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金融商品は売らず、中立的な立場でお客さまに本当に必要なアドバイスを実施

中立的な立場でお金の悩みを支援するファイナンシャルプランナー

伊藤孝志

中立的な立場でお金の悩みを支援するファイナンシャルプランナー 伊藤孝志さん
ライフプラン表

#chapter1

問題を先送りせず、将来必要な資金を可視化することが大切

 ファイナンシャルプランナーとして、お金に関するさまざまな相談に応じている、株式会社ティ・アイ・コミュニティの伊藤孝志さん。カーディーラーでの営業を経て大手建設会社に転職、1000件以上の資産コンサルティングを経験したのちに独立しました。

 伊藤さんの元へ寄せられる相談のなかでも、とくに多いものが生活設計相談です。生活設計では、収入と支出のバランスを確認することからスタートします。

「入ってくるお金と出て行くお金のバランスが崩れると、将来必要なお金の準備ができなくなってしまいます。まとまったお金が必要な時期に困らないためには、問題を先送りせずにしっかり準備することが大切です」

 具体的には、家計簿をチェックして無駄な支出がないかを確認したり、将来のライフイベントや、そのときに必要なお金を可視化する「ライフプラン表」を作成したりすることで、将来必要なお金を明確にしていきます。

「教育資金は、とくに大きなお金のかかる部分なので、早い段階から準備が必要です。また、今後は年金の支給年齢が先送りされる可能性が高く、老後の備えがこれまで以上に重要になります。そのため、教育資金の準備と並行して、ご自身の老後の生活設計も早めに行うことが必要です」

#chapter2

資産運用をする場合にも、現金の備えは必要

 将来必要な資金を貯めるための手段のひとつが資産運用です。とはいえ、「勧誘されるがままに安易に投資をするのは危険」だと伊藤さんは言います。

「最近は、資産運用をすれば簡単に儲かるかのような広告も増えていますが、NISAやiDeCoなども、長期で運用すれば必ずプラスになるというわけではありません。 たとえば、まとまったお金を用意しなければならない時期に、運用している資金が値下がりしていて、それでもその資金を使わざるを得ない……となれば、損をすることになってしまいます。
 そのため、市場環境が変動することを想定して、ある程度は現金の備えを確保しておくといった対策も必要になります」

 住宅ローンの場合、頭金を確保できるかどうかに加えて、本当に返済を続けられるのかについても、しっかり検討していくことが重要だと伊藤さんは強調します。

「将来、給料が下がるなどの事態が発生する可能性も考慮して、ゆとりのある返済プランを立てることが大切です。家を持てば固定資産税や修繕費といった費用も発生するので、ローンだけでなく、そういった支出を総合的に考えることが必要です」

 また、親世代から農地や実家の建物を引き継いだ方からの、不動産活用について相談を受けることもあるとのこと。

「家の場合は所有しているだけで固定資産税がかかりますし、建物が古くなっていれば倒壊などの危険もあるので、そのままにせず、適切なかたちで活用することをおすすめしています。
 具体的には、状態のよい家であればリフォームして人に貸したり、建物が古くなっていれば取り壊してアパートに建て替えたり、駐車場やレンタル倉庫として活用するなどの選択肢があります。どれを選ぶのがよいかは立地などの条件によって違ってくるので、それぞれの方に適した方法をご提案します」

伊藤孝志さんセミナー風景

#chapter3

保険や金融商品は売らず、中立的な立場で相談に応じる

 相談内容によっては、税理士や司法書士、行政書士といった専門家とお客さまをつなぐ役目を担うこともあるそうです。

「ファイナンシャルプランナーは、税金の申告のような専門的な作業ができない一方で、お金に関する幅広い分野の知識を持っています。そのため、お客さまの話を聞き、それぞれに適した専門家へつなぐことが可能です。『専門家は敷居が高く感じて頼みにくい』という声をよく聞くので、その橋渡しをすることも私の役目だと思っています」

 伊藤さんがファイナンシャルプランナーとしてお客さまの相談に応じるうえでポリシーとしているのが、「保険や金融商品を売らないこと」だそうです。

「金融商品を売ることが、必ずしもその人のためになるとは限りません。本当にその人のことを考えれば、売らないほうがいいケースもたくさんあります。しかし、商品を売ることに頼ってしまうと、どうしても強引な営業をせざるを得なくなってしまいます。
それよりも、中立的な立場で、その金融商品がお客さまにとって本当に必要なのかを判断する仕事がしたいと思っています」

 また、ライフプランをはじめ、お金に関するセミナーも積極的に実施。
「お客さまの役に立って喜ばれることが、私自身の喜びにもなっています。『相談してよかった』と言っていただけることが、仕事のやりがいを感じる瞬間ですね」

(取材年月:2019年8月)

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伊藤孝志

中立的な立場でお金の悩みを支援するファイナンシャルプランナー

伊藤孝志プロ

ファイナンシャルプランナー

株式会社ティ・アイ・コミュニティ

金融商品や保険の販売はせず、中立的な立場からお客さまに本当に必要な金融商品を判断し、それぞれの状況に適したお金の貯め方を提案。将来必要になるお金について、総合的に考えたアドバイスを行う。

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