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健やかな心と体を育み、日常の小さな幸せをかなえる住まいづくりをお手伝い

顧客の理想の暮らしとこだわりを形にする空間設計のプロ

中井奨太

中井奨太 なかいしょうた
中井奨太 なかいしょうた

#chapter1

注文住宅の新築、リフォーム・リノベーションを設計から施工まで一貫

 「皆さまが思い描く暮らしをかなえるため、憧れも理想も受け止め、長く愛される住まいづくりをお手伝いします」と話すのは、「LIFEWORK」代表の中井奨太さん。香川県高松市を拠点に、注文住宅の新築、住宅や店舗のリフォーム・リノベーションを手掛けています。

 「マイホームを持つきっかけは、結婚やお子さんの誕生など、人生の節目が多いでしょう。ご家族の歴史を刻み、思い出を紡ぐ場所だからこそ、お客さまの夢やこだわりを丁寧にくみ取り、一緒に住まいの形を考えます」

 笑顔に満ちた空間を実現するため、設計から施工まで自社で一貫。希望があれば土地探しもサポートしています。

 朝、柔らかな光とともに目覚め、夕暮れどきには子どもたちに1日の出来事を聞きながら食事を準備し、家族みんなで食卓を囲んで団らん。夜は夫婦2人で音楽や映画を鑑賞するなど、家づくりは「日常の小さな幸せ」を想像することからスタート。中井さんは、「どんなにささいなことでも気軽に話してもらえる存在でありたい」と、顧客と細やかにコミュニケーションを重ねています。

 「家は雨風をしのぐだけの場ではなく、そこに暮らす人の心と体を育む『成育の場』と捉えています。庭で野菜を育てて収穫し、親子で料理をしたり、DIYでものづくりをしたり、いろんなことを体験する中で考える機会を持ち、対話を通じて言葉の重みを知り、相手との距離感を学ぶ。思考力や表現力、感受性や協調性、いきいきと活動する上で欠かせない健康な心身を培い、人が『生きる力』を育む環境を創出することが、私たちの役割だと自負しています」

#chapter2

「謙虚と感謝」を大切に、住まいのことを何でも相談してもらえる関係を構築

 中井さんは高校と大学で建築を学び、卒業後は設計事務所や建築会社で経験を積みます。30歳を迎えた頃から独立を意識するようになり、2019年12月「LIFEWORK」を設立しました。

 「もっとお客さまに寄り添い、二人三脚で家づくりをしたいという気持ちが強くなりました。与えられた仕事をこなすだけでなく、プランニングからアフターフォローまで末長くお付き合いすることで、一生に一度と言われる大きな買い物でご満足いただきたいと思っています」

 人と関わることが大好きだという中井さん。注文住宅が完成するまでには1年ほどかかり、顧客と試行錯誤を重ねる中で、家族のような間柄になることもあるそうです。

 「竣工時に赤ちゃんだった子が、1年後のメンテナンスで伺った際には、よちよち歩きをしていて、成長を一緒に見守れたような気がして感動しました。また『壁掛け時計を買い替えたいから、家に合うものを選んでほしい』とご連絡をいただいたときも、頼ってもらえたことがうれしくて。住まいのことを何でも相談してもらえる関係が築けたのかなと感じ入りました」

 社員の平均年齢は30歳(2025年時点)。若いチームをまとめる中井さんが大切にしているのは、「謙虚と感謝」。若い感性と柔軟な発想を生かしながら、真摯(しんし)に顧客の要望に向き合っています。

 「引き渡しの時に『ありがとう』と言っていただけるのが何よりの喜びです。数ある会社の中から当社を選んでくださったことに、心から感謝しています」

#chapter3

五感に響く要素を設計に落とし込み、「健康」に暮らせる空間を目指す

 住まいを「心と体を育む成育の場」と定義している中井さんが、家づくりにおいて最も重視しているのが「健康」。光や風、緑といった五感に響く要素をふんだんに取り入れ、心も体ものびやかに過ごせる空間を目指しています。

 「暮らす場所や環境で、心も体ももっと健やかになれると思うんです。例えば、夏の暑さ、冬の寒さで体に負担をかけないように、室温や湿度といった温熱環境を整えたり、家族の気配を感じながら自然と会話が生まれるような間取りにしたり。機能性と併せて、感情や感性を養う情操性も考慮しています」

 四季折々の景色や風情を取り込む「借景」、子どもや高齢者に配慮した「事故リスクの軽減」、不便やストレスなく生活し、家族がおのずと交わる「動線の最適化」、居心地がよくリラックスできる「明るさ・暗さ」、集中と安心のバランスが取れた「広さ・狭さ」など。多角的な視点で住まいのあり方を見つめ直し、ひとつひとつ設計に落とし込んでいます。

 コロナ禍を経た今、中井さんは家に対する考え方が変化していると実感。家族との時間を大事にしたい、快適に在宅ワークをしたい、趣味に集中できる場所がほしいなど多様なニーズが生まれ、住まいに「豊かさ」を求める人が増えてきたと言います。

 「家は建てて終わりではありません。子どもが巣立ち、自分の時間を楽しみたいなど、ライフステージとともに形を変えるもの。将来にわたり心地よく過ごせるよう、皆さまの暮らしに伴走していきたいですね」

(取材年月:2025年7月)

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中井奨太

顧客の理想の暮らしとこだわりを形にする空間設計のプロ

中井奨太プロ

建築業

株式会社LIFEWORK

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