髪に合わせたスタイリングで理想のヘアスタイルをかなえるプロ梶本徹也

髪に合わせたスタイリングで理想のヘアスタイルをかなえるプロ

梶本徹也

ストレートパーマ・髪質改善トリートメントで、くせ毛やダメージにアプローチ

　「お客さまが“なりたい自分”をかなえることで、毎日をいきいきと過ごすお手伝いがしたいですね」と語るのは、広島市内に2店舗のヘアサロンを展開する「プレンデレ」のオーナー・梶本徹也さん。
　「くせ毛で扱いにくい」「全体がパサついてまとまりにくい」「加齢によりハリやコシがなくなった」「白髪が気になる」といった声に応えています。

　「弊社には、ヘアコンテストの優勝者やファイナリストが在籍しています。実績をもつスタッフが、お客さまの雰囲気や好みに合わせて、立体的でボリューム感を出したショート、動きがあるレイヤーボブ、ふんわり軽やかなロングなど自在にデザインを描きます。カラーについても透明感や奥行きのある色味を施します」

　梶本さんのもとでは、縮毛を伸ばすストレートパーマや、髪のツヤを取り戻したり、少しクセをゆるめて手入れを楽にしたりする髪質改善トリートメントにも力を入れています。

　「いずれも、髪の質や状態などに合わせて素材を選んでいます。根元から毛先まですべて同じものを塗布するのではなく、部分的に使い分けることでサラサラと滑らかに、潤いをもたらします」

　各種メニューを提供するにあたり、カウンセリングを細やかに行うのも特長だと言います。
　「希望の髪型や髪の悩みに加え、初回はパーマやブリーチなどの履歴も伺います。ダメージの度合いや原因に即したケアの方法、骨格と髪や肌の質感、生え方、ライフスタイルも考慮してヘアスタイルをご提案します。技術保証も用意し、来店から10日以内であれば無償でお直しいたします」

「夢をつかみたい」「努力が還元される環境をつくりたい」という思いから独立

　高校卒業後に美容師の世界に入り、技能を養ってきた梶本さん。29歳のとき、念願だった自身のサロンを立ち上げました。
　「『プレンデレ』という名前は、イタリア語で『つかむ』という意味があります。18歳でキャリアをスタートさせた時点から自分の店を持つことが目標だったので、夢をつかみたいという思いで付けました」

　また自身の頑張りや努力が、給料などにしっかり還元される環境をつくりたいと思ったことも、独立のきっかけになったそうです。
　「テクニックを磨くことで指名をいただくことができますから、他店で勤務していたときは1日に10人以上も担当することがありました。技能を生かし、さらに夢を持てる会社を自分でつくりたいと決心を固めました」

　開業に際しては、費用を抑えるために店の内装を自分自身で手掛けたこともあったとか。
　「オープニングの頃に採用したメンバーは、ほとんどが業界未経験者でした。そのため彼らが一人前になるよう、日々の練習には特に力を入れました。レッスンはしばしば日付をまたぐほどに及び、スタッフ一人一人の成長を見守りながら、私自身も多くを学び、指導にも熱が入りました」と、当時を振り返ります。

　経営者としても研鑽（けんさん）を積み「今は夢を持てる環境づくりができつつある」としながらも、もっと良くなれるはずと力を込めます。

「顧客ファースト」で知識やスキルの習得に努め、美容師の活躍も後押し

　梶本さんは過去の反省に学び、現在は給与をはじめ、休日・休暇、研修、レクリエーションなど福利厚生を充実させました。
　「コロナ禍前は、社員旅行でみんなをハワイへ連れて行くこともできました。スタッフの貢献に報いることで、モチベーションアップにつなげていきたいと思います」

　スタッフの満足度を高めることで「顧客ファースト」の理念も浸透し、リピート率は90％を超えるほどに。顧客の理想を実現するため、髪に合う素材を見極める見識や、適切なスタイリングのためのスキル習得にも余念がありません。

　「弊社は100種類以上のカラー・トリートメント剤をそろえ、同じ効果をうたっている場合は成分にまで目を通し、質の高いものを選んでいます。髪を労わりながらも発色に優れたり、直毛が持続したりと進化していますので随時取り入れています」

　健やかな髪を育てることを目的に、今後は生活習慣についてアドバイスすることも視野に入れます。
　「良質な睡眠をとり、規則正しい生活を送ることが大切です。栄養面も踏まえ、体調管理までサポートしていきたいですね。新しい取り組みにより年齢を重ねてもできる業務が増えるので、スタッフが長く働ける環境づくりにもなると考えています」

　スタイリングだけでなく、体調面にも配慮するサービスを通して美容師の地位を向上することも、梶本さんが目指すところです。
　「志を持つ皆さんが活躍できる場を広げ、さまざまな場面でやりがいを感じてもらえるよう体制を整えることが、私の役割だと心得ています」

（取材年月：2024年7月）

一人一人の髪に合ったケアやスタイリングを見極め、「なりたいヘアスタイル」をかなえる

ストレートパーマ・髪質改善トリートメントで、くせ毛やダメージにアプローチ

「夢をつかみたい」「努力が還元される環境をつくりたい」という思いから独立

「顧客ファースト」で知識やスキルの習得に努め、美容師の活躍も後押し

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