですね」

　こう語るのは、全国通訳案内士として活動する傍ら、2024年から京都市内で英語スクール「Merry English Academy」を開く宇佐美良太さん。

　実践的な英語を学べる場を提供したいと、英検® （実用英語技能検定）対策や実用英語習得講座のほか、英作文の添削指導を用意。「英検を取って志望校に受かりたい」「英語の先生になりたい」「語学力を付けて仕事につなげたい」など、10～50代の幅広い世代が通っています。

　全国通訳案内士は、訪日外国人に日本の文化や歴史などを外国語で紹介するプロの観光ガイド。難易度が高い国家試験「全国通訳案内士試験」に合格した人に与えられる資格です。
　宇佐美さんは2016年に取得した後も、ネーティブの講師から会話を習ったり、外国人が集まる所に出掛けて積極的にコミュニケーションを取ったり、自身のスキルアップにも力を入れます。

　「通訳ガイドの現場では、外国人になじみのあるネーティブの言い回しを使っているので、生きた英語を伝えられるのが当方の強み。授業では、ネーティブらしい表現ができるよう、単語の覚え方なども伝授しています」

　例えば「make a go of it（うまくいく）」のように、単語単体ではなく動詞と目的語、さらに前置詞を一緒に覚えることで実用度が高まり、熟語などへの理解度も上がると提言します。

ライティングの配点比重が高い英検では、新設された「要約問題」にも対応

　「聞く」「話す」「読む」「書く」の英語4技能のうち、アウトプットとして「書く」を重視する宇佐美さん。1コマ1時間の授業のうち、約3分の1をライティングに費やし、授業で学んだ文法や単語などを用いて作文することで、学習を定着させるのが狙いです。

　英検対策講座では、中学卒業程度の3級から高校中級レベルの準2級、高校卒業程度の2級、大学上級レベルの準1級まで対応。毎回、市販のテキストに掲載された予想問題を課題として出しています。

　「2024年、英検がリニューアルされ、ライティング試験では、従来の『意見論述』に加え、英文を指定された文字数でまとめる『要約問題』が実施されます。対策として、英検2級では、大学入学共通テストで出題された英語の長文問題を、準1級では、英字新聞を要約してもらいます。その内容を添削し、どのような単語や文法を使えば自然な表現になるのかを、具体的に示していきます」

　マンツーマンできめ細やかに指導するのも特長。受講生からは、「日々のライティングを通して英語力が向上した」「英語に対する苦手意識がなくなった」などの声が届くそう。

　「大学を卒業してから、英語を話す機会がほとんどなかったという40代の女性は、汎用されている慣用句などを覚え、ライティングで適切な使い方を落とし込み準2級に合格しました。勤務先の小学校で子どもたちに英語を教えたいと、2級を目指して今も熱心に通っています」

「実用英語習得講座」では、日常生活やビジネスでネーティブが使う表現を学習

　実用英語習得講座では、日常生活やビジネスなど、さまざまな場面で活用できる英会話力を磨いていきます。宇佐美さんのもとでは、ネーティブがよく使用しているにもかかわらず、日本人が使いこなせていない英熟語を集めたテキストを採用しています。

　「学校教育では習わない単語やフレーズを網羅するだけでなく、『have』『take』『make』などの動詞の使い方を分かりやすく説明しています。いかにこなれた表現を身に付けていくかが大事。英熟語をどんどん覚えて語彙を増やしていきましょう」

　ゆくゆくは通訳案内士の養成講座を開設し、観光スポットを巡り英語で案内する研修も構想。ブログを介して、日本の慣習や年中行事などを英語で解説するためのポイントも発信しています。

　「通訳案内士は、語学力はもちろん、日本の文化や歴史、習慣など幅広い教養が求められます。日本ブームで来日者が増え、外国の方から、いろいろなことを聞かれます。ご質問に対して的確に答えられるのはうれしいことですし、自分も知らなかった日本の魅力を再発見できる良さもあります」

　新しい知識や専門性を養い、仕事に生かすための「学び直し」に注目が集まる昨今。また国際化が進む今、英語で夢を実現したいと考える人たちを応援したいと言います。

　「私がガイドを通じて世界各国の人々と交流を深めたように、皆さんも英語を学ぶことで世界が広がるでしょう。基礎から丁寧にお教えしますので、一度体験授業にお越しください」

（取材年月：2024年6月）

ライティング重視のカリキュラムで、英検®合格と実用英語の習得を目指す英語スクール

プロの通訳案内士が、ガイドの現場で培った経験を基に「使える」英語を指導

ライティングの配点比重が高い英検では、新設された「要約問題」にも対応

「実用英語習得講座」では、日常生活やビジネスでネーティブが使う表現を学習

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