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マンション、戸建て、ビルなど、さまざまな不動産を買い取り お客さまの要望に応える

多様な売却ニーズに応える不動産買い取りのプロ

辻村修

辻村修 つじむらおさむ
辻村修 つじむらおさむ

#chapter1

区分マンションは3日程度で買い取り価格を提示し、算定根拠もしっかり説明

 「『 親から相続した実家を誰かに使ってほしい』、『離婚に際し自宅を現金化したい』、『住宅ローンの返済が厳しいので清算したい』など、家族関係や経済状況の変化により不動産の売却を検討する方のお力になります」

 そう語るのは、不動産の買い取り専門業者「アランビック」の辻村修さん。広島市、福岡市、松江市(島根県)の3拠点で事業を展開しています。

 「マンションや戸建てであればリノベーションを施し、間取りや設備を整えてから再販売します。お住まいを処分したい人、手に入れたい人の願いをかなえ、双方から感謝されるのが、この仕事の醍醐味ですね」

 土地は宅地として分譲したり住宅を建設して建て売りしたり、テナントビルや賃貸マンションは、建物点検を行った上で自社で保有し、運用。不動産の種類によって利活用の方法はさまざまだと言います。

 「『できるだけ早く売りたい』『誰にも知られず速やかに進めたい』といったお客さまが多いことから、区分マンションは3日程度、土地や一軒家、賃貸物件などは1週間程度で買い取り価格を提示します。類似の売買事例や価格の算定根拠についてもしっかり説明し、ご納得いただけるよう心掛けています」

 辻村さんは詳細なヒアリングを通じて、依頼者一人一人に合った選択肢を用意。不動産の状態が良い場合は売却だけでなく、第三者に貸し出し、家賃収入を得る方法を提案することもあるそうです。
 「大事な財産をお任せいただくにあたり、自社の売買にこだわりません。どうすればお客さまの利益につながるかを第一に考え、親身にアドバイスいたします」

#chapter2

新築分譲マンションの販売から、人口減少社会を見据えて中古物件の買い取りに転換

 辻村さんは、大学時代にいろいろなアルバイトを経験したことが不動産業界に入るきっかけになったと話します。

 「中でも印象深いのは、学習教材のアルバイトです。最初は生徒の質問に電話で回答する担当でしたが、社員から『営業もやってみないか』と言われて挑戦したところ、たくさんの契約が取れました。契約したお客さまから『子どもが楽しく勉強している』という感謝の言葉をいただいたことがモチベーションになりました。お客さまの満足度は価格に比例すると思い、人生最大の買い物である住宅なら感謝や満足度も大きいはずと考え、不動産業を志しました」

 大学卒業後、国内大手のマンションデベロッパーに入社し10年間勤務。独立していた会社の先輩から「大規模なプロジェクトを進めている。一緒にやらないか」と声を掛けられ、転職します。

 「先輩の会社が手掛けていた企画は、広島市中心部にそびえ立つ『アーバンビューグランドタワー』でした。地上43階建て、商業店舗、オフィスに加え、分譲マンションとして295戸が入居する中四国エリア屈指の複合ビル。私は主に販売の業務に従事しました」

 その後、会社の再編があり、同タワー内事業を行うアランビックに移籍し、不動産部門を任せられるようになります。

 「当初は注文住宅・建て売りを行う部門を引き継ぎましたが、人口減少社会を迎える中、家を新しくつくるだけの時代ではないと視点を変え、中古の買い取り事業にかじを切りました。中でも、オーナーチェンジマンションの買い取りには力をいれております」

辻村修 つじむらおさむ

#chapter3

相続案件などは士業と連携し、残置物がある不動産の買い取りにも対応

 不動産買い取り、賃貸事業で実績を築き、他の不動産業者や金融機関から頼りにされることも多い辻村さん。状況によっては、税理士や司法書士、弁護士と連携して課題解決を目指します。

 「相続人が複数いるビルの案件では、個々に意見が違うため管理もままならない状態でした。全員の同意がないと売れないため、丁寧に個別対応した結果、信頼をいただき、最終的には当社が購入させていただくことになりました」

 近年増えているのは、建物内に多くの荷物や生活用品が残った状態での売却相談です。
 「当社は現状のままお引き受けすることで、お客さまの負担を和らげています。あらかじめ全て処分するよう指示を受けた際も、残置物の中に貴金属や形見の品などがあればお知らせしますし、仏壇がある場合は相談の上、閉眼供養を承ることもあります」

 依頼者からは「肩の荷が下りた」との声が寄せられているとか。
 「独身の高齢女性が持ち家から離れる際は、要望に応じて思い出の品を探し、解体作業中にご両親の写真を発見して喜ばれました」

 辻村さんは契約事項に関する知識を備えた宅地建物取引士に加え、高度な専門性と豊富な経験を有している人に与えられる不動産コンサルティングマスターの資格を取得。身に付けた知識で個々の事情に寄り添います。

 「『買えない不動産はない』が私たちのモットー。お客さまの思い入れのある土地・建物を、次の人にバトンタッチしていきたいですね」

(取材年月:2024年9月)

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辻村修プロ

不動産業

株式会社アランビック

「買えない不動産はない」をモットーに、さまざまな物件の買い取りに挑戦。迅速に買い取り価格を提示し、短期間で売却したい顧客のニーズに対応します。丁寧なヒアリングで一人一人に合った売却の仕方をアドバイス。

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