PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

「夢」を追う起業家や個人事業主、中小企業を各種印刷物のデザインでサポート

チラシから看板まで扱う印刷物デザインのプロ

米村範子

米村範子 よねむらのりこ

#chapter1

名刺やショップカード、チラシ、パネル、看板までトータルコーディネート

 事業や自分の店を知ってもらう名刺やショップカード、リーフレットから、集客・販売促進のためのPOP、ノベルティグッズ、パネルや看板まで、各種印刷物をデザインするのは、神戸市に事務所を構える「Dreamiest Design(ドリーミスト・デザイン)」の代表、米村範子さん。

 グラフィックデザイナーとして活動し、オンラインを通じて、北海道から九州まで全国に対応しています。
 「紙媒体から大型のサインまで、統一感のあるデザインでトータルにコーディネートが可能です。看板は、近隣の場合、信頼できる協力会社を通じて施工もいたします」

 主なクライアントは中小企業や個人事業主で、「主に30代〜60代の女性に人気の各種ハンドメイドの教室で講師業をされていらっしゃる方やコンサルタント業の方が多いですね」と米村さん。やさしい色合いと柔らかなタッチは、女性起業家を中心に好評だと言います。

 「当方のホームページの雰囲気を気に入ってご依頼いただくことも多く、個人事業主のお客さまはほとんどが女性です」

 制作にあたっては、クライアントが大切にしている思いや、PRしたいことが伝わる方法を多面的に考えます。
 「例えばチラシなら、キャッチコピーや文章を作ることも。デザイン案を提示する際にはお客さまが成果物をイメージしやすいよう、ラフ案ではなく最初から完成品に近いものを数点作り、納得がいくまで修正にも応じます」

 女性向けのソフトなイメージにとどまらず、神戸商工会議所や神戸市産業振興財団の広報物、兵庫県内に本社を置く大手通信販売会社の商品説明書や、大学のフライヤーなども手掛けます。

#chapter2

さまざまな業種の広告物を手掛け、「販促物制作の相談役」として応援

 米村さんは美術短大を卒業後、印刷会社に入社。官公庁のパンフレットや学校の文集の文字組みからキャリアをスタートしました。

 「ショッピングモールに出店するテナント、大手化粧品メーカーや子ども服チェーン、不動産会社など、さまざまな業種で広告物を3000件以上制作してきました。サイン・ディスプレイの会社にも勤め、百貨店のイベント用パネルや店頭の掲示物など大型の印刷物に携わりました。小さな紙モノのデザインとは違ったノウハウが身につき、今の業務に生きています」

 25年近く実績を積み、2020年に独立。クライアントと向き合う中では、「ビジネスを始めるに際し販促物が必要だけど、何から手をつけていいのか分からない」という人も。米村さんは個人事業主として開業した経験も生かし、「『相談役』という立場で応援したい」と語ります。

 「『商品やサービス、自社の魅力を発信するには何が効果的か』といった悩みを抱える事業者さまは少なくありません。『手探りの状態で依頼していいのだろうか』という方もいらっしゃいますが、当方は気軽に相談できる存在でありたいので遠慮はいりません」
 
 強みやコンセプトを形にするため、クライアントの話にしっかりと耳を傾けることにも力を注ぎます。
 「事業に対する思いや日々のご苦労なども含め、丁寧なヒアリングを心掛けています。デザインは事業を成功に導く一つの手段。お客さまらしいブランディングアイテムで、一緒に夢の実現を目指します」

#chapter3

デザインアプリ「Canva」やハンドクラフトブランドのレッスンも用意

 クライアントと伴走する中、過去には感謝の言葉をもらったこともあるそう。

 「ある介護士の方から、マニュアル冊子を制作してほしいとオーダーがありました。施設の利用者さんに向けてレクリエーションを開催されており、ノウハウを経験の浅い介護士たちに指導する際に使用されるとのことでした。手書きの原稿をもとにテキストをレイアウトし、楽しげな雰囲気に仕上げたところ『遺書代わりに残してもいいくらい私の思いを表現してもらった』と感激され、大変うれしかったですね」と笑顔を見せます。

 実務を通じて培った知見をもとに、個人事業主のための新たなサービスも用意。チラシやポスター、ブログのバナーなどを自分で作れるよう、無料デザインアプリ「Canva(キャンバ)」の使い方を学べる講座を開いています。

 また、神戸市産業振興財団の「専門家派遣事業」にデザイン経営支援のプロとして登録。中小企業の困りごとをサポートしています。

 多忙な毎日を送る米村さんの息抜きは手芸。地元神戸発のハンドクラフトブランド「カフェミナージュ」の認定講師として、レッスンを展開しています。
 「趣味で始めたのですが、ものづくりの楽しさを伝えたくて。お好みの生地を小物ケースやボックスに貼って装飾を施すことができます」

 柔軟な感性で、創作に取り組む米村さん。「私自身、『デザイナーになりたい』と憧れた中学生の頃の情熱が今も原動力です。同じように一生懸命に『夢』を追っている方を、デザインの力でサポートしたいですね」と力を込めます。

(取材年月:2024年5月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

米村範子

チラシから看板まで扱う印刷物デザインのプロ

米村範子プロ

グラフィックデザイナー

Dreamiest Design(ドリーミストデザイン)

チラシや名刺、看板まで各種印刷物をデザイン。大手通販会社の商品説明書や公的機関の広報物も手掛ける確かなスキルと柔らかなデザインが強みで女性事業家を中心に好評。「デザインの相談役」として親身に対応。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO