PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

賃貸だけが不動産会社ではない。アップランドエステートが切り拓く新しい道。

賃貸から販売まで幅広い悩みに応える不動産のプロ

髙島満

不動産のフィールドの幅広さ・会社としてのこれからを語る髙島さん
アップランドエステートが手掛ける住宅の建築イメージ

#chapter1

マンション販売会社の営業マンが、不動産会社の社長に転身。

 アップランドエステートという名前になったのは、今から10年前のこと。それまでは大木戸不動産という名前で営業していたそうです。前社名から数えれば、創業41年目という老舗ですが、ここに至るまでには、人の縁でつながった「物語」がありました。三代目の社長である髙島満さんは、元々はライオンズマンションを販売する大京の営業マン。マンションを買ったお客様から、そのマンションを貸したいという相談を受け、賃貸を専門としている大木戸不動産に出入りするようになったそうです。
「マンションを買ってくれるお客様というのは、実需はもちろん、岩手県出身で、今は県外に住んでいる方が購入する場合もあり、地域は岩手県内にとどまらず、北海道・東北・関東・関西と広範囲にわたります。例えば、投資目的で、鹿児島の人が盛岡の物件を購入することというのもよくある話。そのオーナーから、マンションを貸したいと相談を受けたのですが、私は『販売』がメインで『賃貸』は専門外。そういう関係で賃貸の部分をお願いしていたのが大木戸不動産だったんです」。

 その後、髙島さんは家庭の事情でマンション会社を退職し、盛岡で自分の会社を立ち上げますが、そこに大木戸不動産の二代目夫婦から、会社を継いでもらえないかと持ち掛けられます。
ご夫婦ともに身体が弱かったこともあり、社業を続けるのが難しい。そこで白羽の矢が立ったのが、昔からよく知る髙島さんでした。
 「実は自分の会社を立ち上げたばかりだったんです。それでも恩のある方々だったから、こっちを優先しました。できるかなという不安もあったけれど、まあ、そこは気持ちで乗り切るしかないなと」

 専門外の領域だったが、思い切って、新しい業種で挑戦することを選んだ髙島さん。不慣れなことも多かったが、その自分を救ったのは、マンション会社時代に培った経験だったそうです。そして、平成20年には、社名変更に至ります。「アップランドエステート」の「アップ」は「高い」、「ランド」は「島」。髙島社長の苗字を英語にした、遊び心ある社名となりました。

#chapter2

最後は人と人の信頼関係。AIにはできないのが不動産という仕事。

 マンション会社で働いていた時代は、バブル景気のど真ん中。朝から夜まで電話をかけ、そして、全国を飛び回っていたという高島さん。現役営業マンの時から通算20,000枚を超える名刺が、自分自身を鍛えてくれたと振り返ります。
「やはり人と人。AI(人口知能)の時代で、いろいろな仕事がこれからなくなるなんて言うけれど、この仕事はなくならないだろうなと思います。たくさんの人に会って、その人に合わせた対応を学んできました。高い買い物ですから、信頼できる人でないと買ってもらえないし、任せてもらえない」。
 
 人と人の信頼で、仕事は成り立つ。その本質は、常にお客様の視点で物事を考えることだと高島社長は言います。
「不動産という仕事は基本的に現在は『待ち』の仕事。ドアからお客様が入って来ないと何も始まらない。そして、ドアを開けてくれた方は、何かしら興味を持って来られる。だから、こちらが構えてはダメなんです」。

 不動産会社を訪れるお客様の事情は様々。部屋や駐車場の賃貸から始まって、売りたい方もいらっしゃる。だからこそ、どんなことにもお客様の話に耳を傾け、そして、最適な答えを出す努力をしなければならないというのが高島さんの信念。
「もし仮にお客様の要望にうちだけでは答えられないと思ったら、外部のブレーンに相談すればいい。長く営業しているので、うちはネットワークも幅広いんです」。

 目配り、気配り、そういうことを心がけることで、視野が開け、そして、お客様の事情を親身になって考えられる。そこがアップランドエステートのいちばんの強みと言っていいかもしれません。

日々の不動産業務の功績が讃えられ、平成29年に表彰を受けた

#chapter3

建て売り住宅の販売も手掛ける新しいスタイルの不動産会社。

 アップランドエステートのもう一つの顔。それは新築建売住宅の販売というものです。その始まりは、盛岡市のせいほくタウンを造成している会社からの相談だったそうです。
「元々、土地販売だけではなかなか利益が上がらないと考えた結果、建て売り住宅販売に乗り出すことにしたらしいのです。ただ、その会社は技術はあるんですが、販売のノウハウがない。それでアップランドエステートでせいほくタウンの営業もすることになりました」

 元々、マンション販売をしていた高島さんにとっては、戸建て住宅に代わったものの、そこは慣れ親しんだ仕事。そして、販売営業だけでなく、より幅広い仕事を手掛けるようになっていきます。
「当時のせいほくタウンはポツンポツンと家が建っていましたが、まだまだ開発途中の段階。人にも知られていないし、これはなかなか大変だなと思いました」。

 髙島さんは、そこから、販売営業だけでなく、家のプランニング、広報なども手掛けるようになっていきました。
「自分なりの経験から、こういう家を建てれば売れるというものはありました。不動産の仕事をやっている中で、さらにお客様のニーズがわかるようになった。すべての経験が仕事に活きていると思います。現在は弊社が売主となって、滝沢市せいほくタウン以外にも、盛岡市月が丘、盛岡市北部に新築建売住宅を計画中です。今後も好物件の土地を探し、新築建売住宅を作り続けていきます」。

 不動産会社というのは賃貸物件の紹介というイメージがありますが、アップランドエステートの仕事のフィールドは私たちが考える以上のもの。不動産を売りたい、そして、家を建てたい。様々な希望に応えられる、新しい形の不動産会社と言えそうです。どんな相談事も気軽に受けてくれるので、ぜひご相談してみてはいかがでしょう。髙島さんが前のめりになって、あなたの話に耳を傾けてくれはずです。

(取材年月:2018年7月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

髙島満

賃貸から販売まで幅広い悩みに応える不動産のプロ

髙島満プロ

不動産の賃貸・売買

有限会社アップランドエステート

新築住宅仲介・中古戸建・マンション、土地の売買、不動産の賃貸、管理、リフォームを手掛ける。平成26年からは売主として、新築建売住宅も手掛けている。お客様からの信用、信頼を受けながら日々邁進しています。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ岩手に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、またはIBC岩手放送が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO